11月13日


坂道の下のトライアングル




 SIGMA fpには小さな不満点もありますが、なぜか、使っていて愉しく、あれも撮ってみようこれも写してみようという気持ちになるカメラです。不思議な魅力をもったカメラですね。


シグマ・SIGMA fp + MC-21 + キヤノン・EF50mmF1.2L USM

 シグマにとってはベイヤーセンサーは初ものです。
 ずっとFoveonセンサーひと筋でやってきましたから、さてどんなものだろうかと思ってましたが、失礼ながら、画質は予想外の良い仕上がりでした。

 色調もコントラストも諧調描写も、そして高ISO感度も上出来でした。オーバー露出になりにくい傾向があって、ぼくとしてはそれが使っていて嬉しかった。
 シーンによっては赤色が飽和することがありしたが(いまどきのデジタルカメラでは珍しい)、しかしそのシーンはやや厳しい条件でしたから、ま、しょうがないか。

 とくに感心したのが高ISO感度でのノイズ処理。
 fpのISO感度範囲は、基本設定ではISO100~ISO25600ですが、拡張感度モードを選べばISO6~ISO102400まで広がります。
 高ISO感度はISO6400ぐらいなら、強度のノイズ忌避症でもなければ充分に許容範囲です。少しがまんすればISO12800でもISO25600でも使えそうです。高ISO感度になっても「色抜け」が少ないのにも感心しました。

 なおISO6~ISO80までの拡張低ISO感度は、複数枚をいっきに連続撮影し画像合成するのでシャッタースピードによっては動体が分割合成したように写ることがあります。基本は静止したものを写すのがいいでしょう。画質はそこそこ低ノイズで諧調豊かですが、使い勝手のことを考えればおすすめできません。

 いままでシグマはFoveonセンサーの高ISO感度の弱さに悩んできたから ━━ 使いものにもならないISO6400を見栄を張って入れてましたが ━━ その恨みつらみを果たすように最高ISO102400までブチ込みました。いやはや、その鼻息の荒さが伝わってきます。




2019.11.13 | | Comments(0) | Trackback(0) | -

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