11月11日


白い皿の上で寝たふりをしてみる




 SIGMA fpは動画撮影に重点を置いたカメラです。ほんらいはシネカメラ。言い過ぎかもしれませんが静止画撮影の機能は"ふろく"みたいなもの。ただし"豪華ふろく"ですけど。

 カメラマウントはライカ(SL/SL2)、パナソニック(S1/S1R)と共通のLマウントシステムを採用していますので交換レンズは(基本的には)互換性があります。


シグマ・SIGMA fp + 45mmF2.8 DG DN

 シグマはfpの発表と同時にLマウントレンズを3本発表し、すでに発売もしています。その3本のうち35mmF1.2と14~24mmF2.8の2本はやや大きくて重くて、おせじにもfpに"似合う"とは言えません。

 描写性能は45mmF2.8レンズだけがいままでのSIGMAレンズとはひと味ふた味も異端的で(ぼくは大好きな描写ですけど)、この異端児的な描写具合がfpになぜかぴたりと似合う。

 いまのところ、この45mmF2.8だけがfpと相性の良い唯一のレンズで、かつfpにはなくてはならないレンズでもあります。

 fpにマウントアダプターを介していろんなレンズを使ってみましたが、相性はやはり45mmF2.8に勝るものはありません。
 結局、おもにfpに45mmF2.8を付けっぱなしでレンズ交換もほとんどしない。まるで「レンズ一体型カメラ=ちょっと大きめのコンパクトカメラ」のように使っています。

 SIGMAはできるだけ早く45mmF2.8と同じテイストの、小型軽量でちょっぴり個性的な描写性能を備えたレンズを開発し発売してほしいものです ━━ もうとっくに企画しているでしょうけれど。


 写真は45mmF2.8レンズに金属製フード付き。いまは、そのレンズがあってこそのfpです。もし45mmF2.8がなくてfpを発表し発売していたら、はたしてどうなっていたか。
 このレンズについてはお話ししたいことがたくさんあるのですが、それはまたいずれ。




2019.11.11 | | Comments(0) | Trackback(0) | -

11月10日


OSCA Mt-4と SIGMA fp




 OSCAは60年以上前のイタリアにあった小さな自動車メーカー。
 あのマセラティの創業者兄弟と深い関係のあるメーカーだったそうで、いまは消えてない。Mt-4はOSCAが作ったクルマの中でも有名なレーシングカーで、これは1956年製。


シグマ・SIGMA fp + 45mmF2.8 DG DN

 そんなクラシックスポーツカーを「デジタルカメラの未来の姿」を予感させるSIGMA fpで写すというのもなにかの因縁かなあと思いながら。

 fpにはメカシャッターは使っていません。いわゆる電子式シャッターのみ。ミラーレスカメラだから当然ミラーもないしそれを駆動するための装置(メカニズム)もない。プリズムを含む複雑な光学系もファインダーもない。しいて機械的な装置といえばスイッチ/レバー類ぐらいでしょうか。

 もともとはカメラは小さなギアやバネやネジ、プリズムやミラーなどが組み合わさり、それが正確に作動する「精密光学機器」だったのが、ミラーやプリズムがなくなり、ついにギアもバネもネジもなくなり、レンズの絞り制御だってバイワイヤー電気仕掛けのカメラが出てきました。
 それがfpです。メカニズムレス電気カメラです。

 fpの電子式シャッターはローリングシャッターなので、いまのところ静止画撮影ではあれこれ制限も支障もあります。ところが将来は(おそらく数年後には)、グローバルシャッターが使えるようになれば、いまのメカシャッターに取って代わることになるでしょう。

 メカシャッターは(こういっちゃナンですが)音はする、ショックはある、壊れる心配はある、部品の占めるスペースが大きくカメラ小型化軽量化の弊害になっている、価格も高い。
 ところがイメージセンサーと一体内蔵されたグローバルシャッターを活用すれば、そのような心配はなくなります。

 カメラはより小型軽量化低価格化し、さらに電気仕掛けがすすめば露出やピントの制御さえもソフト的にコントロールできて飛躍的に進化する可能性だっておおいにあります。
 それが良いことなのかそうでないのか好きか嫌いかは、まったく別問題ですけど。

