カシオのカメラはあれこれ23機種がラインナップ中

カシオ・EX-ZR20

 カシオのカメラには、現在のラインナップに(3月発売予定の機種も含めると)合計23機種もある。どの機種がどんな特徴(特長)があるのか、これじゃ、よほどのカシオファンでもない限りわからない。どの機種も、画素数とズーム倍率、液晶モニターサイズの組み合わせだけが変わっているだけで、基本的な性能はどれもこれも同じように見えてしまう。とてもややこしい。
 じつはぼくもよくわかっていないのでエラそうには言えないが、現行23機種は大別すると、「ハイスピードエクシリム」と「エクシリム」のふたつのグループにわかれる。

 「ハイスピードエクシリム」のグループには6機種、「エクシリム」のグループには17機種ある。では、ナニを根拠に「ハイスピードエクシリム」と「エクシリム」でグループわけされているのかといえば、「ハイスピードエクシリム」のほうは約30コマ/秒の高速連写の機能を備えているものに限定しているという。もうひとつのエクシリム・グループはそれ以外の機種、つまり高速連写機能のない機種であるという(カシオ広報部の担当者からの受け売り)。
 で、その高速連写機能を備えた「ハイスピードエクシリム」の中の最新型カメラが、このEX-ZR20というわけだ(3月中旬の発売予定)。


 ZR20は25~200mm相当の8倍ズームレンズを内蔵させて、1/2.3型の1610万画素CMOSセンサーのカメラ。以下、カタログスペックの、これまた受け売りだが、「起動時間が約1.4秒」、「AF時間が約0.13秒(ワイド端、当社測定条件で)」、「レリーズタイムラグが約0.015秒(AFロックしてから)」、「撮影間隔が約0.26秒(16GBSDHCカード使用時)」という具合に、とにかく高速をウリにしている(いろいろと言い訳らしい条件はあるけれど)。
 確かに、動作すべてがシャキシャキしていて、使っていてじつに気持ちいい。短気な人にはぜひ、おすすめのカメラだぞ。

 ところが、少し気になることがあって、いま現在の実販(予想)価格が約3万8千円ぐらいなのだ。というのも、このZR20の上位機種として、昨年の秋に発売になったEX-ZR200という機種がある。こちらのZR200のほうは、画素数もモニターサイズもZR20と同じだが、24~300mm相当の12.5倍のズームを内蔵している。ハイスピードエクシリムのトップモデルだが、ZR20と撮影機能はほぼ同じ。で、現在の実販価格はといえば3万円ぐらい。
 ZR200のほうは、ZR20に比べるとボディの厚みが少しあるだけで、高さと幅はほぼ同じ。内蔵ズームが12.5倍なのだからそれはしょうがない。でもしかし、ズーム倍率が勝っていて画素数も同じで(写りも同じで)、ZR200のほうが安い、というのだから新型ZR20としては、ちいと「立つ瀬」ないよなあ、と思う。

初体験、ミニ撮影ツアー参加

ニコン・D7000+TAMRON 18-270mmF3.5-6.3 Di II

 二日ほど前のことだけど、いわゆる「撮影ツアー」ってものに初めて参加してきた。本日のブログはその体験談であります。
 インプレスの『GANREF(ガンレフ)』が主催しておこなっている『GANREF・被写体別ワークショップ』というのがそれ。撮影テーマ別にプロ写真家が撮影の案内や撮影指導などをおこなってくれる日帰りのツアーだ。さらに、ご丁寧にも、後日に写真の講評会まで設定している。
 今回ぼくが“参加”したのは風景写真家の萩原史郎さんと萩原俊哉さんのご兄弟二人が案内してくれる冬景色撮影ツアー。ぼくにとっては史郎さんも俊哉さんも旧知の間柄。だから気楽で愉しいツアーだった(めちゃくちゃ寒いのがツラかったけど)。

