屈曲型ズームと手ブレ補正

ソニー・Cyber-Shot T50
 おなじみスライドバリア式の薄型ボディに、屈曲型ズームレンズを内蔵させたソニーCyber-ShotのTシリーズの最新機種であります。とはいっても、発売されたのは昨年の秋だったから今となっては“最新型”とはいいにくいですけれど。光学式の手ブレ補正機能も備えております。屈曲型ズーム内蔵カメラで初めて手ブレ補正の機能を組み込んだのはコニカミノルタのDiMAGE X1でした。これはズームレンズの鏡筒そのものをスイングさせてブレ補正をする方式だった。撮像素子を動かしたり、構成レンズ群の一部を動かしてブレ補正をするには「スペースが確保できない、技術的にも到底無理だ」(当時の担当者談)ということで、レンズ鏡筒そのものを動かすという方法を考えついたわけです。しかし、これはこれでかなりトリッキーな方法ですし技術的難度は相当に高かったと思う ―― X1は手ブレ補正方式など評価すべき点があったのだけどカメラとしての完成度がイマイチでしたね。


 でも、その後、ソニーが同じ屈曲型ズームを採用しながらも、あっさりとレンズ群の一部を動かしてブレ補正するカメラを発表してきました(この屈曲型ズームレンズと光学式手ブレ補正については“謎”が多い)。そして、つい先日のCES(国際コンシューマエレクトロニクスショー)では、カシオが屈曲型ズーム(なんと、7倍もの高倍率ですよ屈曲型で、びっくりだよね)とCCDシフト方式の手ブレ補正機構を内蔵させた薄型カメラを発表しました。
 というわけでこのT50ですけど、もうかれこれ3?4年前になりますが初代T1の3倍ズームをずーっと、Tシリーズのモデルチェンジを繰り返しても、そのレンズをそのまま使い続けてきています(ほんの少しレンズ設計の変更もありましたけど)。ぼくとしては、次の機種こそ3倍以上のズーム倍率のレンズが採用されるんではないかと期待していたのですがT50を見たとき「なーんだ、またか」とがっかりしましたよ。このへんでも、ソニーにはもう少しがんばって欲しいなあ、と思うわけです。

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