GR DIGITAL Z1?

リコー・Caplio GX100
 GR DIGITALのズーム版ではないかと思うほどのカメラであります。GR DIGITALに負けずとも劣らぬ“デキ”のよい、そして“魅力”いっぱい、“夢”も感じさせるカメラだ。これならGR DIGITALといっしょに使っていても、ナンの違和感もありませんから、GR DIGITALユーザーにはじつに“悩ましい”カメラとなるでしょう。とはいっても、正直を言いますと、このGX100を受けとってしまってからすっかりそのトリコになってしまい、GR DIGITALの出番がトンとなくなってしまいましたけれど。
 当初、ぼくは24mm単焦点レンズ内蔵カメラを使ってるんではないかと思うほど、撮影中にズーミングをせず広角端の24mmばかりで撮影をしていた。それがまた新鮮でおもしろいのだ。GR DIGITALの28mmレンズに比べると、GX100の24mm側はディストーションがちょっとあってソレが少し気になりましたが ―― リコーはなぜこのGX100にデジタル処理する歪曲補正機能を入れてくれなかったのか、キャプリオのシリーズだからそれほどこだわらなくてもよかったのにねえ ―― でも、そのディストーションも24mmという超広角のことを考えれば少ないほうだし、ちょっと“撮り方”を工夫してやればそれほど目立たなく写すこともできなくもない。


 デタッチャブル式でチルトアップが可能な液晶ファインダーがとにかく気に入りました。こういったファインダーが欲しかったのですよ。煙突のようにボディ上部に飛び出しているからバッグやポケットからカメラを出し入れするときにそのファインダー部にひっかかってしまうこともありましたが、でも邪魔だと思えば外してしまえばいいし、そうすればほとんどGR DIGITALと変わらぬほどのでっぱりのないフラットでコンパクトなカメラとして使える。
 とはいえ、ぼくはそれほど邪魔とは感じずに、もっぱら液晶ファインダーを付けっぱなしにして撮影を愉しんでいます。たとえばチルトアップにして、まるで二眼レフカメラのような感覚で撮影することもできるし(そうそう、このカメラにはスクエアのアスペクト比で撮影できるモードを備えているので、液晶ファインダーをチルトアップさせてウエストレベルで写すときによろしいのだ)、通常のアイレベルファインダーとして使えばGX100をまるで一眼カメラのような感じで使うこともできる(いうまでもなく視野率は100%であります)。そのほかにも、覗き方次第でさまざまなアングルで撮影できる方法もあって(二眼レフカメラを使い込んでいた人はすぐにわかるはず)それはそれは愉しいカメラですよ。GX100を受けとってからというもの、写真を撮るのが毎日、愉しくてしょうがない。
 液晶ファインダーの見え具合はこのテのファインダーにしては相当にいいほうですし、動きの速い被写体にもそこそこ追随してくれます。視度補正機構も内蔵してますから、そのへんのことにウルさい人にも満足できるファインダーでありましょう。

よくがんばりました

ニコン・COOLPIX S500
 いままでのニコンのコンパクトデジタルカメラとはとても思えぬほどの、仕上げの良さ、デザインのよろしい、中身もある機種です。今回、ニコンはハラを括ってコンパクトカメラの開発に取り組んだようです。もしこれらが市場で受け入れられなかったらもうコンパクトから手を引くぞ、というせっぱ詰まった決断(かどうか知りませんけど)で作り上げたカメラ、という気がしないでもないです。とくに、このS500を見る限り、コンパクトデジタルカメラの“王者”であるところのキヤノンのIXY DIGITALに迫ったといってもいいすぎではないでありましょう。ニコン、よくがんばったと思います。
 大手量販店の販売価格はS500が約4万円。その機能や性能、そしてカメラの大きさ、デザイン、ユーザーターゲットなどが“ほとんどいっしょ”となるIXY DIGITAL10が約3万7千円ぐらいで、価格までいい勝負ではないですか。


 710万画素、35?105mm相当の3倍ズーム内蔵、2.5型液晶モニター、カメラサイズや重さまでソックリ。いま、S500とIXY DIGITAL10、その2台をデスクに並べて、うーむ、と唸っておるところです。似ています。しかし、カメラの仕上げの良さ、外観デザイン、操作ボタン類の配置デザインなどは、さすが、IXY DIGITAL10です。なにからなにまでがじつにスマートなんです。ソツがない。いっぽうのS500でありますが、スマートさにおいては多少の見劣りがするかもしれないけれど、それはIXY DIGITAL10と比べての話であって、(くどいようだけど)いままでのニコンのコンパクトカメラのことを思えば、上出来も上出来のスマートさがあって仕上げもとてもよろしいです。
 液晶モニターの視認性についてはS500にはもうちょっとがんばってもらわねばならないけれど ―― 視野角度が狭いのがとくに残念、そのうえIXY DIGITAL10には光学ファインダーまであるじゃないか ―― しかし、IXY DIGITAL10にはなくて(ぜひ、欲しかったのだけど)S500には備わっている大きな特徴(特長)がありまして、それはといえば手ブレ補正(VR)です。そのちっぽけなズームレンズに光学式手ブレ補正機構を組み込んだことに、そしてその効果も素晴らしいことに、ぼくは大いに注目し、そして拍手喝采をしたいですねえ。

