BモードでAF

オリンパス・E-330+ZUIKO DIGITAL14?54mmF2.8?3.5
 E-330は一眼デジタルとしては世界初の「ライブビュー撮影機能」を備えたカメラである。ライブビュー撮影機能とは、ファインダー光学系を覗いているのと同じように、いま撮影している状況をボディ背面の液晶モニターに写し出しながらシャッターを切って撮影ができる機能。いまあるコンパクトデジタルカメラと同じと言えばわかりやすいか。一眼レフカメラの機構上、その撮像素子の機能的制限もあってとっても難しいことだったのだけど、E-330では長時間駆動可能な新撮像素子を採用したり、機構的にじつにトリッキーな方法を考え出してそれを解決した。
 ただし、その操作方法にはまだまだ“生煮え”の部分もあって ―― 画期的な方法でライブビュー撮影したことには脱帽するけれど ―― しかし決して使いやすいとは言い難い。それが、今回のファームウエアのバージョンアップで、使い勝手を向上させるために“1歩も2歩も前進”したと言ってもよいだろう。むろん、まだまだ改良改善すべき点なども多いのだが、しかし1?2歩でも前進してくれたこと、次の機種にではなく今の機種に対応してくれたこと、などについては高く評価してあげたいと思う。


 E-330のライブビュー機能にはふた通りがあって、それを「Aモード」「Bモード」とよんでる ―― このへんのことはE-330ユーザーじゃあないとちょっとわかりづらいかも知れないけど。カンタンに言えばAモードは液晶モニターの視野率が約95%だがBモードは100%。AモードはライブビューしながらAF撮影が可能なのだがBモードではMFだけでAFができなかった。それが新ファームウエアによりBモードでのAFが可能になった。かなり複雑で制限の多い方法だが、ともかくもAFができるようになってBモードでの使用感はかなり向上した。実際に露光されるまでにメインミラーがぱったんぱったんとウルさいほど作動してモニター画面もぱらぱらと切り替わって、じつに慌ただしく騒々しいけれど、MFで苦労しながらのピント合わせから、AFですばやく確実にピント合わせをしてくれるようになったことを考えれば、ま、許してやろうじゃないかという気持ちになる。
 例のパナソニックのLUMIX L1にも、E-330のBモードライブビュー機能と“同じ”ような機能を備えているのだが、その動作シークエンスがごくごく微妙に違っているのがおもしろい。

 ところで、昨日、小樽にやってきて、本日はあれこれ撮影、の予定。そして札幌に戻って明日と明後日はニコン・D200の体験セミナーの使い方ご案内係の役目、の予定。昨日の北海道の天気はすばらしく、ぼんやりとその風景を眺めているだけで気分が宇宙的に広がっていくようでありました。