2007/03/24
曼殊院
ニコン・COOLPIX P5000 + ワイコン(WC-E67)曼殊院(まんしゅいん)は京都の北東、修学院離宮の近くにある天台宗の門跡寺院です。紅葉がめちゃくちゃきれい。春もよろしい。交通の便がちょっと悪いので、観光客は比較的少ない。いいところです。なんだか京都ネタが続きますが、たまたま、何度も往復する機会があっただけ。
で、ニコンCOOLPIXのP5000であります。
小型コンパクトづくりが苦手なニコンにしては“渾身の小型コンパクト”ですね。D40、D40xと続いてカメラを一眼を小型化することで成功してますが ―― ニコンは小さなカメラを作ることがホント苦手だったのだのだが最近、俄然それがウマくなってきたようだ ―― コンパクトも従来よりもいっそう小型軽量化でラインナップを一新しました。その新ラインナップの中の“最高機種”となるのがこのP5000です。内蔵ズームレンズは36?126mm相当の3.5倍ズームで光学式手ブレ補正(VR)の機能を搭載している。なぜ28mm広角からではなく36mm純広角なのかっ、と不満を持つ人も多い(じつはぼくもそのことに少なからず不満ありですが)。たぶん、レンズの小型化(ひいてはボディの小型化)を優先させたいがために、わかっちゃいるんだけどの、36mmだったのでしょうね。でも、すこぶる付きの描写性能の良いレンズです(広角端で少しディストーションが目立つけどね)。

というようなハナシを、いま、PIE(PHOTO IMAGING EXPO)で毎日、短時間ですけどやってます。
P5000がどれくらい描写がよろしいかを“実証”するために、同じく1000万画素のD40xと撮り比べ約1.5×1.0メートル(ほぼB0サイズ相当)にプリントして、その写真を見てもらいながらカンタンな説明をしてます。P5000は1/1.8型CCDを使った1000万画素コンパクトカメラ。ま、例のごとく、画素ピッチがどうのこうのとか、高画素のコンパクトデジタルカメラなんてダメだ、と言っているわからんちん達は、いまだに、観念的概念的にそう思っているでしょうけれど、じつは1.5×1.0メートルの巨大なサイズにプリントしてもなんの文句もなく“鑑賞”ができるんです。素晴らしい描写です。高画素コンパクトカメラはそれほど良くなっているんです。D40xとP5000で同じ被写体を写したものをプリントにして、皆さんに見てもらって、さあどっちがP5000ですかわかりますか、と問うています。即座に「こっち」と答えられる人はほとんどいませんでした。それほどP5000の画質がよろしいのです。というよりも、P5000に限らず最近のコンパクトデジタルカメラというものが、ここまで高画質になっているということです。
ウソだ、信じられん、と思っているアタマの堅い人は、もしお暇なら、25日の日曜日までやってますからPIEにいらっしゃい。来て、自分の眼で、そのプリントを間近で見比べてご覧なさいよ。たぶん目から鱗でしょう。
追伸。ところで、以前お話をしておりましたオリンパスの木製カメラ「Woody-1(仮称)」が、そのPIEのオリンパスブースの片隅で参考展示されております。