静止画カメラというより動画カメラ

リコー・RICOH WG-M2

 以下の動画は約20秒ほど。ラジコンカーの上にWG-M2をセット固定して撮影したもの。モーター音がちょっとウルさいのでご注意を。
 フルHDモードの動画で、ワイド(画角204度)、手ぶれ補正なし、AWB、ISOオート、ピントは固定パーンフォーカス。撮影場所がかなりのデコボコだったのと、ぼくがラジコンカーの操縦に不慣れなため、やや見苦しい動画になってしまった。「運転ミス」により、とうとう仰向けにひっくり返ってしまった。





 もうひとつ、こちらの動画は手に持って撮影。ゆりかもめの先頭車両から撮影。興味のあるかたはどうぞ(いずれもYouTube)。ラジコンカーの動画に比べて、だいぶキレイ。


 RICOH WG-M2に内蔵のレンズは1.6mmF2で、35mm判換算だと14mm相当になる。魚眼レンズで、画角はワイドとナローの切り替えができる。動画時はワイドが画角204度、ナローは151度、静止画時はワイドのみで202度。なお、動画のアスペクト比は16:9だが静止画は4:3である。

 以下は、WG-M2を少しでも使ってみないとなかなかわかりづらいかもしれないけど。

 手ぶれ補正は電子式(画像処理方式)だが、動画撮影時のナローモードでのみON/OFFが可能という変則的仕様になっている。
 電子式手ぶれ補正をONにすると画像処理のため画角が狭くなってしまう。そのため、リコーはそれを嫌って限定的に「動画/ナローモード」でのみ、手ぶれ補正を効かせるようにしたという。でもしかし、画角が狭くなるのは我慢するとして静止画撮影時にも手ぶれ補正ON/OFFの機能はほしかった。

 画角が180度を超えるような超ワイド画角で写真(静止画)や動画を撮った経験がほとんどないものだから、WG-M2を使い始めたときはその超ワイド画面にかなり戸惑った。
 自分の手やカラダが写らないように、カメラをカラダの前に少し突き出すようにして撮影をしたのに、指先やら自分のカラダの一部やらがすぐに写り込んでしまう。撮っているときはほとんど気づかないのだが画像を見たとたん、ナンじゃこれ、ということがたびたびあった。
  これもまた、カメラを横位置に構えたときによくやる失敗。動画撮影のときはカメラを縦位置に構えて撮影するようにすればだいぶこうした失敗は防げるし撮影も楽になる(静止画撮影では縦位置に構えて横位置構図にはできない、当たり前といえば当たり前)。

 メニューの文字が小さいことと(1.5型の小モニター画面なので仕方ないが)、操作が複雑煩雑(ボディの左右に振り分けられたボタンを押すのだがこれが難しい)、露出がややオーバー傾向があること(マイナス0.5EVの露出補正がおすすめ)などの不満点もあったけれど、画角200度を越える超ワイド画面をちっちゃなカメラで、動画でも静止画でも水中でも砂まみれになっても写せるし、動画撮影中にスマートフォン画面でライブビューできるし、タイムラプス動画、ハイスピード動画、高速連写(最高10コマ秒)も可能だったり、と、これはなかなかの愉しい愉しい「静止画も撮れるアクション動画カメラ」ですね。