 雪景色を見て、その写真が撮りたかった。これがツアー参加を申し込んだぼくのいちばんの理由。偶然あるところで史郎さん俊哉さんに、ソンなことを話していたら「こんなのがあるよ」と教えてもらったのがコトの始まり。
 このツアーは、朝、新宿に集合して貸し切りバスで「現地」まで連れて行ってくれる。撮影場所は、軽井沢周辺の凍りついた滝や、雪の野原や林。そこに着けばあとは史郎さんや俊哉さんが撮影ポイントまで案内してくれる。“手取り足取り”撮影の指導をしてくれる。撮影が終われば、再び新宿まで送り届けてくれる。ぼくにとっちゃあ、もう、まったくお大尽になったかのような至れり尽くせり。


 この日のGANREF撮影ツアーは、参加者に対しての史郎さんと俊哉さんの親切さもさることながら、同行したGANREF編集部のスタッフも、あらゆる点で気配り心配りが満点だった。ぼくは体験してみて一日中、そのことに感心しまくりだった。
 参加費用は交通費込み、撮影案内兼指導付きでですよ、16,800円(食事なしだが傷害保険付き)。もし、ぼくが一人で雪と氷の軽井沢の山奥にクルマを運転して行くことを考えれば、この内容で、この費用は破格に安いと思う。なにしろ、行き帰りのバスの中で大好きなビールも飲める…ふっふっふっ。

 参加者は15名ほどで、うち女性が5~6名だった。全員がめちゃくちゃ元気で、半分凍った川の中に入って三脚を立てる、雪の上に腹ばいになって撮影するのを、軟弱モノのぼくは唖然として見ておりました。粉雪の舞う夕暮れ時の嬬恋の丘はマイナス15度以下でした、その中で1時間以上も全員が撮影を続けている(ぼくも、だけど)。

 それにしても、この日のGANREF撮影ツアー、めんどうを見ているスタッフも史郎さんも俊哉さんも、手間がかかり気を使うワリにその“見返り”はほとんどない、と思う。ハナからそういったことを求めていないようにも見える。いくつかのカメラメーカーも、ユーザーサービスのひとつとしてこうした撮影イベントをおこなっている。しかし、大量のカメラを作り売って儲けている一部のメーカーが、ほとんど関心を示そうともしていないのを見るにつけ、ユーザーサービスとか写真文化をどう考えているんだろうかと、そこが常々ぼくは不満で理解できないことだった。
 そんなことをウエブマガジンの「GANREF」や写真家が定期的に行い、何げないふりをして写真文化に貢献していたということに驚かざるを得ない。

 というわけで、史郎さんと俊哉さんの「GANREF撮影ワークショップ」は次回、4月ごろに桜の撮影ツアーを予定しているそうです。ぜひ、一度参加してみてはいかがでしょうか。

光学式ローパスフィルターを外す

リコー・GXR+RICOH LENS A16 24-85mmF3.5-5.5

 このA16カメラユニットには、APS-Cサイズ相当の約1620万画素CMOSセンサーが採用されている。ニコン・D7000やペンタックス・K-5などに使用されているCMOSセンサーと“基本的”には同じもの(と思う)。
 ただし、それらとA16のそれが異なるのは、A16では光学式ローパスフィルター(OLF)が省略されていることだ。A16は、A12マウントユニット(APS-Cサイズ相当のセンサー使用)と同じくOLFを外している。OLFの弊害は、ほんらい備えている解像感を“わざと”低下させ画質を悪化させていることだ。一部のコンパクトカメラを除いて、現在の多くのデジタルカメラは、偽色(ぎしょく、にせいろ)やモアレ(干渉縞)を目立たせなくするために ―― OLFを使用しても偽色やモアレが発生することもある、ここは重要 ―― やむを得ず使用しているものが多い。

 OLFは必要悪、と考えられてきたが、最近になって画像処理技術、とくにデモザイキングやその他の処理技術が進歩したりして(ほかにも理由があるが)OLFを外す機種もちらほら出てきた。デジタルカメラのパーツの中ではOLFは撮像センサーに並ぶほどの高価な部材の1つで、このOLFを使用しないだけで大幅なコストダウンがはかれる。いうまでもなくコストダウンだけではなく画質(解像感)が大きく向上する。


