ちょっと気になる一眼ミラーレスカメラ

ソニー・NEX-5+E 18?55mmF3.5?5.6 OSS
 レンズ交換式の一眼タイプミラーレスカメラで、国内ではパナソニック、オリンパスに次いで3番目。しかし国外を含めれば(ぼくの知っている限りだけど)韓国・サムスンのNX10があるから4番目となる。NEX-5とNEX-3の2機種を発表した。NEX-5は“男性向け”、NEX-3は“女性向け”とのこと。

 さて、で、このソニーの新型一眼ミラーレスカメラの最大の特長は、小型ボディとAPS-Cサイズセンサーの採用である。サムスンのNX10も、ソニーのそれと同じくAPS-Cサイズセンサーを使用している。だからソニーのNEXシリーズが発表されたときは、サムスンのカメラ開発部隊の中では一時パニックになったそうで(詳しく言えないがホントなのだ)、いやあその動揺する気持ちわかるよねえ。


 NEXシリーズの事前プレゼンテーションで見せてもらったとき、ぼくはNEX-5よりもNEX-3のほうがずーっと好印象だった。NEX-5はそのボディデザインが“とんがりすぎて”いて、レンズとの(見た目の)マッチングもアンバランス。それに比べてNEX-3のほうはボディが少し大きくてオーソドックスな雰囲気を残してるようで、だから安心感もあった。

 でもしかし、NEX-5とNEX-3を落ち着いて手にして実際に外に持ち出して撮影をしてみたりしたら、なんとこれが最初の韻書とは大違い、文句なしにNEX-5がいいのですよ。もし買うんなら躊躇することなくNEX-5のほうですね。
 メニュー表示も含めてのユーザーインターフェースに慣れるまで相当に戸惑うけれど、いったんそれに慣れてしまうと、このカメラ、良くできてますよ。だけどソニーは、このNEXシリーズでぼくにはさっぱり予想のつかないような「展開」を考えているようで ―― それがじつに気になる ―― しばらくウオッチしておくべきカメラだと考えてる。ところで、このNEXシリーズは、ローパスフィルターを2枚とも外しているのか1枚だけにしているのか、なんだかどうも「様子」がヘンなんだよねこれが…。

 というわけで、本日はとりあえずのファーストインプレッション。ちょっと使ってみただけでもその他いろいろあるんだけど、それについてはさらにカメラを使い込んでから(機会があれば)お話したいと思う。