「新開発」1020万画素CCD

ソニー・α100+DT18?70mmF3.5?5.6
 α100の撮像素子はAPS-Cサイズ相当の有効画素数1020万画素CCD。そのCCDサイズは23.6×15.8mmで、ニコンD200のCCDと画素数もサイズもソニー製であることも同じだ。まったく同じように見えるけれど、いや、じつは“違う”。D200のものはアナログデータをデジタルデータ化するときに4チャンネルで高速で読み出しをしているが、α100のCCDは2チャンネル読み出し。だからD200では5コマ/秒の高速連写ができるのだが、こちらα100は3コマ/秒になっている。
 4チャンネルと2チャンネルの違いはそれだけではなく、CCDの構造をシンプルにできるし、だから軽量化もできるし (たぶん) 安価にもできる。軽量化のメリットはα100が採用しているCCDシフト方式の手ブレ補正機構のために大きく寄与している。撮像素子が軽ければ軽いほどスムーズに、レスポンスよく駆動できる。クルマでもそうだけど、車重が軽いほどブレーキにも負担がかからないし、クルマを動かすにも小排気量のエンジンでよろしい。走行時の燃費もよろしい。発進加速性能が良くなり小回りがきき、正確にスピーディーに止まる。CCDシフト方式の駆動も同じことだ。
 こうした理由により (これだけじゃあないけれど) α100は従来機種 (α-7 DIGITALやα-Sweet DIGITAL) に比べて、手ブレ補正効果をだいぶ向上させることができたそうだ。


 α100の件で、ひさしぶりに旧ミノルタ (前コニカミノルタ) の人たちに会ってあれこれ話をしたけど気分がよかった。旧知のその人たちがもうすっかり“ソニーのひと”になっていたのだ。あの、少し泥っくさくそしてやぼったい旧ミノルタ時代の雰囲気を少しは残している人もいたけれど ―― またそれがいいところなんだよ ―― とにかくガラリと印象が違ってスマートになって、そして明るく、溌剌としていたのに驚かされた。少なくともコニカミノルタ時代に会ったときの、あのナンとも言えない暗い、追い詰められたような雰囲気が ―― コニカミノルタの時代はよほどツラかったんだろうなあ ―― キレイさっぱりと消えていたのを見て、それがぼくはなにより嬉しかった。「いやあ、タナカさん、ほんと、ソニーの人たちとはじつにウマくいってますよ、愉しくやってますよ」という話をジカに聞くと、ああ、ほんと、よかったよかったという気分になる。
 だから、そのように元気になった人たちのやる気満々の様子を見ていると、今回のα100はともかくとして、次、あるいは次の次にソニーから出てくる一眼デジタルは、きっとおもしろい発想と斬新な技術がこめられたカメラになるんではないだろうか。結局なんだかんだといっても、“人のやる気”があってこそ、魅力的でいいカメラが作れるんだもんね。