小型軽量操作簡単の全天球型カメラ

リコーイメージング・THETA S

 THETA S(シータ エス)は、カメラ眼前の前後、左右、上下も360度の静止画または動画が撮影ができる超小型デジタルカメラである。全天球型カメラ。かなり特殊なカメラだがめちゃくちゃ愉しい。使いやすいので「特殊」じゃなくなっているというのが大きな特徴。
 全天球型カメラは世の中にたくさんある。しかし、大型で高価で、操作も撮影も複雑であるため一般のユーザーが気軽に使えるというものではない。ところが、THETA Sは大変に小型で軽量、カメラ操作もいたって簡単。シャツの胸ポケットに入るほどのサイズ。取り出してシャッターボタンを押すだけでカメラの周囲360度の静止画でも動画で も容易に撮れる。

 撮影した静止画や動画は、スマートフォンやPCの画面上を、指先やマウスでスクロールすることで自由自在に角度を変えたり拡大縮小することができる。


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 上の写真はTHETA Sで撮影した360度の静止画写真。
 THETAの画像を専用ソフト(ブラウザー画面とリンク)を使って表示している。画面下のアイコンをクリックしたり、マウスで画面をぐりぐりスクロールすると画面を自由に動かせる。
 写っているのはフェラーリのディーノ246GTの車内。自撮り棒の先に取り付けたTHETA Sをディーノ246GTの小さな窓から差し込んで、iPhoneのアプリ画面でシャッターを押してリモコン撮影したもの。黒い自撮り棒がまったく写り込んでいないことに注目してほしい。THETA Sをまるで宙に浮かせて写したようではないか。ただし後方(Cピラー)にウマく隠れたつもりのぼくの姿がちょっぴり写っているのはご愛嬌。

 THETA Sは、約2年前に初代のTHETAが発売された(静止画撮影のみで動画撮影は不可)。続いて、昨年には動画撮影もできるようになった二代目のTHETA m15(動画ライブビューは不可)、そしてく三代目となるのがこのTHETA Sである。静止画撮影中のライブビューが可能になった。
 初代THETAも二代目THETA m15も、画質や操作性の点で多少の不満があったのだが、三代目THETA Sでは大幅に改良し、進化させた。イメージセンサーもレンズも一新して、とくに高ISO感度での画質向上、撮影機能アップが注目点である。

 初代と二代目THETAと、三代目THETA Sが大きく異なる点はファームウエアのアップデートやアプリやソフトのバージョンアップが「怒濤の勢い」のごとくおこなわれていることだ。言うまでもなくファームウエアなどの更新はバグ修正のためではなく機能アップ、機能追加のためのもの。昨日までできなかったことが翌日にはできるようになっている、なんてことがたびたび起こる。
 ヘンな、といっちゃナンだけど、わくわくさせられるデジタルカメラだ。