12月9日(月)


オリンパスの新型OM-D E-M5 IIIについて・その2

 新型のOM-D E-M5 IIIが旧型のE-M5 IIに比べて、どんなところが「良く」なっただろうか。

 スペックで比較すれば数値的には良くなったところがたくさんあるのだけど、これだっ、と大きな声で宣伝するようなところが少ない。

 旧型E-M5 IIと比べて新型E-M5 IIIで注目したおもな点は以下の通り。ぼくの個人な評価、好みですので「見落とし=興味なし」があるかもしれませんが。

 ・画素数が1605万画素から「2037万画素」にアップ。
 ・AF測距方式がコントラストAF方式のみから「プラス像面位相差AF方式」に。
 ・電子シャッターの最高速が1/16000秒から「1/32000秒」と1EVぶんアップ。
 ・動画がフルHD・60p から「4K・30p」も追加。
 ・アイポイント長が21mmから「27mm」に。
 ・手ぶれ補正の効果段数が5.0段から「5.5段」にアップ。

 これらの他に、プロキャプチャーとかフォーカスブラケット、深度合成、ハイレゾショットなどの撮影機能なども備わっているが、こう言っちゃあナンだけど、いずれも「うわっ良くなったなあ」と感動するほどのものではなかったです。

 実販価格で約2万円ほど高くなるがE-M1 Mk IIにも備わっているし一部機能はE-M1 Mk IIのほうが優れている。くどいようですが(ほんと、くどい)、新型E-M5 IIIとなって実販価格もハネ上がったのに旧型E-M5 IIに比べてあまりにも魅力に乏しいのですよ。



 モデルチェンジされて新型カメラとなったけれど、旧型カメラに比べて"心ときめく"ほどの新鮮さが感じられないのは、なにもオリンパスのカメラに限ったことではありません。他のメーカーのカメラでも多かれ少なかれ、最近はあることです。
 デジタルカメラの技術的進歩が、かなり鈍化して、いや、そういう言い方は良くないですね、停滞ぎみ、と言ったほうがいいかも。

 数年前まではぐんぐん右肩上がりで、新型カメラが出てくるたびに、画質は良くなる、新しい撮影機能は盛り込まれるといった具合に、どきどき、うきうきしたものですが、もうそういう愉しみがなくなってしまっています。
 いま、デジタルカメラは完熟しつつあって、カメラの機能もほぼ完成域に達したのではないでしょうか。画素数だって一時の大騒ぎのことを思えばいまは沈静しきっています。

 ただ、交換レンズの性能については(とくにミラーレスカメラ用レンズは)、いま急成長期にあってこれからどんどん良くなっていく可能性は大いにあります。カメラボディのほうは、とうぶんは画期的な機構や、撮影機能のドラスティックな向上などは期待できません。遅遅としてのんびりゆっくり機能改善していくぐらいが関の山、かな。





オリンパス・OM-D E-M5 Mark III + M.ZUIKO DIGITAL ED12~200mmF3.5~6.3

 オリンパスのカメラ、とくにOM-Dシリーズのカメラは手ぶれ補正がとてもよく効く。シャッタースピードのことなど気にせず手ぶれの心配をしないでガシガシと撮れます。
 この写真は「1/8秒」ですが、手ぶれはほとんど目立ちません。「手ぶれはだいじょうぶ」と思い込んでるから撮ってるときはシャッタースピードのことなどまったく気にしない。

 だから、オリンパスのカメラを使った後に他メーカーの手ぶれ補正機能を内蔵したカメラやレンズで撮影したりすると、予想外に手ぶれが目立って「えっ!」と驚くことが多い。
 他メーカーの機種と比べて、数値的に同じ補正段数だったとしても(実感として)オリンパスのカメラのほうが良く効くようですね。



2019.12.09 | | Comments(0) | Trackback(0) | -

«  | HOME |  »

プロフィール

田中希美男 thisistanaka

田中希美男 thisistanaka

カレンダー

11 | 2019/12 | 01
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -