構えずに撮るカメラ

カシオ・G'z EYE GZE-1

 「G'z EYE(ジーズアイ)」は、高い耐衝撃性と防塵防水性を備えた新しいタイプのカシオデジタルカメラのブランド名またはシリーズ名。で、その第一号機となるのが「GZE-1」というわけだ。

 時計のカシオG-SHOCKの外観デザインを模したとはいうが、じっと見つめているとまるでダンゴムシのロボットのよう。
 GZE-1底部には三脚穴があるので小さな卓上三脚にセットしてみると、三本足ロボットだ。これが意外と似合う。そのままテーブルの上に置いておくと突然、両手が出てきてすたすた歩き出しそうな、そんな気もするし、突然ナニかしゃべり出すんじゃないかと錯覚してしまう。むろん、いくら待っても歩き出さないし、ひと言もしゃべらないけど。

 しかし実は、そんなオモチャっぽいヤワなカメラじゃなく、ぎんぎんのマッチョで堅牢ガンコな新しいコンセプトのカメラである。
 カシオが言うには「世界最強のデジタルカメラ」なんだそうだ。
 そう言われてみると護身用武器になりそうな気もしないでもない。当たり前だが、そんな使い方をするモノではない。

 そのタフさはというと、耐衝撃性は4メートルの高さから落としても壊れない(落下面は合板。岩やコンクリートは保証外)。防水性は水深50メートルでも撮影可能(ただし連続で約30分間まで)。
 通常、このテのタフカメラでは耐衝撃性は約2~2.5メートルの高さが限界で防水性は約15~30メートルぐらいだから、GZE-1がいかに耐衝撃、耐水性に優れているかだ。

 GZE-1のベースとなったカメラは、カメラ部と液晶部が分離するFR100やFR200である。そのFR100/200も耐衝撃性や防水性はそこそこあるのだが、それらに比べてもGZE-1ではさらにいっそう耐性をアップしている。




 「GZE-1は構えずに撮るカメラです」と、そうカシオは胸を張って言った。
 というわけで、上着のポケットやジーンズの尻ポケットにに突っこんでふらふら歩く。「おっ」とナニかに感じればポケットからさっと取り出して、GZE-1をソチラに向けて当てずっぽうノーファインダーでシャッターを押す。これがおもしろい。

 GZE-1のほんらいの「正しい撮影スタイル」は野や山、水辺をハードに跳んだり跳ねたりしながら激しいシーンを写すもの。それはわかっておりますが、こうした街中のスナップで「構えずに」撮ってみると、いままでの「ノーファインダー撮影」とは違った感覚で撮影は意外と愉しいもんでした。