まずは正確なピント合わせから

ペンタックス・645D(β版)+FA645 80?160mmF4.5
 645DのAFは「SAFOX 9プラス」 ―― プラスは光源識別機能を備えている意味 ―― で、測距ポイントは11点。そのうち中央部の9点はクロスタイプである。AFエリア選択モードは、「オート(自動選択)」、「中央(中央1点AF)」そして「セレクト(11点中から任意の1点選択)」の3つのモードが用意されている。ファインダー横のダイヤルでワンタッチで切り替えることができる。
 ただし、11点のセレクトモードは、そのAFフレーム枠が画面の割には狭くて11点AFポイントが中央部に密集しすぎている。そのために、任意の1点を選んでもフレーミングの自由度が広がるかといえば、実際上あまり役に立たない。

 そこで、ぼくはもっぱら中央の1点AFモード。三脚を使ったときでもAFロックを頻繁に利用して撮影を続けていた。
 ピント位置を固定したまま数カット続けて撮るときは、その都度AFロック操作をして三脚の雲台を固定するのがめんどうだ。そこでAFでピントを合わせたらレンズのピントリングをスライドさせてMFモードにする(FA645レンズのほとんどはこうした操作ができる)。つまり「AF⇔MF」のワンタッチ切り替えを利用して撮影する方法をとった。


 それならハナからMFでピント合わせをすればイイじゃないか、とおっしゃる向きもありましょうが、いやいや、いくら大きく見やすいファインダーとは言えども、素早く正確にピントを合わせるにはAFに限るのだよ。MFよりもずっと“頼りがい”がある。

 セレクトAFモードはときどき思い出したときに使うことはあっても、自動選択のオートAFモードは“ゼッタイ”に使わなかった。理由は「より正確なピント合わせのため」だ。とくに645Dのように極端に被写界深度が浅く、狙ったところに正確にピント合せることに神経質にならざるを得ないようなカメラでは、ピンポイント的に錐の先で突くようにしてAF測距しなければならない ―― これは645D使いこなしの大切なポイント。
 だからオートAFのように“アナタ(カメラ)まかせ”にしてピント合わせすることは、AFの性能うんぬんではなくて、タイヘンにリスクが大きい。

 そこで、とりあえずですね、正確にピントを合わせて撮ると645Dはどれだけシャープで解像感の高い画像が得られるか、ま、それを見せますから参考にしてちょうだい。
 上のちっちゃな写真の ―― そんなの見たって645Dのスゴさは絶対にわかりっこないので ―― ここのあたりの部分をですよ、ほら、ディスプレイ画面にピクセル等倍表示してその部分をキャプチャしたのがこの画像であります(くどいようだけど画面をキャプチャした画像ですぞ)。