 しかしOLFを取り去ると偽色やモアレが発生しやすくなるという心配もある。でも、それははっきり言って机上の空論だ、とぼくは断言したい。
 実際に、OLFなしのデジタルカメラをだいぶ以前から何台もぼくは使ったこともあるし、現在も使い続けている。しかし写した森羅万象の画像に偽色やモアレが出たとか、出て困ったとかの経験がほとんどない。
 万が一(ほんとにその程度の確率だ)偽色やモアレが出たとしても、よほどの眼力を持って目を皿のようにして見て、ようやく「発見」できるというレベルだ ―― むろん、おおっ出ているゾ、とはっきりと見えるシーンに出くわすこともあるだろうが(ぼくは、ない)、それは希有なことだろう。そして、いまでは撮影後の画像処理や撮影時のちょっとした工夫などで、簡単に偽色もモアレも「消す」ことができる。

 OLFのあれこれの話をするとキリがなくなるのでこのへんでやめておくけれど、とにもかくにも、OLFをなくせば解像感が飛躍的に向上することは確実。つまり、写りが良くなる。であるからして、ついでだから言っておくけれどニコンのD800/D800Eで、一般のユーザーが高解像力であるD800EではなくD800のほうを選ぶというのは、どう考えても理解できない(D800EはOLFがない、のではなく効果をなくしている)。
 話を元に戻すが、つまり、OLFのないA16カメラユニットは1620万画素の高画素と、ズームレンズながらレンズ描写の実力(なかなか味のあるナチュラルな描写)を最大限に発揮して優れた画質が得られるし、実際に写してみたらその通りで、とても解像感と味のある描写でありました。

 ところで、このA16カメラユニットのレンズ鏡筒が、まるで「ドカン」のように素っ気ないスタイルなのが気になっていた。そこで、ほらこんなふうに、ズームレンズのラバーを巻き付けてみたら(右側の写真)、ぐんっと“レンズらしく”カッコ良くなったではないか。

今日は話があちこちに跳ねてしまった

リコー・GXR+RICOH LENS A16 24-85mmF3.5-5.5
 GXRの「カメラユニット」の焦点距離は、すべて35mm判での画角に相当する換算焦点距離である。カメラユニットは(前回も説明したが)、撮像センサーとレンズが一体化していて撮像センサーのサイズもまちまち。ユーザーがわかりやすいように35mm判相当の焦点距離で統一している。いい決断だ。

 しかしこのことを、ワケのわからんトンチンカンが、実焦点距離を明記すべきだとかナンとか言っているのを聞いたことがあるが、あの、ミラーレス一眼の名称うんぬんにイチャモンをつけているのと同じ、大変にレベル低い話であります。どーでもいいじゃないかソンなこと、と思いませんか。
 ぼくなんか、山田希美男さんと呼ばれようが田中久美夫さんと呼ばれようが ―― 実際、面と向かってそう呼ばれたことは何度かあったし、その名前でメールがくることも少なからずあった ―― しかし、ぼくはぜーんぜん気にしないし、目くじら立てて「違いますよっ」とシラケることは言わない。ぼくのことを言ってるつもりが「山田久美夫くん」と混同してるんだな、と思ってればそれですむことだ。

 うーむ、ハナシがまた、ふらふらと横道に逸れてしまう。まるで徘徊老人。そういえば、先日のCP+でのハナシも、制限時間がキツク決められているからして、ついいつものように本題からふらふら離れてしまうことのないように、そこに神経を使いすぎてぐったり疲れてしまったのだけど。


 GXRのカメラユニットには、すでに「RICOH LENS S10 24-70mmF2.5ー4.4 VC」というのがあって、画角だけを見ればこのA16とほとんど同じ。せっかく新しいカメラユニットを作るんだったら、ここまでソックリな焦点(画角)域でなくてもよかったのではないかと、そこもちょっと不思議だった。

 そのS10は1/1.7型CCDを使っていて、そしてセンサーシフト方式の手ブレ補正の機構(VC)も組み込まれている。ところで、A16だとかA12とか、S10やP10の記号の意味するところはというと、「A」はAPS-Cサイズ相当の撮像センサーで、「S」はスモールセンサー、「P」はさらに小さなピコ(プチ)センサーの意味をあらわし、「16」は約1600万画素、「12」は約1200万画素、「10」は約1000万画素のこと。であるからして、「A16」はAPS-Cサイズ相当の撮像センサーで約1600万画素、ということになる。S10と決定的に違うのはココなのだ。おおっ、もう1つあった。VC、つまり手ブレ補正がカメラユニット内にあるか、ないか。S10にはあって、A16にはそれがない。

