11月10日


OSCA Mt-4と SIGMA fp




 OSCAは60年以上前のイタリアにあった小さな自動車メーカー。
 あのマセラティの創業者兄弟と深い関係のあるメーカーだったそうで、いまは消えてない。Mt-4はOSCAが作ったクルマの中でも有名なレーシングカーで、これは1956年製。


シグマ・SIGMA fp + 45mmF2.8 DG DN

 そんなクラシックスポーツカーを「デジタルカメラの未来の姿」を予感させるSIGMA fpで写すというのもなにかの因縁かなあと思いながら。

 fpにはメカシャッターは使っていません。いわゆる電子式シャッターのみ。ミラーレスカメラだから当然ミラーもないしそれを駆動するための装置(メカニズム)もない。プリズムを含む複雑な光学系もファインダーもない。しいて機械的な装置といえばスイッチ/レバー類ぐらいでしょうか。

 もともとはカメラは小さなギアやバネやネジ、プリズムやミラーなどが組み合わさり、それが正確に作動する「精密光学機器」だったのが、ミラーやプリズムがなくなり、ついにギアもバネもネジもなくなり、レンズの絞り制御だってバイワイヤー電気仕掛けのカメラが出てきました。
 それがfpです。メカニズムレス電気カメラです。

 fpの電子式シャッターはローリングシャッターなので、いまのところ静止画撮影ではあれこれ制限も支障もあります。ところが将来は(おそらく数年後には)、グローバルシャッターが使えるようになれば、いまのメカシャッターに取って代わることになるでしょう。

 メカシャッターは(こういっちゃナンですが)音はする、ショックはある、壊れる心配はある、部品の占めるスペースが大きくカメラ小型化軽量化の弊害になっている、価格も高い。
 ところがイメージセンサーと一体内蔵されたグローバルシャッターを活用すれば、そのような心配はなくなります。

 カメラはより小型軽量化低価格化し、さらに電気仕掛けがすすめば露出やピントの制御さえもソフト的にコントロールできて飛躍的に進化する可能性だっておおいにあります。
 それが良いことなのかそうでないのか好きか嫌いかは、まったく別問題ですけど。

 というわけで、fpは「デジタルカメラの未来の姿」を予見させるという意味で、とても興味のあるカメラですね。




 レンズは小型のfpのために特別に誂えたような45mmF2.8 DG DN。別売のハンドグリップを付けています。このグリップはfpには必須のアクセサリー。




2019.11.10 | | Comments(0) | Trackback(0) | -

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