コンパクトデジタルカメラの画質とは

ニコン・COOLPIX P5000+ ワイコン(WC-E67)
 ワイコン(WC-E67)をセットすると約24mm相当の画角で撮影することができる。で、少しぐらいならズーミングして望遠側にして撮影することも可能だ(ただし、あまり望遠側にすると描写が悪くなる、ほどほどでとどめておくのがよろしい)。だから24mmからの“超広角ズーム”としても使えなくもない。そして、このワイコンをセットしたときだけ、樽型のディストーションをカメラ内で自動補正する「歪み補正」をONにすることができる(OFFにすることもできるのだがわざわざOFFにして撮影するメリットなどない)。もともと、P5000に内蔵の36?126mm相当のズームは広角側で歪みが目立つのだがワイコンをセットするとその歪みがさらに“強調”されてガマンならなくなる。そこで常時、歪み補正はONにしたままで撮影をする。じつにキレイに歪みを補正してくれて感心なのだが、じゃあワイコンを取り付けない状態、つまり素のままで撮影したときのディストーションもまた「歪み補正」でキレイに補正してくれるかといえばそうではないのだ。このへんがニコンの不思議なところで、ワイコンなしでも歪み補正の機能が選べるようにしてくれればいいのにねえ…。
 ま、ニコンのことだから、きっと難しい理屈を持ち出して「ですから歪み補正の機能を入れなかったんです」なんていうんだろうなあ。


 いまPIEのニコンブースで、このP5000とD40xで撮影した画像を1.5×1.0メートルの巨大なプリントに仕上げて皆んなに見てもらっていると言いましたけど、その大きなプリントを見た人たちの反応がこれまたじつにおもしろい。一様に皆さん驚きます。とうぜん、P5000で撮影をしたほうのプリントにです。そりゃあそうでしょう、1000万画素といえどもP5000は“たかがコンパクトカメラ”です。せいぜい大きくしてもA3サイズぐらいのプリントまでぐらいのことを考えていれば、その数倍もの巨大なプリントを見れば、そしてきちんと写っていれば誰もがびっくり仰天します。そのプリントはといえば、れっきとしたデジタル一眼で撮影したプリントにまったく遜色なく、いやむしろ解像感についてはP5000のほうが優れている部分もありますから、じじつ、ニコンのP5000の開発者さえ驚いていたというほどのものです。
 というと、D40xの、というよりもデジタル一眼はコンパクトデジタルカメラと“同等”の実力しかないのかと、慌てもんは思うでしょうけれど、いや違います。やはり(じっくりと見比べれば)色の厚み、奥行き感、立体感、雰囲気描写力などが、さすがデジタル一眼です。このへんの、写真画像としていちばん大事な描写力でまだもう少しコンパクトデジタルカメラにはがんばってもらわねばなりません。

曼殊院

ニコン・COOLPIX P5000 + ワイコン(WC-E67)
 曼殊院(まんしゅいん)は京都の北東、修学院離宮の近くにある天台宗の門跡寺院です。紅葉がめちゃくちゃきれい。春もよろしい。交通の便がちょっと悪いので、観光客は比較的少ない。いいところです。なんだか京都ネタが続きますが、たまたま、何度も往復する機会があっただけ。

 で、ニコンCOOLPIXのP5000であります。
 小型コンパクトづくりが苦手なニコンにしては“渾身の小型コンパクト”ですね。D40、D40xと続いてカメラを一眼を小型化することで成功してますが ―― ニコンは小さなカメラを作ることがホント苦手だったのだのだが最近、俄然それがウマくなってきたようだ ―― コンパクトも従来よりもいっそう小型軽量化でラインナップを一新しました。その新ラインナップの中の“最高機種”となるのがこのP5000です。内蔵ズームレンズは36?126mm相当の3.5倍ズームで光学式手ブレ補正(VR)の機能を搭載している。なぜ28mm広角からではなく36mm純広角なのかっ、と不満を持つ人も多い(じつはぼくもそのことに少なからず不満ありですが)。たぶん、レンズの小型化(ひいてはボディの小型化)を優先させたいがために、わかっちゃいるんだけどの、36mmだったのでしょうね。でも、すこぶる付きの描写性能の良いレンズです(広角端で少しディストーションが目立つけどね)。


