液晶ファインダー(EVF)ばんざい

キヤノン・PowerShot G7
 使うたびに、いやはや、ほとほと感心させられます。ほんとうに良くできたカメラです。文句の付けようのないほど小憎らしいほどに完成度が高い。しいて“欠点”をあげるとすれば光学ファインダーの視野率の低さと、内蔵ズームの広角側が35mmからであることぐらいだろうか。いやむしろ、G7が光学ファインダーを省略しなかったことのほうを誉めるべきかもしれませんね。というのも内蔵レンズは35mmから210mmまでの高倍率6倍のズームで、それを光学ファインダーで (まがりなりにも、だけど) 対応させていることに感心してやらねばならないですね。でもしかし、それはそれとして、その視野率の低さは(ぼくとしては)かんべんならんです。他のメーカーならともかくキヤノンなんだから、もうちょっとナンとかならなかったのかと思うわけです。
 だからぼくは、内蔵されてはいるけれどまったくこの光学ファインダーを使いません ―― たぶん光学設計ではかなり苦労をした自慢のファインダーなんでしょうけれど、残念ながらぼくには“宝”の持ち腐れ ――。思い切って液晶ファインダーにしておけば、もっともっと使い勝手は良かったかもしれませんね(液晶ファインダーをただ単純に毛嫌いするだけのワカランチンがいるようですけど)。そうそう、あるいはデタッチャブル式の液晶ファインダーてのもアリだったかもしれないですね、このG7のデキの良さをみれば似合うかもしれません。


 G7を使っていると、「ファインダーを覗いてカメラを構えて撮影をしたい」と、うずうずしちゃう。なんと言えばいいのだろうかねえ、ボディ背面の液晶モニターを見ながら両手を突き出してカメラを構えるのが、なんとなく“かっこ悪い”ような気持ちになりますねG7を使っていると。じゃあ、モンクを言わずに光学ファインダーを覗いて撮影をすればいいじゃあないか、と言われそうだけど、しかしこれじゃあなあ。
 フィルムカメラなら、ま、これくらいの視野率でもなんとかガマンをするけど、しかしデジタルカメラでは写したあと、すぐにその場で、いま写した画像が液晶画面に視野率100%で表示されるのです。ほんのわずかでもフレーミングが曖昧だったりすれば如実にその“失敗”がわかってしまう。自分のせいでなくともフレーミングのヘタさをストレートに指摘されるようだ。フィルムカメラならその場で確認することもないし現像ができあがってくるまの時間がフレーミングのズレを少し忘れさせてくれる。いやいやフィルムカメラだからフレーミングはいい加減でよろしい、と言っているのではありませんぞ。デジタルカメラはその場でリアルタイムに結果が示されるからフレーミングに余計にシビアになるのだよ。
 だから、ファインダー視野率を向上させて比較的廉価でできるファインダーが液晶ファインダー(EVF)です。少しぐらい見づらくても(今年ぐらいから良いEVFがぽつぽつ出てくるでしょうけれど)視野率100%の液晶ファインダーにいまおおいに魅力を感じるわけであります。

 ところで、1月8日にラスベガスで開催されるCES(国際コンシューマエレクトロニクスショー)では、興味深い新型コンパクトカメラや、ちょっと驚く“話題”が発表されるようですね。その詳細についてはいまここで話をするわけにはいきませんが(と、いってもぼくはウワサ話を聞いただけですから)、もしそれがほんとうならビッグニュースとなるはずです。

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