12月28日(土)


師走の結婚式





 さすがプロの写真家ですね。的確な指示と緊張感をやわらげる話術、さらに、素早く確実でリズミカルに撮影を終えて、皆んなを寒空にムダに待たせない。


シグマ・SIGMA fp + 24~70mmF2.8 DG DN Art

 シグマの24~70mmF2.8 DG DN Artズームレンズは、フルサイズ判のミラーレスカメラ用交換レンズで対応マウントはLマウントとソニー・Eマウントの2種類だけ。キヤノンRFマウントやニコンZマウントは予定もなし。
 シグマとしてはそれらのマウントに対応したいのはやまやまなのでしょうけど、大人の事情や開発リソースなどの複雑なモンダイもあって当分はやらないでしょうね(大人の事情がブレーキになっているようですね、アテにならない推測ですが)。

 24~70mmF2.8ズームレンズはミラーレス/一眼レフを問わず代表的な標準ズームレンズで、儲かるレンズです。各カメラメーカーとも、同じ焦点距離域、同じ開放F値の「24~70mmF2.8」レンズを発売しています。
 フルサイズ判のミラーレスカメラ用として、ソニーもキヤノンもニコンもパナソニックも、そしてシグマも、すべてハンで押したように同じ24~70mmF2.8です。現在5本あります。

 カメラメーカーではありませんがタムロンからは ━━ 言わずもがなですが、シグマはタムロンと同じように他メーカーの交換レンズも作って売っていますが、シグマはキヤノンやニコンと同じ"カメラメーカー"です ━━ そのタムロンには28~75mmF2.8のソニーEマウントがありますが、このズームは24mmからではなく28mmということなので、ここでは"仲間はずれ"にします。
 標準ズームで、広角側が24mmと28mmでは使い勝手の上からは大違いです。一昔前ならいざ知らず、いまの時代28mmからのズーム比2倍半ほどのF2.8標準ズームなんて価値も魅力も半減です。

 さて、5本の24~70mmF2.8レンズですが、大きさも重さもレンズ構成も似たり寄ったりで(それぞれ微妙に違いますがネグレクトしていいでしょう)、強いて違いを挙げるとすれば「最短撮影距離」と「価格」でしょうか。

 最短撮影距離ですが、ソニーは38センチ、ニコンが38センチ、パナソニックは37センチ。すべてズーム全域です。ところがキヤノンとシグマだけがちょっと違います。ズーム焦点距離で最短が変化する。キヤノンは24mmで21センチ、70mmで38センチ、シグマは24mmで18センチ、70mmで38センチ。ちょっとした違いですがこれはイイですね。


 ここで話が(また)横道に逸れます。
 キヤノンの最短ですが、ホームページやレンズカタログのスペック表には「最短撮影距離・21センチ」としか記載されていません。ところが、最大撮影倍率が30mmのとき、と付記がありました。

 うん? これはナンだ。と、あちこち調べましたがさっぱり判らない。

 なにげなくRF24~70mmF2.8ズーム同梱の「使用説明書」の仕様表を見てみると、なんと「0.21m(24mm時)、0.38m(70mm時)」と記載されてるではないか。なーぁんだキヤノン、出し惜しみか?




 ここで最短とは関係ない話、さらに枝道に逸れます。
 この仕様表に「画界」との項目があります。最短でどれくらいの範囲まで拡大して写せるかを示したものですが、この「画界(がかい)」は昔からのキヤノン独自用語です。広辞苑にも大辞林にも載っていません。

 この項目を仕様表に記載しているのはキヤノン以外には(と言ってもキヤノンはレンズ同梱の使用説明書内だけですが)、オリンパスがそうです。オリンパスは「最近接撮影範囲」とわかりやすく表記しています。
 この情報はデジタルカメラでは必須の項目だと思うのですが ━━ 詳しい話はあらためてするとして、最大撮影倍率の数値なんでナンの役にも立たないですからね ━━ 多くのメーカーはこの数値を無視して記載していません。


 枝道からもとの横道に戻ります。
 "最短"撮影距離だから最短のほうだけを記載してもモンダイはないだろうけど、それだけだとズーム位置で最短が変化することがわからない。不親切ですね。キヤノンは(本来は)こうした不誠実な表記をしないメーカーなのに、ヘンだなあ。

 なお、シグマはどのスペック表を見ても「最短撮影距離 18-38cm」と書いてあり、さらに「最大撮影倍率 Wide 1:2.9 - Tele 1:4.5」とあるからズーム位置で最短も撮影倍率も変化するのだとわかる。こちらは親切(というか、とうぜんですけど)。


 話を本道に戻します。
 ズーム焦点距離で最短が変化して(おもに広角側で短くなるが)より近づいて写すことができれば、そりゃあ便利です。キヤノンとシグマの24~70mmは70mm時よりも24mm時のほうが"より大きく"写すことができます。これはナニかとメリットが大きい。

 さて価格の比較ですが、以上のように無駄話と横道、枝道に逸れてしまって長くなったので、続きは次回にしましょう。別の話題もふくめて。

 ふらふらと迷走した長話にお付き合い、ありがとう。






2019.12.28 | | Comments(0) | Trackback(0) | -

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