 で、そのA16とS10とを撮り比べてみたのだが、レンズ描写や撮像センサーサイズうんぬんよりも、画素数の違いが明確に出ていた。むろん言うまでもなくA16のほうが高解像力で高画質だった。「画質」がよかったことの理由は次回に説明予定。あたりまえだけど高ISO感度の画質もだいぶ違いましたね。

GXRシステムの大義名分

リコー・GXR+RICOH LENS A16 24-85mmF3.5-5.5

 GXRはユニット交換式カメラとよばれている実にユニークなシステムカメラである。基本的には「ボディ」と「カメラユニット」を組み合わせて使用するスタイルだ。ボディには、レンズと撮像センサー“以外”のデジタルカメラ構成部品や操作系が備わっている。カメラユニットには ―― 「カメラ」との名称がいまだに違和感ありなのだけど ―― レンズと撮像センサーを一体化して画像処理エンジンも内蔵させている。

 当初のGXRシステムは、撮像センサーと使用するレンズを「一体化」してパッキングすることで、つまり、撮像センサーの特性を最大限に発揮できるレンズ設計をしてそれと組み合わせればより高画質な画像が得られるし、コンパクト化や気密性にも優れる、とのコンセプト(大義名分)でスタートした。
 ところが、レンズのない撮像センサーだけの、ライカMマウントの「レンズマウントユニット(A12)」を発売して、そこでGXRシステムの大義名分を捨ててしまった。


 リコーがGXRの大義名分をみずから捨ててしまったことについて、それを揶揄する人もいるようだけど、ぼくは、ええじゃないか、べつにそんなことは、と考えている。時代がどんどん変化しているなかにあって、いつまでもムカシに打ち立てた大義名分にがんじがらめになっていては進歩も発展もない。民主党を応援するつもりはないけれど、現にマニフェストだって時代の流れを見て(だけではないけど)あっさりとチャラにしているじゃないか。
 だからMマウントレンズが使用できるレンズマウントユニット(A12)がGXRシステムに新しく加わっても、いちゃもんを言うつもりは毫もない。

 おおっイケナイ、いきなりハナシが横道にそれてしまったけれど ―― GXR用のペンタックスKマウントユニットの開発秘話を、と考えてたのだけどソレはまたいずれということで ―― この新しいレンズユニット(A16)は、もともとの「大義名分(コンセプト)」に沿って撮像センサーとレンズを最適化させて設計開発されたものである。
 ただ、初めてこのA16レンズユニットを見たときはさすがに、うーんちょっと、そのレンズの大きさにたじろいだ。レンズ性能を最大限に追い詰めたために仕方なく大きくなってしまった、というのでもないらしい。デキが良ければ「GR LENS」と謳うはずが、「RICOH LENS」になっているのを見れば、なんとなくそれがわからないでもない。もちろん、RICOH LENSだから性能がイマイチだなんてことはゼッタイにないのだけど(それは撮ってみればわかる)、でもなぜこんなに“おおげさ”なレンズになっちゃったのか不思議だなあ。

CP+のペンタックスリコー・ブース

リコー・CX6

 リコーのカメラには、他の大どころのメーカーよりもずっと早く採用を始めた機能や、大変にレベルの高い機能や機構を搭載していて、それがあまり知られていない(と、ぼくは感じるのだけど、でも、熱いリコーファンには“常識”なのかも)。
 たとえば、オートホワイトバランスの「マルチパターンAUTO」や「レベル補正マニュアル設定」とか、コンパクトカメラに高感度ノイズリダクションの機能を盛り込んだのも、たぶんリコーが最初ではないか。
 画素ずらし超解像の撮影機能なんか10数年前の機種にすでに搭載しているほどだ(はずかしながら、最近それを知った…)。また、一部の機種だが、充電式の専用バッテリーとアルカリ乾電池の「両方」が使えるようにしているのも、他のカメラメーカーととっくにやめてしまっているのに“意地”のように続けている。ぼくはタイヘンにエラいことだと思う。


