CP+のペンタックスリコー・ブース

リコー・CX6

 リコーのカメラには、他の大どころのメーカーよりもずっと早く採用を始めた機能や、大変にレベルの高い機能や機構を搭載していて、それがあまり知られていない(と、ぼくは感じるのだけど、でも、熱いリコーファンには“常識”なのかも)。
 たとえば、オートホワイトバランスの「マルチパターンAUTO」や「レベル補正マニュアル設定」とか、コンパクトカメラに高感度ノイズリダクションの機能を盛り込んだのも、たぶんリコーが最初ではないか。
 画素ずらし超解像の撮影機能なんか10数年前の機種にすでに搭載しているほどだ(はずかしながら、最近それを知った…)。また、一部の機種だが、充電式の専用バッテリーとアルカリ乾電池の「両方」が使えるようにしているのも、他のカメラメーカーととっくにやめてしまっているのに“意地”のように続けている。ぼくはタイヘンにエラいことだと思う。


 今年のCP+は、そのリコーがペンタックスがひとつのブースで“共同開催”することになった。つまり、そう遠くない時期にリコーとペンタックスのカメラ部門が一緒になって、文字通り“チカラをあわせて”製品の開発と販売をおこなうといわれていて、CP+がそのスタートとなりそうなのだ。ともかく、リコーとペンタックスの人たちがユーザーの前に「一緒に立つ」というのは、昨年、リコーがHOYAからペンタックスを買収してから初めてのことでもある。

 で、ぼくはそのCP+のペンタックスリコー・ブースで「リコー・ペンタックスのカメラの魅力」という、ぼくにとってはタイヘン大きなテーマで話をすることになっているが、ようするにリコーとペンタックスが一緒になると、どんな愉しいカメラができあがるだろうか、と夢の夢の話をするということで、これは難題だなあ。つい、うっかり失言もしてしまいそうで、それも怖い……。ペンタックスリコー・ブース