足らざるところを補う

ペンタックス・K10D + FA 77mmF1.8 Limited
 そこで、とくに暗いシーンで少しイクジのなくなるK10DのAFを、使い手の側が工夫して“じょうずに使いこなす”方法であります。AFが苦手だからK10Dはダメなカメラだと決めつけてしまわないで(誰にでも欠点のひとつやふたつはあるじゃないですか)使い方を工夫してやればいいんですよ。
 まず、AF測距点の選択モードは「中央一点」を選んだ方がイイでしょう。これはK10Dに限らないことだけど(一般的には)多点測距AFの場合は中央の真ん中にある測距点が測距性能はいちばん高い。だから、とうぜんながら、ピントを合わせたい被写体が画面中央部にない場合には、シャッターボタン半押しによる「AFロック」をする必要があります。でも、このシャッターボタン半押しによるAFロック操作は慣れないとなかなか難しい。で、そうした人ためにあるのがAFボタンです。ここがK10Dの素晴らしいところのひとつ(とはいってもニコンのカメラにもありますけどね)。


 AFボタンはボディ背面の親指で押しやすい位置にあって、このAFボタンを押せばシャッターボタン半押しと同じくAF測距が始まりピントが合ったあとに、全押し状態を保持していれば(つまり、押しっぱなしです)AFロックしたままにできます。親指でAFボタンを押したままフレーミングを選ぶ。あとはシャッターボタンを押しこめばいいだけです。半押しシャッターが苦手な人も、これくらいの操作ならできるでしょう。
 つぎに、どこでピントを合わせるか、です。ここがポイントです。AFは(K10Dにかぎらず)低コントラストの被写体や低照度(低輝度)の被写体はピント合わせが苦手であります。だから、AF測距点をそうした被写体に重ね合わせてピント合わせをしないことです。画面内の比較的コントラストのある部分を探して(ピントを合わせたい被写体と等距離でないといけませんよ)、そこに測距点を重ねて測距する。AFロックする。AFをロックしたままフレーミングを決めてシャッターを切る。上の写真でいえば、中央1点の測距点を棚の上に飾ってあるガラスコップ ―― もう少し正確にいえば、ガラスコップの底と棚の間ぐらいがいちばんコントラストが高くピントも合わせやすいですよね ―― に重ね合わせてAF測距をしました。かなり暗い場所だったのですが(ISO640、F2.0、1/8秒)、すいっ、とピントが合って、だから拍手してやりました…。
 以上は被写体が静止している場合の一例です。動く被写体にもすばやく正確にピントを合わせるためのコツは(いくつも)あります。ま、それはいずれまた。

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