 今年のCP+は、そのリコーがペンタックスがひとつのブースで“共同開催”することになった。つまり、そう遠くない時期にリコーとペンタックスのカメラ部門が一緒になって、文字通り“チカラをあわせて”製品の開発と販売をおこなうといわれていて、CP+がそのスタートとなりそうなのだ。ともかく、リコーとペンタックスの人たちがユーザーの前に「一緒に立つ」というのは、昨年、リコーがHOYAからペンタックスを買収してから初めてのことでもある。

 で、ぼくはそのCP+のペンタックスリコー・ブースで「リコー・ペンタックスのカメラの魅力」という、ぼくにとってはタイヘン大きなテーマで話をすることになっているが、ようするにリコーとペンタックスが一緒になると、どんな愉しいカメラができあがるだろうか、と夢の夢の話をするということで、これは難題だなあ。つい、うっかり失言もしてしまいそうで、それも怖い……。ペンタックスリコー・ブース

Jaguar Mk2 3.8

オリンパス・E-5+ZUIKO DIGITAL ED35-100mmF2

 ほんとうに素晴らしいレンズだ。
 使うたびに、どんな被写体を撮っても、シャープで諧調豊かに写っているので、うーむ、と唸ってしまう。いい加減な気持ちで写してもそれを裏切るように写ってしまうことで、ウデが悪いのにイイように勘違いしてしまう。そういう意味では「キケンなレンズ」だ。
 重くてデカくて高価なレンズだが、これを持ってふらりふらりと街中を歩きながらスナップしているとじつに愉しい。むろん手持ちスナップなのでレンズフードと三脚座金は取っ払って持ち歩く。

 オリンパスのEシリーズ用のレンズには、これでもかっ、というほどに大きくて重くて高価なレンズが何本もラインナップされていて、そのどれもがめちゃくちゃ良く写る。
 聞くところによると、画質が大幅にアップしたE-5を持ってしても、それらのレンズがほんらい備えている「実力」はまだまだ発揮できないらしい。十分に余力を持ったレンズ。つまり、カメラ側がもっと良くなれば良くなるほど、レンズの「実力」が引き出せて素晴らしい描写の写真が得られるというのだ。


 先日、雑誌の取材でオリンパスのある人に、小川さんだ、インタビューしたときに、Eシリーズはこれからどうするんですか、やめるってことはないでしょうね、と聞いた。
 小川さんは、「今とにかくやめる理由はありません。もういらないよってファンのかたがいわれるとしたら、ちょっと違うんですけどね。今は私はやっぱり必要だなって思っていますね」と答えた。インタビューしたときはちょうどオリンパスの粉飾決算が大問題になっているときで小川さんの受け答えにいまいち元気がなかったけど。
 それを聞いて喜んだぼくは、「うれしいなあ。それじゃあE-5の次は着手しているわけですか」と重ねて聞いたところ、小川さんは、しばらく黙っていた後に、「まあ、そうですね」と意外なほどはっきりと、E-5後継機種を開発していることを認めた。

 以下は憶測なのだが、オリンパスとしてはせっかく苦労をして作った高性能なレンズの実力を十二分に発揮させないのは忍びない。それらのレンズに負けないだけのカメラボディを作り上げたいという夢を抱き続けているのではないか。それが小川さんの言うE-5の後継機種のような気もする。
 E-5後継機が出てくるまで、もうしばらく時間的猶予が必要かもしれないが、その完成をじっと我慢して待っている価値は十分にあるとぼくは思う。
 レンズの実力を発揮させるためのカメラボディを作ろうとしているカメラメーカーなんて、オリンパスのほかにはそうはないはずだ。むしろ、カメラ側が進化してそれを追いかけるようにレンズをモデルチェンジしているメーカーのほうが多い。

 とかなんとかの内容も含めて2月9日からのCP+のオリンパス・ブースの片隅で(オリンパスからストップがかからなければ)あれやこれやのハナシをする予定であります。オリンパスのブース案内