E-PL7からE-PL8になって、男性ユーザーが増えるかな?

オリンパス・PEN E-PL8+M.ZUIKO DIGITAL ED 30mmF3.5 Macro

 オリンパスのレンズ交換式カメラには「OM-Dシリーズ」と「PENシリーズ」のふたつがある。PENシリーズの機種には、PEN-F、E-P5、E-PL8、そしてE-PL7の4機種が(いま、いちおう)ラインナップされている。
 「いちおう」と曖昧な言い方をしたのは、3年以上前に発売されたままのE-P5と、E-PL7が(おそらく)市場在庫のみになっていると思われるからだ。E-P5はオリンパスのホームページでは商品紹介ページがあるのだが、オンラインショップにいってみるとE-P5は消えてしまっている(E-PL7はまだオンライン販売中)。

 E-P5は生産を終了しているのだろう。市場に残った在庫のみ。つまりカメラ店などに「売れ残っている(イヤな言い方だけど)」ぶんだけだろう。でも、生産終了したからといってホームページから簡単に掲載をやめてしまうわけにはいかないという複雑な事情もある(中には返品してくるお店も出てこないとも限らない)。
 E-P5はEVFこそ内蔵していないがストロボを内蔵していて(E-PL7もE-PL8も、PEN-Fもストロボなし)、存在感ある質感のボディで、男っぽいカメラなんだけどねえ。




 もしこのままE-P5の後継機種が出てこないとなると、PENシリーズの「伝統とコンセプト」を受け継いでいるのはE-PL8のみになってしまう。PEN-Fはその「立ち位置」が微妙で、PENシリーズというにはちょっと異質な感じがしないでもない。

 えーっと、こんなシリーズ機種についての話なんてどーでもいいとして、E-PL8にまつわるちょっと興味ある話題に切り替えましょう。

 E-PL8はPL1から始まって1s、2、3、(4はなし)、5、6、そしてE-PL7とモデルチェンジを経て8機種目になる。もともとは、オリンパスが女性ユーザーを広めようとして企画された機種のひとつで、その狙いは大当たりしている。
 ちなみに、初代E-PL1の女性ユーザーは32%、それがE-PL5になると49%になり、E-PL6では53%にアップ。さらにE-PL7では58%となった。

 その58%のE-PL7女性ユーザーのうち、20~30歳台の若い女性がなんと49%にもなるという。さらにE-PL7の女性ユーザーは、お店に出かけて直接、店員とやり取りをして店頭で購入しているひとが40%以上にもなるというデーターもある。

 おもしろいデーターがもうひとつある。
 E-PL7を店頭で購入したひと(おもに女性)のうち1/3が、つまり3人に1人が専用の本革ボディジャケット(簡易カメラケース、約5千円)を購入し、さらにボディジャケット購入者のうち3人に1人が専用ズームレンズの本革レンズジャケット(レンズキャップ、約4千円)を併せて購入しているという。
 考えるに、きっと、店頭でE-PL7を購入するときに店員が上手にボディジャケットやレンズジャケットを勧めているのだろう。「こちらも一緒にお買いになってはいかがですか、ほとんどのお客さんがお買いになっていますよ」とかなんとかウマく言ってカメラアクセサリーを売っているのでしょうね(そこが店員の仕事でもある)。

 E-PL7までははっきりと女性ユーザーを見据えたカメラだったが、ところがE-PL8になってその女性狙いがやや曖昧になって男性ユーザーにもオリンパスはターゲットを広げようとしているように感じる。
 もう、これからの時代、カメラは女性向けとか男性向けなどと限定していくような「余裕」はなくなっていくのではないかなあ。E-PL7とE-PL8を比べてみて、そんなふうに考えた次第です。