 というようなハナシを、いま、PIE(PHOTO IMAGING EXPO)で毎日、短時間ですけどやってます。
 P5000がどれくらい描写がよろしいかを“実証”するために、同じく1000万画素のD40xと撮り比べ約1.5×1.0メートル(ほぼB0サイズ相当)にプリントして、その写真を見てもらいながらカンタンな説明をしてます。P5000は1/1.8型CCDを使った1000万画素コンパクトカメラ。ま、例のごとく、画素ピッチがどうのこうのとか、高画素のコンパクトデジタルカメラなんてダメだ、と言っているわからんちん達は、いまだに、観念的概念的にそう思っているでしょうけれど、じつは1.5×1.0メートルの巨大なサイズにプリントしてもなんの文句もなく“鑑賞”ができるんです。素晴らしい描写です。高画素コンパクトカメラはそれほど良くなっているんです。D40xとP5000で同じ被写体を写したものをプリントにして、皆さんに見てもらって、さあどっちがP5000ですかわかりますか、と問うています。即座に「こっち」と答えられる人はほとんどいませんでした。それほどP5000の画質がよろしいのです。というよりも、P5000に限らず最近のコンパクトデジタルカメラというものが、ここまで高画質になっているということです。
 ウソだ、信じられん、と思っているアタマの堅い人は、もしお暇なら、25日の日曜日までやってますからPIEにいらっしゃい。来て、自分の眼で、そのプリントを間近で見比べてご覧なさいよ。たぶん目から鱗でしょう。

追伸。ところで、以前お話をしておりましたオリンパスの木製カメラ「Woody-1(仮称)」が、そのPIEのオリンパスブースの片隅で参考展示されております。


とうとう外部AFが…

リコー・Caplio R6
 リコーのカメラの特徴のひとつであったデュアル測距AFモード(CCD測距方式と外部センサー測距方式)が、CCD測距のみのシングルAFモードになってしまった。CCD測距と外部測距の両方を使ってピント合わせをするから、リコーのカメラはスピーディーで正確に合焦ができたんだけど(ちょっとオベンチャラ、だけど)、このR6からは他の多くのコンパクトデジタルカメラと同じくCCD測距AFのみとなった。外部センサーAF方式をなぜやめたのか、については、いろいろ諸事情があるんです、深く追求しないでやって欲しい。外部AFをやめたかわりにAF補助光機能がつきました。
 じゃあ、測距精度やスピードは低下したかといえば、いやあ、ぼくにはよくわからなかったというのが正直なところ。どっちみち、ぼくは“イッキ押し”をして撮影することは金輪際ないし ―― 急いでいても必ずシャッターボタンの半押しをしてピント確認をしてから押し込んでシャッターを切る ―― AFの測距スピードについては、よほど低速のAFでもない限りよくわからない。コンパクトカメラのAFの精度は、まあ、こんなもんじゃあないのかなあ。ただ、ピントがきちんと合うこともあるし(ごくたまに)ピンぼけになることもありました(このR6にかぎらずピントが合ったよ、とカメラがOKを出したのにピンぼけで写るというのも困ったもんだけどね、なお、ぼくが使ったR6は製品版ではなくていわゆるベータ版機種)。


 画質はR5に比べて良くなってます。かなり、というわけではないですが。高ISO感度の画質については、R5では(少し厳しい見方をすれば)ISO400を選んで撮影しようという気にはならなかったけれど、R6ではISO400ぐらいまでならそれほど不満を感じずに使えそうになりました。オートホワイトバランスも少しづつですが良くなっています (リコーのムカシの機種のことを思い起こせば、かなり良く、です)。マクロ撮影モードでの望遠側の最短撮影距離がR5では14cmだったのがR6では25cmになってしまったのは残念なこと。望遠マクロ撮影ができる数少ない機種だったのにねえ。でも、マクロ撮影での測距スピードはR5に比べて“格段に”スピーディーになりました(とはいっても結構ノンビリしてますけど)。
 ところで、意外なことでしたがGR DIGITALとR4やR5を一緒に使っている人が多いのですが ―― というぼくもその1人だけど ―― それらとGR DIGITALとはバッテリーが共用できた。ところがR6になってバッテリーが新規になったために共用ができなくなった。これもまた少し残念なことでした。

仁丹の看板

リコー・Caplio R6
 京都市内の街角には古くからこうした仁丹の看板(住所標識)があります。仁丹のマークが上にあるものや下のものがあります。住所と町名がなかなかの達筆で書かれています。いい字です。上京区(かみぎょうく)押小路通(おしこうじどうり、おしのこうじとも読みます)釜座(かまんざ)西入の上松屋町です。二条城の近く ―― ところで、この標識のある場所はいまは「中京区」ですが、ずっと昔は「上京区」だったことがこれでわかります、古い仁丹看板にはいまでもこうした昔の地名がそのまま残っていてあれっと思うけど、京都の人はソンなこと気にしてません ―― 。
 押小路通が先に書いてありますから、この場所(家)は押小路の通りに面していることがわかります。押小路通りは東西に向かう通りで釜座通りは南北の通りです。ですから、この地名を聞いただけでその家の玄関は南か北に向いていることがすぐにわかります。もし、釜座通押小路北入、の地名だったらその家は釜座通りにあって玄関が東か西に向いて建っていることになります (ただし路地の中にある家は別です)。
 京都の街を歩き回っていてもこの仁丹の看板を見るだけで、いま自分がどこにいるのかがすぐにわかりまして便利でしたね(東西南北の方角は三方に囲まれた山のカタチを見ればわかります)。でも、残念なことに家の建て替えなどでだんだんとこの仁丹標識もなくなってきました。