 というわけで、fpは「デジタルカメラの未来の姿」を予見させるという意味で、とても興味のあるカメラですね。




 レンズは小型のfpのために特別に誂えたような45mmF2.8 DG DN。別売のハンドグリップを付けています。このグリップはfpには必須のアクセサリー。




2019.11.10 | | Comments(0) | Trackback(0) | -

11月9日


混沌の木





 この写真はK-1 Mk2を使って、リアルレゾリューションの「手持ち撮影モード」で撮影した超解像画像です。


リコー・PENTAX K-1 Mark II + HD PENTAX-D FA★50mmF1.4 SDM AW


 ボディ内手ぶれ補正を備えたカメラには、瞬間的にセンサーを画素ピッチ単位でズラして複数枚を撮影して、それを(カメラ内またはPCなどで)合成し超解像の画像に仕上げる機能を持ったカメラがあります。

 PENTAXではK-1 Mk2に「リアルレゾリューション」があります。ちなみにオリンパスは「ハイレゾショット」、パナソニックは「ハイレゾモード」、ソニーは「ピクセルシフトマルチ」とさまざまに名付けていますが基本的には同じメカニズムと画像処理です(もちろん多少の違いはありますが説明がくどくなるので省略)。
 いまのところ、どの機種も共通の欠点は処理に時間がかかることです。

 こうした超解像モードの多くは三脚使用や被写体ぶれのないことが前提条件になっていますが、K-1 Mk2のリアレゾには手持ち撮影でも、多少の被写体ぶれでもOKというモードが追加されました。これが便利です。

 多くの超解像モードは撮影後に画像サイズ(画像の縦横ピセル数)を大きく仕上げることができるのですが、K-1 Mk2のリアレゾは解像感も色調も確かにアップするのですが画像サイズが通常撮影とまったく同じ。これが残念。

 来年に発売される(予定の)カメラでは ━━ ゆえあってこの話題は避ける ━━ ぜひ画像サイズが大きく仕上げられるモードも入れてほしい。いろいろ大変でしょうけど、開発がんばってくださいね。



2019.11.09 | | Comments(0) | Trackback(0) | -

11月8日


我が儘に育てられて自信過剰な木




 日曜日や休日に、その時の気分でお気に入りのカメラを1~2台持って電車に乗り、適当な駅で降りて歩きます。駅を出たら右に行くか左に行くか、それとも真っ直ぐ歩くかは光とか風のようす次第です。
 今日はこんなテーマで撮ろうかな、といった程度で歩き出します。難しいことは考えない。

 地図も持たずで、四つ角に出会えば右に行くか左に行くかも気分です。なので今日の撮影テーマにぴたりする景色に出会うのも運しだいです。


リコー・PENTAX K-1 Mark II + HD PENTAX-FA35mmF2

 困るのは撮影した場所が判らなくなることです。光や影の条件が違ったときに、気分を変えてもう一度撮影に行こうと思っても、その場所が想い出せない。

 スナップ写真は一期一会でそれを徹底するのもいいですが、しかし、ここは良いシーンだなあ、時間をかけてもう一度撮りたいなあ、と思えば後日、ふたたび撮影に行くことは、ぼくはよくある。光も影も気分も変われば写真も変わるからです。

 というわけで、たとえばK-1/K-1 MkIIなどでスナップするときは内蔵GPSを常時ONにして、位置情報をExifに記録するようにしています。撮影画像をGoogleマップとリンクさせれば、撮影した場所がいっぱつで特定できます。
 名機・K-3 IIにも同じ機能が搭載されてるが、これは、ぼくにとっては大変に便利。




 K-1/K-1 MkIIやK-3 IIにはペンタ部脇にGPSボタンがあります。これを押すとGPS情報がファイルにExif情報として書き込まれます。ON状態だとLEDが点灯する。

 このカメラの良い点は、いったんGPSをONにしておけば、あとはカメラの電源をOFFでGPSもOFFに、電源ONにすれば自動的にGPSもONになることです。カメラスイッチOFFにしておけばGPSがバッテリーを使うこともない(他メーカーの機種にはカメラ電源をOFFにしてもGPSはONのままでバッテリーを消費し続けるものもある)。
 とにかく簡単なセットでカメラのスイッチに連動するというのがいいですね。

