10月23日


日曜日の公園で一人遊びをするパンダ





 やれやれ、せっかく描写の良いレンズを使ってるのに、ありふれた公園なんて撮るなよ、とクレームをつける人がいるでしょうけど、勝手だろうナニを写そうと、いいんだよ好きなものを撮れば、とパンダが言ってました。

 どんなカメラやレンズを使おうと、なにを写そうと、写真は自由勝手です。

 高価だったり高性能なカメラやレンズを使ってるから、うまく写さないといけないとか、写すことを自己制限する、なんて本末転倒です。
 カメラやレンズの「優劣」で写すものが変わったり、写すときの気持ちや態度が変化するというのはおかしな話じゃないですか。
  
 どんなカメラやレンズを使おうと、見うしなっちゃいけないのは写そうとする自分自身だよ、とパンダがまた言ってました。


シグマ・14~24mmF2.8 DG DN Art + ソニー・α7R IV

 話変わって14~24mmズームについて。
 シグマはシグマ初のフルサイズ判ミラーレスカメラ用のレンズをこのズームを含めて3本同時発売しました。それぞれのレンズに「統一性」がない、というのが新レンズの秘められた特徴です。

 たとえば3本のレンズには、絞りリングのないもの(12~24mm)、絞りリングはあるがデクリック機能がないもの(45mm)、デクリック機能があって絞りが"ほぼ"無段階で音もさせずにセットできるもの(35mm)、この3種類があって1本1本仕様が違う、ってのがいやはやなんとも。

 45mmレンズにはデクリック機能を搭載すべきでだったし、14~24mmズームには苦労を厭わずに絞りリングを搭載してデクリック機能を付けるべきだったでしょうね。
 後日にまた話をしますが、35mmF1.2レンズで絞りのクリックOFFにして撮影してましたが、これがじつによかったんですよ。

 レンズのサイズの問題があって絞りリングの機能(機構)は見送りました、とシグマは言ってたけど、でもシグマはいままでにさんざん大きい重いレンズを作って出してきたのに、いまさらレンズのサイズのせいにするなんて、そりやぁおかしいぞ。




 右が一眼レフ用の14~24mmF2.8 DG HSM Art、左がミラーレス用の新型14~24mmF2.8 DG DN Artです。
 スリムになり(径で約10mm)軽くなって(約350グラム)、描写性能は飛躍的に良くなってます。




2019.10.23 | | Comments(0) | Trackback(0) | -

10月22日


こんなにも良く写る超広角ズームは未体験




シグマ・14~24mmF2.8 DG DN Art + ソニー・α7R IV

 今日は余計な前ふりはやめて、いきなり本題です。SIGMA 14~24mmF2.8ズームレンズの描写性能について。

 自慢話じゃないので気にしないでほしいが、ぼくはフィルムカメラ時代からいままで撮影に使ったレンズはカルく数百本になります。ズームレンズあり単焦点レンズあり特殊レンズありですが、そうしたレンズのなかでも、こんなにも良く写るズームレンズは経験がありません。おどろきの初体験です。撮って、見て、びっくり絶句だった。

 星景写真を撮るのには最適、いいや、ベストワンのレンズかもしれませんね。

 ぼくはスノッブな人間なのでロマンチックな星景写真を撮ることはほとんどないですが、星景撮影用のレンズになにを求められているかぐらいは知っています。なかでも、点が点に正しく正確に写ることは星景写真では重要なことです。

 画面の周辺部まで、いや四隅の端っこまで、F2.8の開放絞り値で、ばっちり文句なしの描写をします。像が流れない、きっちり解像しています。それも14mm広角端でです。絞っても描写性能ほとん変化しません。色収差もほとんどない。

 14mm側の描写が凄すぎるので、それに比べれば24mm側の描写がやや物足りなく感じるかもしれないが、その物足りない感の描写も他のレンズのそれに比べれば充分すぎる描写です。
 余計なお世話でしょうけど、星景撮影をする描写ウルサ型の人は、まずこの14~24mmズームを入手して、ついでにフルサイズ判ミラーレスカメラを買う、というのがおすすめパターンです。

 「おいおい、褒めすぎだぞ」とイヤな顔する方がいるでしょうけど、なんのなんの、これでもまだ褒めたりないぐらいです。それくらい良く写る超広角ズームレンズです、とくに14mm超広角側は。

 疑うなら上の写真をクリックして大きめの写真の、その周辺部の写り具合を見てくださいよ。



2019.10.22 | | Comments(0) | Trackback(0) | -

10月21日


カタチであそぶ





 白黒写真のように見えるでしょうが ━━ それを狙って撮ったのだけど ━━ フルカラーの写真です。

 白と黒とグレーだけのモノトーンのシーンこそ、カラーで撮るべきだ、というのがぼくの考えです。白と黒の世界に潜む"小さく薄く淡い色"が写っていてこそ、いまの時代の白黒写真として生きてくる、と思う。