 昔、ぼくが住んでいた家の玄関脇にもこの仁丹の看板が貼り付けてありました。下京区の天使突抜三丁目(てんしつきぬけさんちょうめ)というのが、ぼくが生まれて住んでいた家があった町名でした。畏友田中長徳氏は「いい町名だ」といつも感心してくれます。もちろんいまでも古くからの町名は厳然として残っていますし、また、この町名を聞くだけでそのあたりの歴史もだいたいわかります。

 さて、リコーのCaplio R6ですが、ボディが旧R5に比べてかなり薄型になった。約20mm。ホールディング性も向上した。薄型のボディにするために内蔵レンズが新規設計されバッテリーもより薄型小型のもにしております。内蔵レンズの焦点距離はR5と同じ28?200mm相当の7.1倍高倍率ズームなのだけど薄いボディに内蔵できるように新しく設計をしなおしたそうです。これだけの高倍率ズームレンズをよくがんばって小さくしたと思う。CCDはR5と同じ700万画素のまま。
 そのほか、旧型と比べて大きな変更点は、液晶モニターが2.5インチ型から2.7インチ型に大きくなった。画面の色調が大きく変わってR6ではアンバー色が強めに(R5は青みが強かった)。ズームレバーがR5では相当に使いづらかったのだけど、R6ではシャッターボタンの周囲にズームレバーを設けてその操作性は格段に良くなった。ところが、ズーミングのスピードがやたらに速くてついつい“行き過ぎて”しまい、おっとっと、になってしまう。操作に慣れるまでにかなり苦労する。ちょい押しで低速、ぐい押しで高速の2スピード方式にしてくれればよかったのにね。すっかりおなじみとなった顔認識機能がリコーのカメラでははじめて搭載されましたが、ソフト処理方式なので、ま、それなりの反応でした。

もうすぐ、都をどり

ニコン・D40x+AF-S DX VR 55?200mmF4?5.6G
 610万画素のD40の基準ISO感度はISO200。で、こちら1020万画素のD40xのそれはISO100。しかしD40xもD40も、最高ISO感度はISO3200相当(Hiモード)であります。たとえばISO1600の感度は、D40xでは200、400、800、そして1600になるわけだから「4ステップの増感」、いっぽうD40では400、800、そして1600で「3ステップの増感」になる。増感の幅が少ないほど画質の劣化も少ないのはフィルムもデジタルも似たようなもので、そのISO1600感度の画質を比べてみれば(ノイズが目立つかどうかという点にかんしては)確かにD40のほうがD40xに比べて画質的には優れている。ISO3200になるとさらにその差は顕著になる。しかしそれは高ISO感度での話であって、ISO100やISO200程度の感度の画像では、目くじらを立ててノイズを云々するほどの「差」はほとんど感じられない。そして解像感についても610万画素も1020万画素もこれまた(通常の写真鑑賞スタイルでは)ほとんど「差」なんかありません(部分拡大してみれば、わずかにD40xのほうが解像感はありましたけど)。
 ということで、ぼくにとっては画質的にはD40xもD40も同じようなもんで、だから、太陽が写せるかどうか、つまり撮影被写体の制限のないD40xのほうが実用的にはいいんではないかと考えている次第です。


 低価格の標準ズームでのVRレンズ化を期待していたのだけれど、今回もやっぱり望遠ズームのほうをVR化してきました(ちょっと残念、ぼくとしてはこのクラスのカメラにはボディ内手ブレ補正をぜひ望みたいなあ、理由はヤマのようにあります…)。
 55?200mmですからその画角は82.5?300mm相当あるのですけど、とってもコンパクトで軽くて、それで安い(実販価格で4万円ちょっとぐらいか)。効果約4段分の「VR II」ではなく効果約3段分の「VR」であります。実際にVR IIレンズを使って“撮り比べ”て見たわけではないのだけど、感覚的にはやはりVR IIのほうがブレ補正の効果は優れているように思えました。3段分以下、と感じることもありました。とはいえ、VRなしのレンズと比べれば格段にVR付きレンズのほうがはるかにブレないし(当たり前だ)そのぶんよりシャープな写真が写せます。
 ところで、VRレンズに限らないことでありますが、手ブレ補正機能はそれに甘えすぎてはいけませんね。手ブレ補正の機能内蔵だからといって、ぞんざいにシャッターを切ればブレてしまいます。手ブレ補正の機能は、あくまでブレを目立たなくしてくれるだけのもので、ブレないで写せる機能ではない。補助的機能ですから、手ブレ補正内蔵のレンズやカメラボディを使うときには「ブラさないぞ」という気持ちで写すことが肝要です。そうすればガゼン、手振れ補正の機能を活用できます。老婆心ながらアドバイス。

