国内未発売の自分撮りカメラ

カシオ・EX-MR1




 自分撮りに"特化"したカシオのコンパクトデジタルカメラだ。EX-MR1。
 上の写真は、そのカメラを正面から写したもので、そう、カメラ前面のほとんどが鏡(ガラス製ではなくアクリル製)になっている。そこに自分の姿や顔を写して、その様子を見ながら撮影するという使い方ができるカメラ。

 じゃあ、かんじんのレンズは一体どこにあるのだ、といえば ━━ あわてるな、上部の小さな穴ではないぞ ━━ 鏡の中心あたりをよーく見ると、ぼんやりと小さく丸い円がある。そこがレンズ部。つまり、薄く半透明になったアクリル鏡の後ろ側にレンズがある。カメラ上部にあるレンズじゃないかと疑った小さな穴は、照明用のLEDライト。
 半透明のアクリル板だとはいえ、レンズ前面にそんなもんがあるから写りはフレアーっぽくて解像感もイマイチ。ま、しょうがないか…。

 カメラの正面は"前面鏡張り"であるが、ボディ背面はごくフツーのコンパクトデジタルカメラと同じように液晶モニターがあって操作ボタンがあるだけ。
 内蔵されているレンズの画角は21mm相当の単焦点で、イメージセンサーは約1400万画素の1/2.3型CMOS。最短10cmまでのAFに対応し、プログラムオートのみだけど、動画も撮れる。さらにWi-Fiにも対応している。メモリーカードはマイクロSD。

 国内での発売予定はとうぶんはないらしい(ずっとナイかもしれない)。でも、すでに中国を中心に一部のアジア地域で販売されていて、そこそこの人気なんだそうだ。カシオに頼んで借りて使ってみたので、その使い勝手のことや、カシオの自分撮りカメラにかける意気込みなどについては明日にでも。