ソニー・α7R IV + シグマ・45mmF2.8 DG DN Contemporary

 同時発売された3本のフルサイズ判ミラーレスカメラ用レンズのなかではこの45mmの描写テイストがやや違う。描写もそうだが外観デザインもそうです。
 レンズを手にして、そして撮ってみれば「SIGMA fp」のため専用の"最適組み合わせレンズ"として企画、デザイン、開発されたことがわかる。

 ぼくの思い込みもあるだろうが、45mmレンズをfp以外の、たとえばα7R IV に取り付けて使うと、どこかしら"よそよそしい"感じがしないでもない。

 先日、あらためてSIGMA fpと45mmの組み合わせを手にしてみると、外観も手にした感じも操作感も誂えたようにしっくりとします。

 実際にシグマはかなり意識して"特別設計"したに違いない。だからその反動だろう、SIGMA fp以外のカメラに取り付けると ━━ いまのところα7R IV しか試してないが ━━ まるで着物の上にブルゾンを羽織ってるような感じもしないでもない。

 もうひとつ、描写特性が従来のシグマレンズとはかなり違っていて、白鳥の群れの中に一羽の黒鳥が混じり込んでいるような、あるいは、クセの強い我がままっ子といった印象も受けました。

 というわけで、やや強引な提案ですがおもに静止画撮影をするのであれば、45mmF2.8レンズはSIGMA fp完全専用にして「半固定レンズ交換式一体型カメラ」として使うことをおすすめしたいです ━━ 次のSIGMA Limited レンズが出てくるまでは。




 標準系レンズなのにF2.8と"やや暗め"のレンズです。「大口径F値番長」のシグマとしてはこれはちょっと珍しい。

 MFでのフォーカスリングを回したときの感触がねっとりして手応え感もあっていいです。
 絞りリングの操作感もいい。くっきりとした明確なクリック感が指先に伝わってきます。コッツン、と自信に満ちた金属音がするのもいいですね。

 ここで逆のことを言うようですが、惜しむらくは、同時発表した35mmF1.2 DG DN Artの絞りリングのようにデクリック(クリック感をOFFにする)機能がないことでした。なぜ搭載しなかったのか、ソコが不思議。




2019.10.21 | | Comments(0) | Trackback(0) | -

10月20日


19号台風に耐えて一夜を明かした秋の蜘蛛




 前夜の台風のせいでまだ風が強く蜘蛛の巣が大きく前後に揺れる。ピントの合った写真がとても撮りにくい。
 中央1点のAFで撮影(ぼくはいつも中央1点の固定、AFポイントを移動するのはキライ)だと、このようなシーンで被写体を中央からずらす構図を選ぶとAFロックを素早くしないといけない。
 ところがSONYのカメラの傾向か、シャッターボタンの半押しAFロックが少しやりづらい。

 そこでMFに切り替えて、カメラを構えたカラダ全体を前後にスイングしながらピントを合わせて撮影したのがこれです。

 蜘蛛を画面真ん中にして撮るのはいかにもの日の丸構図になってしまう(日の丸構図が悪いという意味ではないです、そのことについてはいずれゆっくりと話をしたい)。蜘蛛を少し画面の右に寄せました。


シグマ・45mmF2.8 DG DN Contemporary + ソニー・α7R IV

 撮影距離は45mmの最短撮影距離(24センチ)付近。至近距離なのでF4に一段絞っています。

 開放絞りのF2.8からF4あたりまでは柔らかなぼけ味のせいか全体の描写がふんわりしてます。シグマレンズ特有の線の太い高コントラストの雰囲気とはまるで違う。
 しかし、F4.5を過ぎるあたりから様相が一変してシャープでカリッとしたシグマレンズらしい描写になります。
 レンズの外観仕上げも操作感もいいですね。

 このへんの描写特性や外観仕上げなどが、PENTAXのLimitedレンズにとても似ています。
 SIGMA Limited"ふう"レンズ、そのシリーズ化を希望したいなあ。




 「45mmF2.8 DG DN Contemporary」、「14~24mmF2.8 DG DN Art」、「35mmF1.2 DG DN Art」の3本のレンズは、シグマ初のフルサイズ判ミラーレスカメラ用に専用設計されたレンズ。
 ソニーEマウントとLマウントがラインナップ。

 その3本のSIGMAレンズをSONYのα7R IV で使ってみました。今日から数日はSIGMAレンズづくしです(の予定)。





2019.10.20 | | Comments(0) | Trackback(0) | -

10月19日


ピクセルマルチシフト撮影2億4080万画素の画像




ソニー・α7R IV + シグマ・14~24mmF2.8 DG DN Art

 α7R IV のピクセルマルチシフト撮影 ━━ 簡単に言えば超解像の画像処理です ━━ について、昨日、少し説明をしました。話がややこしいので、それだけで終えるつもりだったのですが、せっかくですので追加で簡単にふれておきます。