三条堺町下ル

ニコン・D40x + AF-S 18?55mmF3.5?5.6G II
 暖かかく天気も良かった東京とはうって変わって、こちら京都は寒くて天気が悪くて、お寺の板張りの廊下を歩いていると冷たくて足の裏の感覚がだんだんとなくなってきます。北山あたりから鴨川をつたってミゾレがちらほら降ってきました。3週間ほど前にこちらに来たときは汗ばむほどの陽気だったので、ひょっとしたら気の早い桜でも咲いているんではないかと思ってやってきた京都ですが、あははは、とんでもないでした。
 でも、今回ぐうぜんに行った場所で“こりゃあ京都の穴場ぞ”と思うようなところを見つけて ―― 4月から5月にかけては、そこに行く目的だけのために京都にやってきてもよろしいぐらいの素晴らしい庭でした ―― まあ、来てよかった。というわけで、三条堺町のイノダでコーヒーを飲んだり大好きなでぎょうざを食べてビールを飲んだり震えながら京都の裏通りを散歩したり数十年前からそのままのようなうどん屋さんで玉子とじうどんを食べてます。


 このD40xはD40の“後継機種”ではない。兄弟機種とでもいえばよろしいか。だからD40xとD40とは併売されます。違いはD40は約600万画素ですがD40xは約1000万画素です。ボディもその中身もほとんどは同じで、異なるのは撮像素子とシャッターと画像処理エンジンだけです。価格はオープン価格ですが実販では約3万円ぐらいの差があるようです (なかなかウマい値付けだね)。1000万画素と600万画素を比べて3万円の価格差が納得できるかどうかでD40xの価値が決まってしまうようです。
 でも、ぼくはそういう見方をせずに、D40はカメラを太陽に向けて撮ることができなかったが、D40xではそれが“できる”という、ただこの一点だけでD40xのほうがいいと独断しています。D40は電子シャッター式のCCDを使ってますから太陽を (とくに高速シャッタースピードで) 写すと、スミヤやらブルーミングやらが盛大に出てしまう。しかしD40xは機械シャッターを使うCCDなのでそうした現象が出ません。いまどき太陽も写せないようなカメラなんて…とぼくは考えてますから、D40かD40xかどちら、と言われれば迷わずD40xにします。いや太陽なんか写さないぞ、スミアもブルーミングもそれほど気にならないぞ、とおっしゃるのであれば、安いD40が、そりゃあおすすめですよ。

ヘボでもうまく撮れるカメラ

キヤノン・EOS-1D Mark III+EF100?400mmF4.5?5.6L IS USM
 くどいけれど、それにしてもいいカメラです。使っていて飽きません。使うほどに愉しくなるカメラです。大きくて重いカメラなんだけど、どうしてなんだろうかなあ、まるで (気分としては) D40xやE-410を持って歩いているような、そんな感じがする。ボディの大きさや重さがほとんど気にならない。困ったなあ…。
 ファインダーの見え具合がよろしい。ピントが被写体を問わずしゃきっと合ってくれる。シャッターを切るとメリハリがあってファインダー画面のブラックアウトがきわめて短くずっと被写体の変化を見続けられる。高ISO感度の画質もいいからISO100で撮ることが極端に少なくなった。常用感度はISO400前後、ISO800やISO1600も頻繁に使う。
 いやあ、ちょっと誉めすぎか。でも、しょうがない、いいカメラなんだから。


 まあぼくがあれこれ言うまでもなく使ってみればすぐにわかるでしょう。とくに、いままでEOS Digitalの1系カメラを使って、うーんっと唸って不満を感じていた人は、たぶん、このカメラを使ったとたん ――最初は、 操作系がごろっと変わっているから戸惑うけれど ―― きっとおおいに感心するに違いないだろう。で、撮影をしみればこれが良く写る。失敗が極端に少ない。だから、もっと写していたいと言う気分になる。
 1系を使い込んできた人でないとちょっとわかりにくような従来機種での小さな不満点が、1D Mark IIIではきめ細かく改善されているのも嬉しい。デュアルスロットにセットしたメディア間のファイル記録や交換の機能アップ。メニューの各項目で設定すると、こんどメインスイッチのON/OFFにかかわらず、直前に設定したメニューの項目をおぼえていてそこが表示される。こっそりと搭載されているかのようなライブビュー撮影機能も十分に実用になる。電源まわりの管理がニコンに大幅に遅れていたのだがこの1D Mark IIIでいっきに追いついた。サブ電子ダイヤルの盲腸のようなON/OFFスイッチがなくなった(こりゃあイイ)。1D Mark2 NやEOS 5Dの、あの濁った川底を覗き込んでいるような液晶モニターではなく明るい場所でも画像が確認できるようにもなった。…いやあ誉めればキリがないので、いい加減にやめとこ。

