12月23日(月)


艶めかしく逼る巨大な女性





リコー・PENTAX K-3 II + HD PENTAX-DA 20~40mmF2.8~4ED Limited DC WR


 20~40mmレンズはAPS-C判用(DA)Limitedレンズの中で唯一のズームですが、約30~60mm相当の画角をカバーするズーム比がたった2倍。そのうえ開放F値は20mm側でF2.8、望遠側40mmにするとF4と1絞りぶん変化してしまいます。
 最短撮影距離はズーム全域で28センチはいいとして、レンズ全長が約7センチとちょっと長め。ズーミングとフォーカシングでレンズ全長が伸び縮みするので、レンズ先端部からのワーキングディスタンスは約15センチ前後になる。

 ナンといいましょうか、Limitedレンズらしい個性的魅力に乏しく、平凡な印象のズームレンズです。描写性能などに欠点や不満があるわけではないのですが ━━ むしろ描写に「欠点や不満」のあるほうがLimitedらしくてイイと思うのだけど ━━ レンズスペックもレンズ外観デザインも「平凡≒没個性的」のような感じがします。

 30~60mm相当という標準画角を真正面に据えながらズーム域が狭い、ズーミングすると「1絞り」も変化してしまう、Limitedレンズとしてはサイズが大きい、レンズ外観デザインや操作系に魅力的なギミックがない、などが「平凡≒没個性的」と感じてしまうのかもしれません。
 実際、6本あるDA Limitedレンズの中で、ぼくには、いちばん出番の少ないレンズです。

 ぼけ味はズーム全域でクセがなく、ほぼ良好。総合的な描写性能は40mm望遠側より20mm側のほうが優れている印象です。
 一般的にですが、ズームレンズは広角側も望遠側も同じように優れた描写性能を確保することは難しいといわれています。実際に数多くのズームレンズを使ってみましたが、広角側か望遠側かそのどちらかに描写性能は偏っていました。これは仕方ないことです。
 

 20~40mmズームの20mm側は開放絞り値から優れた描写性能がありますが、数段絞るだけでさらにシャープ感も解像感も向上します。
 40mm側は開放絞り値から描写はやや甘い。絞り込んでも甘さは少し残っています。でも、この描写の甘さは、たとえばポートレートや花などを撮るのには良い効果を出してくれます(好き好きですけど)。なお、近距離の描写に限っては開放絞りから優れています。





 ズーム比がたった2倍しかないこの標準画角ズームレンズの使いこなしのポイントがあります(参考にならんと思いますけど) ━━ このズームを使うときに、ぼくがいつもおこなっている撮影方法、以下の通りです。

 ズーム焦点距離「30mm(45mm相当画角)」の位置をホームポジションとします。画角45mm単焦点レンズを使っているのだと自己暗示して可能な限りズームしない。撮影にあたっては、カメラポジションを前後して大まかなフレーミングします。

 おおよそのフレーミングが決めたら画面全体と周辺部を再確認して、そこでようやくズームリングを動かして修正的フレーミングをする。ズーミングして画角修正する必要がないことのほうが多いのですが。
 そうして撮影を終えたら、ズーム焦点距離をまた30mmのホームポジションに戻す。と、まあ、こんな使い方をしています。





2019.12.23 | | Comments(2) | Trackback(0) | -

コメント

Limitedレンズ話、再開きたー
欲しいんだけど優先順位の上位に未だこない

2019-12-23 月 20:49:36 | URL | "0"0" #- [ 編集]

再開、ありがとうございます。

2019-12-24 火 15:57:28 | URL | "0"0" #- [ 編集]

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