暗くても明るくても良く写る防水防塵コンパクトカメラ

カシオ・EX-FR110H

 静止画であろうが動画であろうが、いままで写せなかったようなシーンが誰もが手軽に写すことができるカメラはとても価値があると思う。
 小さくて軽くて操作簡単なカメラで、写したいシーンにレンズを向けてボタンを押すだけで動画も静止画も写せるのがカシオのEX-FR110Hである。さらに耐衝撃、防水、防塵のカメラで、遠隔操作で撮影もできる。
 おそらく、そんなことができるカメラはいままでになかったのではないか。

 FR110Hはレンズとセンサーを内蔵させたカメラ部とコントローラ部を分離して、小さなカメラ部だけを撮影したい場所に置いておき、そこから離れてコントローラ部の液晶モニターを見ながら撮影することができる。胸ポケットや帽子などに固定しておいて歩きながらや、クルマやバイクにセットしておけば、ISO400からISO51200までの自動感度だから明るいシーンでも暗いシーンでも気にせず写すことができる。




 ほらこれがFR110Hのカメラ部だ
 手のひらの中にすっぽりと隠せるほど小さい。このカメラ部にはシャッターボタンも動画ボタンもあるからコントローラ部(にもある)なしの「単独」で撮影することもできる。スマホから遠隔操作、画像転送も可能。
 というと、きっと、よからぬことを考える人もいるだろうけど、でも、だからといって「やめとけ」と言ったところでそーゆー人は聞く耳を持たぬに違いない。カシオもそこんところにだいぶ悩んだようで製品化するにあたって社内でだいぶ議論もあったようだ。

 ただし真っ暗でも動画が撮れるとは言ったけれどむろん限度はある。静止画の場合は長時間露光をすればたいがいのものは写せる。しかし動画はシャッタースピードの制限があるから暗黒を写すことは無理。実際にやってみてはいないのでナンとも言えないけど満月での月明かりぐらいなら写せるような気もしないでもない(無責任…)。

 こうしたカメラが出てきて、誰もがどこででも気軽に使えるようになれば、すなわち、わたしたちの身の回りの森羅万象を、映像で記録したり表現したりできる範囲がぐんと広がることでもある。
 こちらにカシオの3機種で撮り比べた動画がある。それぞれ1機種が約20秒ほどで、つなぎ合わせて約1分の動画。YouTubeです。
 (1)が最高ISO3200でF2.8レンズの「FR200」、(2)が最高ISO6400でF2.8の「ZR4000」、そして(3)が最高ISO51200でF2.8の「FR110H」を使って、同じシーンを撮影してみた。(1)FR200はほとんど真っ黒け、(2)ZR4000ではほんの少し写ってるが(3)FR110Hになると、ほとんど肉眼で見ているのと同じぐらいに"良く"写っている。

 いままで不可能だったことが可能になる。映像表現できる幅が広がる。じつに素晴らしいことではないですか。
 ということを考えれば、少数のよからぬ人がよからぬことをやったとしても、だからといってFR110Hのようなカメラの存在を決して否定してはいけませんよ。