 この1D Mark IIIに備わっている機能などについては、もし興味があるなら今月の20日に発売される「月刊カメラマン」でぼくが解説していますから ―― スペースに限りがありますからそのすべてを詳しく解説することあたわずでしたが、ポイントをできるだけわかりやすく書いているつもりです ―― それを買って読んでください。ココで書いているような、へらへらやくざな内容ではなくてもっとマジメですし編集部のチェックも入ってますし手間も金もかかってます。ま、1D Mark IIIの詳細を知らなくても、実際に手にしてちょっと使ってみれば、その良さはすぐにわかると思いますけどね。

キング・オブ・デジタル一眼、か

キヤノン・EOS-1D Mark III+EF50mmF1.2L USM
 素晴らしいカメラです。現在のところ、文句なしの「キング・オブ・デジタル一眼」と言っていいでしょう。キヤノンが ―― ほんと久しぶりだと思うけど ―― 本気でまじめに“ローテク (カメラのメカニズム)”にじっくりと取り組んで、現在のところベストワンと言い切ってもいいほどのデジタル一眼レフを作り上げた。もし、プロが ―― カメラを操作する知識も技量もあって (写真的センスはなくてよいが) クライアントの意向にきちんと応えられる写真が撮れる人が ―― このカメラを使って撮影をして、ヘボな写真を撮っているようならどんなカメラを使ってもダメでしょう。即日、プロをやめてしまえばよろしい。1D Mark IIIは10コマ/秒の高速カメラだぜスポーツカメラマン専用の特殊カメラだよ、と短絡的に評価をしてはいかんですねこのカメラは。
 確かにスポーツなど動きの速い被写体を確実に捉えられるだけの機能を備えたカメラではあるが、それ以外の被写体に対しても十二分に対応できるだけのチカラを備えております。

 どんな被写体にでも、なーんてことない日常風景にもカメラを向けて写したくなる不思議なカメラですね。なお使っているのはベータ版機種。でも、感服。


 少なくとも、ぼくはいままでにフィルム一眼レフカメラの出始めたころの機種からデジタル一眼レフカメラまで、そのほとんどを使ってきた経験から言うけれど(数百台にもなるかも)、1D Mark IIIほどのデキの良いカメラを知らない。むろん“デキの良い”とか“素晴らしい”とか“キング・オブ・デジタル一眼”と絶賛しているのはカメラそのものの良さだけではなく、キヤノンのカメラづくりの姿勢とそのウマさも含めてのことだ。こういったプロが使うことを大前提にしたカメラを、ここまで思い切って、そしてじょうずに“フル・モデルチェンジ”したことに大いに驚いたし感心しました。
 「じゃあ、今年のカメラグランプリは1D Mark IIIで決まりだっ」と思うのは“カメラグランプリ”のことをなーんにも知らない人の考えること。カメラグランプリとはそーゆーもんです。
 さて、ところで、この1D Mark IIIのいちばんの“ウリ”としされているのは10コマ/秒の高速連写機能だけど、知ってますか。この10コマ/秒はサーボAFモードで10コマ/秒で撮影ができるるんですよ。つまりハイスピードで動いている被写体を自動的にピントを合わせ続けながら10コマ/秒で撮影できるんですよ。くどいようですが、ピントは固定したままで10コマ/秒ではないんですよ。このことが、どれほど凄いことかはAF一眼レフカメラのメカニズムをちょっと知っている人にとってはのけぞるほど感心することなんです。ハイテクとローテクがバランス良く性能が確保されてないとこんなことできません。

RAW+JPEG、できず

シグマ・SD14+ 17?70mmF2.8?4.5 DC
 SD9もSD10もRAWファイルでしか撮影し記録できなかった。ぼくはこれがツラくて ―― ファイルサイズが大きいのは気にならなかったけれど撮影後にPCで「現像処理」するのがメンドウでめんどうで… ―― JPEGファイルででも記録できるように“熱望”していたのだけれど、それがようやくSD14で可能になりました。それは非常に難しい、とことあるごとに聞いていたので半分あきらめておったのですが、できるとわかって、快挙だっ、と大喜びした次第であります。
 ところが、いざ可能になると、ヘソ曲がりなのかそれともSD9やSD10ですっかり慣れてしまったせいか、SD14ではJEPGではなくもっぱらRAWファイルで撮影し記録し、ぶつぶつ文句をいいながら遅いことが自慢のわがPCで時間をかけて現像をしてJPEGファイルに変換している ―― 新しくバージョン3.0になった専用現像ソフトのSIGMA PHOTO Proは、画像処理アルゴリズムを向上したようで仕上がり画質は旧バージョンのソフトよりもかなり良くなっているのだが、しかし、ちんたらと遅いのだ。


