タムロンといえば90mmマクロ、90mmマクロといえばタムロン

タムロン・SP 90mmF2.8 Di MACRO 1:1 VC USD+キヤノン・EOS 5D Mark III

 タムロンの交換レンズといえば、マクロレンズと高倍率ズームレンズ。そのふたつはタムロン交換レンズの「顔」とも言えるレンズである。
 マクロレンズは30年以上も前に発売されたMFでマウント交換式の90mmF2.5が大変に評判が良く、それ以降モデルチェンジを繰り返し、F2.5からF2.8に、マウント交換式からマウント固定式に、MFからAFに、手ぶれ補正を内蔵、などなど機能や性能を向上させ、そして最新型マクロレンズとして発売されたのがこのSP90mmなのだ。




 最新型SP90mmマクロは4年ほど前に発売されたSP90mmマクロの機能アップ版レンズである。どんな機能がアップしたかといえば、手ぶれ補正が従来の角度ぶれに加えて平行(シフト)ぶれの補正機構を内蔵したことだ。あわせて、新しいSPシリーズのレンズデザインに変えられた。前モデルから現モデルになっての"変更点"はこのふたつのみで、レンズ構成などおもなスペックはまったく同じ。
 レンズ名称も、旧SP90mmが「SP90mmF2.8 Di MACRO 1:1 VC USD」で、新SP90mmは「SP90mmF2.8 Di MACRO 1:1 VC USD」と、まったく同じだ。じゃあ新旧のSP90mmをどのように分ければいいかと言えば、そう、あのタムロン独自のModel名で呼び分けるしかない。すなわち、新90mmが「Model F017」、旧90mmが「Model F004」ということになる。

 タムロンが現在販売するフルサイズ判対応の「SP90mmマクロレンズ」は3本ある。手ぶれ補正内蔵の新SP90mmと旧SP90mmに加えて、手ぶれ補正なしの旧旧型「SP 90mmF2.8 Di MACRO 1:1(Model 272E)」も並行販売されている。
 「どれでもアンタの好きな90mmマクロを選んで買って」というわけか。
 ちなみに、大型カメラ量販店でのいまの販売価格を見てみると、新型(F017)が約79000円、旧型(F004)が約61000円、旧旧型(272E)が約31000円だった。

 ところで、手ぶれ補正内蔵の新型も旧型も対応マウントはキヤノン、ニコン、ソニー用のみだが、手ぶれ補正なしの旧旧型はそれらに加えてペンタックスKマウント用もある(珍しい!)。
 本日のテーマ(新型SP90mmマクロの話)から大きくズレてしまうけれど、フルサイズ判のPENTAX K-1はボディ内手ぶれ補正(シフトぶれ補正もある5軸補正、5段効果)だから、K-1ユーザーには旧旧型SP90mmマクロは"狙い目レンズ"かもしれない。
 新型SP90mmの手ぶれ補正の話をしようと思っていたのだけど……それは次だな。