より低価格なD3400と比べてみると

ニコン・D5600+AF-P DX NIKKOR 70~300mmF4.5~6.3G ED VR

 D5600はつい先月の発売で、D5500(2015年2月発売)の後継機種である。
 ボディサイズはどちらもまったく同じ、重さがわずかに新型D5600のほうが軽い(といったって5グラム程度だけど)。両方ともタッチパネル式のバリアングルモニターだし、撮影機能などの基本性能はほとんど同じ。
 大きな「違い」と言えば、新型D5600には Bluetooth と NFC の機能を内蔵して、ニコンがチカラを入れている画像自動転送システムの SnapBridge に対応したことぐらいか。

 ご存じのように Bluetooth は iPhone などのスマホやタブレットのためで、NFCはおもにAndroid系スマホのための"お手軽"通信機能。そららを使ってスマホとペアリングすれば、あとはカメラ内蔵のWi-Fiを利用して高速に画像転送できる。━━ じつはニコンのカメラに搭載の Bluetooth が、当初はなかなかうまく繋がらなくてドタバタしていたが、いまではまあまあ(多少の問題点はあるけどれ)すんなり繋がるようになった。




 もし、スマホなどに画像転送するなんて必要ない、という人であるなら旧型D5500でもいいのではないか(個人的感想)。
 ちなみに、ニコンダイレクトショップの価格(税込み)だと、新型D5600が91800円で旧型D5500が83700円ということで、約1万円ほどの差。1万円ぐらいの差なら、ちょっとでも新しいカメラのほうが「気持ちいい」、というのならD5600にすればいい。

 ところでD5600の下位機種にD3400がある。
 今年の9月に発売されたばかりのニコンの新型エントリー一眼レフカメラ。価格はD3400が64800円(ニコンダイレクトショップ)。D5600と約2万7千円の差がある。
 カメラとしての中身はといえば、画素数はD5600と同じだしISO感度も、最高連写スピードも同じ。D3400は Bluetooth の機能内蔵で PictBridge にも対応している(NFCはなし)。ただしWi-Fiが内蔵されていないから、画像はBluetoothを使って"ゆっくり"とスマホに転送する。

 その他のおもな違いは、D5600はバリアングルで3:2の3.2型だが、D3400は固定式モニターで4:3の3.0型である。ファインダーはどちらもペンタミラー式だが倍率がD3400がわずかに劣る。両機種、それほどたいした違いはない…。
 いやいや、大きな違いがありましたよ。画質です。とくに高ISO感度の画質。
 なんと、低価格のD3400のほうが約3万円高いD5600よりも、良かった。最高ISO感度のISO25600で比べてみたら、D5600はグリーンの色ノイズがめだってきたない。対してD3400はじつにすっきりとしている。
 画素数(有効画素数)はどちらも2416万画素なので、へんだなあと思って総画素数を見ると違う。そうか、使っているイメージセンサーが異なるのか(たぶん)。

 とかなんとか、話があちこちにトンでしまったが、とりあえずの結論として、もし画質(だけ)にこだわるなら、D5600よりもD3400のほうがおすすめかもね(責任なしの個人的感想)、というところです。
 低価格一眼レフカメラとしては、どちらもニコンのカメラらしくしっかりとしたツクリでシャッターフィーリングもいいです。