ソニーの新α

ソニー・α100+75?300mmF4.5?5.6
 ソニーの新しいα一眼レフのベースはそっくりコニカミノルタ時代のα-Sweet Digitalである。もちろん、新しい機構 (1020万画素CCDとかダストリダクション) や機能 (Dレンジオプティマイザー) などを入れたり、できうるかぎりのモディファイはしている。とはいえ、ミラーボックスやファインダー光学系、シャッター機構やAF測距AE測光系などの基本コンポーネンツは、ほとんどそのままα-Sweet Digitalだ。
 でも、だからといって、このα100が、「どこにもソニーらしさが出ていない」、とか、「コニカミノルタのカメラのままじゃないか」、という見方はちょっと早合点に過ぎるんじゃないかな。発表会でもそんなことを大声で言ってる人もいた。そう感じる気持ちはわからぬでもないが、けれども、ぼくがじっさいにあれこれ使ってみたけれど ―― たった数週間だったが ―― α100には充分にソニーらしさがこめられたカメラに仕上がっていると感心したけどなあ。


 確か、ソニーがコニカミノルタからデジタル一眼レフの事業を正式に受け継いだのは昨年の7月ぐらいのことで、それからα100の開発をスタートし始めたとして実質的には“たった半年ぐらい”の開発期間しかなかったはずで ―― じつはそれ以前から水面下であれこれ進んでいたというハナシもあるけれど、ま、それはそれとして ―― そんなことを考え合わせてみれば、短期間でよくぞここまで「ソニーらしさを出した一眼レフカメラ」に仕上げたよなあと感心するほどだ。
 たとえばそのひとつ。レンズとボディのαマウント部にオレンジ色 ―― シナバー色というんだそうだ、陶芸で言うところの辰砂色だ ―― のリングで飾っている。これなどを見るにつけ、いやあ旧ミノルタやコニカミノルタじゃあゼッタイ無理だよな、と感じ入ってしまう。うまい。シャレている。そして、α100で写した画像を見ても“ソニーらしさ”いっぱいじゃないか。その“ソニーらしさ”には厭みな感じや押しつけがましい感じががぜんぜんしない。ほんの少しの改善して欲しい点はあったけれど、ぼくはとっても良くできた魅力的なカメラだと思ったけど。とにかく使ってて愉しかった。