 GPS情報をデーターとして別記録(ロガー記録)しておくことは、ぼくはやりません。いまのGPSデーター記録の方式は(どこのメーカーのカメラも)操作上にモンダイありだからです。



2019.11.08 | | Comments(0) | Trackback(0) | -

11月7日


小さくても元気であればそれでいいと両親に育てられた木





 この写真、大変に無神経なフレーミングの写真です。悪いフレーミングの見本として参考にしてください。撮った本人は(ぼくだ)恥ずかしいけど、ここは敢えて。
 なぜこんなに間抜けなフレーミングをしたのか、自分でもワケわかんない。

 画面の右上の棚、その上の盆栽が中途半端に画面切れしています。これはイカンです。
 もし、よいシーンを、よいタイミングで写したとしても、こうしたフレーミングじゃ台無しです。写真ってそういうもんです、フレーミングをナメちゃいかんです。

 どんなに急いでいたとしても、シャッターを切る前にもう一度、画面の四隅をチェックしてみる、その少しの配慮がたりなかったというわけです。


富士フイルム・X-H1 + XF23mmF1.4 R Macro

 話が変わって、X-H1は2018年3月に発売、同じ年の9月にX-T3が発売されています。たった約半年の違いですが、その中身は大違い。

 センサーと画像処理エンジンを比べると(スペック上では)X-T3のほうがわずかに上です ━━ 実際にどれくらい「上」なのか比較したわけでないので不明ですが、きっと画質としてはほとんど違いはないでしょう。

 他のスペックを見比べるとほぼ互角で、違いがあったとしてもごくわずかです。

 しかしX-H1が「絶対優位」なのは手ぶれ補正の機構をボディに内蔵していることです。
 ボディ内/レンズ内にかかわらず、手ぶれ補正付きのカメラと手ぶれ補正なしのカメラを使ってみれば、そりゃあ文句なしに手ぶれ補正付きがいいです。断言します。
 おれは常時三脚使用だから手ぶれ補正なんていらない、という人はアッチへ行ってなさい。

 昨日も述べましたが、Xシリーズのカメラの中では(期待してたX-Pro3が、あんなことになりましたから)いまはX-H1がイチ押しのカメラです。

 ただし、1つだけX-H1がX-T3に"負け"ているところは、ボディの厚みと重さでしょうか。しかし厚さも重さもわずかですから、ぼくは完全ネグレクトしてます。実販価格はX-H1のほうが約1万3千円ほど高いですがコストパフォーマンスに優れてます。




2019.11.07 | | Comments(0) | Trackback(0) | -

11月6日


機嫌よく笑う六本木の一本の木




 11月にもなるのに午後1時半の強い陽射しを受けて陽気に騒いでいる、ように見えるプラタナスの木です。人がたくさん行き交い、道路は大渋滞の快晴の六本木の木。


富士フイルム・X-H1 + XF60mmF2.4 R Macro

 Xシリーズの中では(いまとなっては)いちばんの魅力的カメラです。

 X-Pro3が液晶モニターを隠してしまったり十字キーをなくすなど、すっかり"斜め向こうのほう"にすっ飛んでいったので、いっそうX-H1の魅力と価値がアップしました。
 それにしても、X-Pro3に手ぶれ補正が内蔵されてなかったこともガッカリでした。

 X-H1が発売されたときは、おおっFujiもとうとうやったか、と喜んだフジ初のボディ内手ぶれ補正のカメラでしたけど、その後 ━━ あの1億画素の中判カメラGFX100を除けば ━━ ボディ内手ぶれ補正のXシリーズカメラは出てきません。

 手ぶれ補正を内蔵したXシリーズのカメラは、フジとしてはこのX-H1系だけに限定するつもりなのだろうか(もしHシリーズ化されるとすれば、の話だけど)。

 手ぶれ補正内蔵カメラについてフジがいま、なにをどう考えているのか、そのへんがまったく見えてきません。なにか深い事情があるのだろうか。





2019.11.06 | | Comments(0) | Trackback(0) | -

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