片手で持てる600mm超望遠レンズ

オリンパス・OM-D E-M1+M.ZUIKO DIGITAL ED 300mmF4 IS PRO

 来週、2月25日から28日まで横浜でCP+が開催される。ぼくは、オリンパスブースで26日から最終日28日まで3日間、この300mmレンズについてオリンパスの開発者と対談する予定。しかし、時間的な制約もあるしオリンパスに気を使わなくてはならないし同席の開発者の話をしっかりと聞き出すようにしなければいけないし……だからその場でぼくの"身勝手な感想"をべらべらと述べてられない。他社製品と比べての相違点や優位点などデリケートな話も(紳士協定もあるので)述べることはできない。
 というわけで、CP+の前に300mmレンズについて「事前の超個人的解説」をしておきましょう。




 この300mmF4 ISは実焦点距離は300mmだが、マイクロフォーサーズのカメラで使用することで600mm相当画角のレンズとなる。素直に「600mmF4 IS」レンズであると受け取っておけばいい(焦点距離は300mmじゃないか、などと屁理屈はいらない)。

 「600mmF4」レンズとしては画期的な小ささと軽さである。描写性能は飛びっきり良い。おべんちゃらでもヨイショでもなく、ほんとうに良く写る。
 レンズは大きくて重いほど描写は良い。重くて大きいレンズで、写りはそこそこなんてレンズはいまはない。これは一般常識。でもだからといって、軽くて小さなレンズは良くない、とは決して言い切れないのだ。しょっちゅうぼくはそう言っている。

 数はめっぽう少ないが、中には軽くて小さなレンズでも素晴らしい描写性能を備えたレンズもある。それが、このオリンパスのレンズだといっていい。片手でほいっと持って気楽に構えて撮影できる「600mmF4」レンズだ。

 というのも、その「600mmF4」レンズはレンズ内に手ぶれ補正(IS)の機構を内蔵しているからでもある。いわゆる光学シフト方式のISである。オリンパスの交換レンズとしては(たぶん)初めてのレンズ内IS方式である(コンパクトカメラ用の固定式レンズにはレンズ内ISを採用したものはあるが)。

 手ぶれ補正の補正段数はCIPA基準で約4段ぶん。600mm相当のレンズだから、かりに1/500秒~1/250秒が手持ち撮影限界シャッタースピードとすると、単純計算で「1/30秒~1/15秒」のスローシャッタースピードでぶらさずに撮影ができるということになる。
 さらに、OM-D E-M1やPEN-Fなど一部の対応カメラと組み合わせると、「世界初」の5軸同時シンクロ手ぶれ補正により「約6段ぶん」のぶれ補正効果が期待できるという。こりゃあ、すごいこと。