 RAWでもJPEGでも撮影ができるようになって、よかった、のだけど、しかし、よくない、こともあった。RAWとJPEGと同時に記録できないのだ。どうしてこんな当たり前の、コンパクトカメラでもできることが、どうして20万円もするSD14でできないのか。ぼくはRAWで撮影するときは必ずと言っていいほど「RAW+JPEG」で撮影をするようにしているから、SD14のこの仕様には困った。一つのことが可能になると、もう一つのことがまた先送りになる。これまたシグマらしくて、でも、これは許せんよなあ。
 SD9もSD10も高ISO感度の画質はヒドかった。でもSD14ではこれも“大幅に”改善された。ISO800でも、強引に画像処理をせずにそのままストレートに使用する限りは、まあがまんできる画像になっております。ISO1600は、これは相変わらずよろしくないです ―― SD14の使い道などを考えれば無理してISO1600まで入れることなかったのにねえ。高ISO感度の画質以外に、いまのところ気になるのはジャギーがちょいと目立つこと。これはぜひ早急に、ぜひ改善して欲しいですねえ。山木さん、ラスベガスでにこにこしてないで、頼みますよっ。

ふたたび、京都市左京区法然院

シグマ・SD14+ 17?70mmF2.8?4.5 DC
 ちょっと発売されるのが遅きに失した感じもしないでもない。他に代え難い魅力を備えたカメラなのではあるが“旬”を逸したのは惜しまれてならない。当初の予定通り、昨年の秋に発売していればもっと注目されたに違いない…。結局、3月上旬、そう、すでに発売はされております。約20万円。前モデルのSD10とほぼ同じ価格であります。
 撮像素子にはフォビオン社製のFoveon X3を使っています。現在のところSD14が唯一のカメラだ。R/G/B三層構造になっていて ―― ちょうどカラーフィルムの構造と同じと考えればよろしい ―― それぞれの一層あたりの画素数が約470万画素で三層を掛け合わせて「有効画素数1406万画素」と表記している。この三層構造にしているためにローパスフィルターを必要とせず、だからじつにシャープで解像感の高い画像が得られる。色調も独特で、ピュアで透明感があり、それでいてコッテリとした深みもある。ちょうどコダクロームのよう、というと、あの辺からバカいっちゃいけないっと叱責されそうだけど、ぼくはFoveon X3はデジタル版コダクロームだと信じてますけどね。


 このSD14とFoveon X3のことについて話し出せばキリがないので、てきとーにやめときます。とにかくおもしろいカメラなんです。じつに個性的なカメラです。ぼくは大好きなカメラで、でありますから初代のSD9、二代目のSD10、そしてこのSD14と愛用してよく使ってます。SD9とSD10の不満点の ―― それを言えば、これこそ山のようにあってキリがなくなる ―― その代表格は電源まわりだったが、それがSD14で解消され(専用のリチュームイオンバッテリーになった)使い勝手は“格段”に向上しました。
 画質についても、ある特定の条件で、のけぞるほどの破綻がおこりましたが、それも大幅に改善されています(完全に、ではないところがシグマらしくて、それが好きなんですよぼくは)。シャッターが飛躍的に良くなりましたね。SD9もSD10もばったんばったんと、まるでカメラの中で機織りでもしてるんではないかと思わせるほどの騒々しさだったんです。けど、SD14ではそれも飛躍的に改善されて、おいっどーなってるんだと思うほどに軽やかになって、なんだかきわめてブレにくいカメラに仕上がっていました。

Woody-1(仮称)、続き

オリンパス・μ760
 昨年のフォトキナにオリンパスが技術発表展示をした“木製”の試作カメラについて、もう少し話を続けます。
 木製カメラといっても、もちろんすべてが“木”でできあがっているわけではない。金属もガラスレンズも使ってますし内部には電子基板もあります。三次元圧縮成型加工したヒノキ材をカメラの外装部に使って仕上げたカメラなのです。そのカメラ名については、ぼくたちが(ぼくと、デジタルフォト編集部のひとたちと一緒に)、勝手に「Woody-1」と名付けただけであります。だから「仮称」。
 さて、木材を三次元圧縮加工して自由なカタチに仕上げるのは、それはそれは苦労と高度なテクニックと加工機器が必要だったようですね(申し訳ないですがこのへんの説明は、カンタンですけど今月号の「デジタルフォト」に記載してますので買って読んでください)。非球面レンズの加工などに使用する精密金型も利用しているそうです。ヒノキ材(他の木材でも加工可能なのだがヒノキ材が耐久性も高い)を200度c近い高温蒸気釜の中で圧縮しながら成形する。このためその硬度はカメラなどに多く使用されているエンジニアリングプラスチックに匹敵するものになる。じじつ、その加工ヒノキ材にボールペンなどで強く“落書き”しても指先で拭き取るだけで、ほとんどキズもついていない。このWoody-1の大きな特徴がもう一つあって、それは木目が一つ一つ違ってできあがり、世の中で二つと同じ模様が存在しないことだ。大量生産される商品 ―― むろんカメラもそうだ ―― には、どれもあてはまることだが製品に個体差があることはゼッタイに許されない。ところがこのWoody-1はカタチこそ同じだが木目模様が一台づつ違うのであります。大袈裟に言えば現代のクローン的商品とは一線を画すようなチャレンジャブルな製品ということになる(されればのハナシだけど)。


