11月16日


秋の陽射しの中に虹色の光の粒が広がる





リコー・GR III

 GR IIIはローパスフィルターを使ってませんから解像力の高い画像が得られます。初めて使ったとき、ぱりぱりっとして手を切りそうなシャープさを感じました ━━ 当初、リコーの担当者は「そんなことありません、GR IIと同じレベルです」なんて言ってたくせに、しばらくすると手のひらを返したように「高解像力がセールスポイントです」なんて言っていた ━━ 。

 レンズとイメージセンサーと画像処理がうまくマッチして(たぶんマグレ)実際の画素数以上の解像力を発揮しています。
 しかしその反面、撮影シーンによっては偽色や色モアレがひじょうに目立つことがあります。人工物の多い、たとえば都会の遠景を写したりすると、その画像をじっと見てみるとあちこちに"あらぬ色"が散らばっています。趣味で使うのならいいでしょうけど、これじゃ仕事用にはなりません。

 今日の写真でも偽色が顕著に出ています。
 ちょっとわかりにくいかもしれませんが、濡れたアスファルトの雨粒が強い逆光を受けて赤や緑や青の光の粒となって散らばっています。
 これはこれとして、とてもおもしろいなあ、と思う。

 むろん狙って撮ったわけではないですが、狙って撮ってみるとそれはそれとして愉しいかも。
 たとえばきらきらした逆光の水面などに盛大に出てくるので、それを利用して写真表現してみるのもいいかも。GR IIIの特別な贈り物。

 ほんらいならば、あってはならない現象です。ローパスフィルターを外したのなら偽色/モアレが発生する可能性は大いにあるわけですから、画像処理でなんとかそれを防ぐ工夫をしてもらわなくちゃ困ります。

 蛇足ですが、軸上色収差と偽色とは、いちおう別ものですからね。
 今日の写真はわかりにくくて、話もおたくっぽくてスマンでした。




2019.11.16 | | Comments(0) | Trackback(0) | -

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