 簡単に、と言いましたが、技術的な話がぐだぐだと続きます。あまりオモシロくない(と思う)。覚悟して読んでください。

 ピクセルマルチシフト撮影の機能は前モデルα7R IIIにも搭載されていましたが、4コマ撮影して合成しても出来上がりの画像サイズは同じです(9505×6336 pixel)。解像感、色調などが少しアップする程度で違いがややわかりにくい。

 それがα7R IV になって16コマ撮影して画像合成し、1コマ撮影画像サイズの4倍の大きな画像に仕上げられるようになりました。19008×12672 pixel で約2億4000万画素。

 いわば、4コマ合成がPENTAX K-1/K-1 Mk2の「リアルレゾリューション」、16コマ合成はオリンパスのE-M1 Mk II/E-M1Xなどの「ハイレゾショット」のようなものです。違うのは出来上がり画像のサイズがメチャ大きいことと、ストロボの同調撮影もできることなど。

 上の写真の赤枠部分を拡大したのが下の写真です。
 どちらもクリックすると大きな画像を見ることができます。




 2枚の画像は左がピクセルマルチシフト画像、右が1枚撮影画像です。

 画像サイズの異なる2枚を同じサイズで見比べられるようにしていますから、それぞれの拡大倍率は異なります。
 つまり、ピクセルマルチシフトの画像はそれほど拡大表示しなくても細部の描写を確認できます。しかし1枚撮影画像は大きく拡大表示しないと細部が見えません。

 ピクセルマルチシフト撮影は16コマ撮影中にカメラも被写体も"絶対に"動いてはいけません。α7R IV ではシャッターショックの影響を受けないように自動的に電子シャッターに切り替わります。
 ペンタックスのリアルレゾリューションにもオリンパスのハイレゾショットにも、露光中に被写体が少し動いてもウマく処理する機能がありますが、α7R IV にはそうした機能はありません。

 ソニーの解説によると「イメージセンサーを半分あるいは1画素ずつずらしながら撮影することで…4枚の4倍の画像情報を取得」ということですが、いまいちよくわかりません。ソニーに「もうちょっと詳しく教えて」と頼んでいるのですが、まだ返事をもらえない(内緒なのかな)。

 ところで、α7R IV の16コマピクセルマルチシフト撮影をして不思議な現象が見られました。あれこれ処理を試してみたのですが理由がわかりません。

 上の部分拡大の写真を見ると、左のピクセルマルチシフトの画像では「ノイズらしき」ものがかなり目立ちます。右の1コマ撮影画像よりも拡大倍率は小さいのにノイズが目立つ。撮影条件はまったく同じです。

 へんだなあ、なぜなんでしょうね? 
 その原因はこうしたわけなのだ、とわかる人、ぜひ教えてほしいです。





2019.10.19 | | Comments(8) | Trackback(0) | -

10月18日


西麻布の横丁で風に揺れるS字型の巨大風船




 S型をした大きな風船、のように見えるでしょうけど、違います。上の写真タイトルは真っ赤なウソです。
 これ壁面に描かれた「だまし絵」です。風で揺れてなんかいません。

 だから写真のネームやタイトルなんてアテになりませんよ、とイヤミなことを言うための写真ではないです、誤解のないように。

 この写真を撮った本人が(むろん、このぼくだけど)近くまで寄ってみても「風船か…な」と思い込んでいたほどですから。こんなに影が出るほど天気の良い日ではなかったのに、いやはやウマく騙されました。


ソニー・α7R IV + FE24~105mmF4G OSS

 ご存じSONY・α7R IV は約6100万画素のフルサイズ判センサーのカメラです。
 一般向けのフルサイズ判デジタルカメラではいちばんの高画素センサー内蔵カメラではないでしょうか。

 その約6100万画素の高画素を生かして16コマのRAWファイル(1ファイルが約121MB)を連続撮影、その16コマRAWファイルを合成し約2億4000万画素の1枚画像に仕上げる機能を備えています(ピクセルシフトマルチ撮影)。

 出来上がりの画像は、2億4000万画素ですぞ。画像サイズは19008×12672pixelですぞ。凄いし愉しいですぞ。

 撮影にあたってはいろいろと制限がありますし、画像処理するにはPCのパワーもそれなりに必要ですし、実際に使ってみてまだもう少し改善の必要があるように思いましたが、でもしかし驚くほどの超高解像の画像です。




 こうした"たねあかし"はしたくないのですが ━━ 写真を見る愉しさをスポイルしてしまう ━━ こちらの写真は角度を変えて写した"だまし絵"です。

 これだけ違ったアングルから撮ってもS型風船のカタチも影も同じ(パースペクティブによるわずかな像変化はネグレクトしてくださいね)。
 (上の写真はいつもどおりクリックすると大きな画像になりますが、下の写真はクリックしてもなにも変化なしね)



2019.10.18 | | Comments(0) | Trackback(0) | -

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