 先日も少し言いましたけど、たぶんアナタも、そのWoody-1を手にしてみると、その手触り感の良さに魅了されるはずです。その表面を撫でていると指先に不思議な感触が伝わる。顔に近づけると甘いチョコレートのような香りもあります。
 不確かなウワサですが今週の後半からラスベガスで始まるPMAに、その試作機種が“ふたたび”出品されるらしい。もし機会があればオリンパスのブースに行って(これまたウワサのE-410やE-510はどーでもいいですから)、実際に手にして見てください。ラスベガスなんて行くつもりはないよ、という人は、ひょっとすると3月下旬のPIE(東京ビッグサイト)にも“みたび”こっそりと展示されるかもしれませんから、オリンパスのブース内をよく探してこれを見つけたらぜひ手で触れてそのオーラに感化されてください。そして、ぜひ、そこいらでウロウロしているオリンパス社員を捕まえて「製品化しろよっ」とちょっと脅かしてやってください。
 そんなヤクザな(下品な)行動はとらない、という人たちは、ここ、『Woody-1製品化推進委員会 』(デジタルフォト誌のホームページの中です)にアクセスしてもらうと、オリンパスにWoody-1の製品化を要望するページがあります。なにかアンケートや意見を書き込んでください。それをまとめて(ぼくたちが責任を持って)オリンパスフォトイメージングに手渡します。(すでにたくさんの方々がそこに書き込んでおられるとの情報を編集部からもらいました、ウレシイかぎりです)皆さんの声が集まれば、腰の重いオリンパスもナニか動きが出るんではないかと期待しています。
 とにかく、もしも、ですが、試作Woody-1を手にする機会があったらヒノキ材の感触だけでなく、内蔵レンズや金属製スライドカバーや裏表カバーの合わせ具合などもじーっくりと観察しておいてくださいね、将来、うわっ、と驚くような新技術が隠されてるはずですから。

Woody-1(仮称)

オリンパス・μ760
 以下、機種名と内容がややこしいけど ―― いまのオリンパスはなにかとややこしいのだ ―― 760は7.1メガで3倍ズーム内蔵、同時発売の750は同じく7.1メガで5倍ズーム、どちらもCCDシフト方式の手ブレ補正機能を持つ。この2機種は外観スタイルなどはそっくり。ところがμ710という7.1メガで3倍ズーム内蔵の機種もあって(こちらは750/760の発売によりディスコン)、その3機種はまるで同じ洋服を着た“三つ子”が並んでいるようで、よほどの変人奇人でもない限り見分けるのはかなりムツカシイでありましょう。手ブレ補正付き薄型軽量で生活防水機能も備えていて2.5型の液晶モニター(750よりも760のほうが見え具合がよろしい)搭載なのだが、なんだか、これっといったパンチのない、オリンパスの“やる気”が感じられないカメラです。


 こんどのμシリーズには“やる気”があまり感じられないですが、いっぽうで、なんだか“やる気”むんむんを感じないでもない「カメラ」もあります。昨年、ドイツでおこなわれたフォトキナに、オリンパスが圧縮木材をボディ外装に使ったカメラを参考出品(正確には技術発表)してました。ふーんっ、と見過ごしてしまった人も多かったでしょうけれど、いえいえ、この木製カメラはちょっと注目なんですよ(いろんな意味でです、そのうちわかるでしょうけれど)。
 というわけで、先日、オリンパスに無理を言ってその木製カメラの話を聞きに行きました。その時はじめてその試作の木製カメラ(カメラとして撮影ができる)を手にすることができたんだけど、いやあ、これが素晴らしいカメラなんですよ。手触り感が独特で、いままでカメラでは経験したことのない手触り感です。これは欲しいっ、とぼくはすぐにそう思ってしまいましたが、たぶん、皆さんの多くもそのカメラを手にして触れてみると木のオーラに感化されて欲しいっ、と思うに違いないですよ。
 でもオリンパスは「これはあくまで試作であって、いまのところ製品化する予定はない」というのです。このへんの子細顛末は、いま発売されている「デジタルフォト」に取材記事として掲載してます。いやソンなケチなことを言わずにぜひ製品化してくださいよ、と頼み込んだりしましたが、ぼく1人じゃあどうなるわけでもない。というわけで、多くの人たちの「製品化して頂戴よ」との声を集めてオリンパスに頼んでみようと企画しました。ココ (デジタルフォト誌のホームページです)に要望を出すアンケートコーナーを設けてもらっていますので、皆さん、ぜひひとつどうですか。