遠くも近くも小さくも大きくも撮れる愉しいカメラだ

ニコン・COOLPIX A900

 東京の高いビルやごちゃごちゃ電線の隙間から見える狭い空をめがけて小さなカメラで望遠スナップ。



 前回ブログの最後で、このニコンA900のライバルであるキヤノンSX720 HSとを比べて話をしようとしたが、どうも長くなりそうなので「次回に」と終えた、なんとその翌日、SX720 HSの後継機種SX730 HSがキヤノンから発表になった。
 新型SX730 HSが出てしまったので、いまさら旧型SX720 HSとの比較の話なんてツマらんだろうなあ…とかなんとかぐずぐずしている、いまその最中だったが…そうだ、モトもとの話はニコンA900だったのだし、A900についてもう1つ2つ話をしておきたいこともあった。

 いわゆる高倍率ズームレンズを内蔵したレンズ一体型カメラには、一眼レフカメラふうのグリップタイプコンパクトカメラと、A900のような薄型コンパクトカメラの2タイプがある。こうした高倍率ズーム内蔵カメラはイメージセンサーは1/2.3型CMOSで、画素数は約2000万画素とスペックはほとんど同じ。サイズもほぼ同じ。ズーム倍率がわずかに異なるぐらい。

 その薄型コンパクトカメラには、ニコンからはズーム「倍率35倍のCOOLPIX A900」、キヤノンが最新型でズーム「倍率40倍のSX730 HS」、ソニーからは「倍率30倍のDSC-HX90V」、パナソニックは「倍率30倍のDMC-TZ85」、この4社から発売されている。
 ちなみに、ニコンA900は2016年10月発売で約3万7千円(以下大型量販店での価格)、キヤノンSX730 HSは2017年5月発売予定で約4万8千円(予想価格)、ソニーHX90Vは2015年6月発売で約5万1千円(強気の価格ですね)、パナソニックのTZ85は2015年2月発売で約4万5千円(2年以上前でこの価格)。

 ややこしいデータを書き連ねてしまったが、これら比べるとニコンA900は価格に魅力がある。キヤノンSX730 HSに比べるとわずかにズーム倍率は低いもののソニー、パナのそれより勝っている。
 なお、キヤノンの旧型SX720 HSは内蔵ズームレンズは新型と同じ。新型としばらくは併売。その価格は約3万3千円。難点は背面モニターが固定式であること。

 さて、この4~5機種の中でどれを推すかといえば、価格、性能、操作性、信頼性、ツクリの良さ、などを総合的に考慮すれば、ぼくは「ニコンA900」を選びたい。

 キヤノン新型SX730 HSも大いに魅力的だが(ちょっと触ってみたが)、いかにも「秀才カメラ」ってな感じがすることと、ややお高くとまってる(価格も)ところがなくもない。ソニー、パナの機種はちょっと微妙でカメラ的魅力に乏しい。
 ニコンA900はといえば、超望遠デジタルズームでのライブビュー時手ぶれ補正制御にやや不満があるものの、しかしWi-Fi、Bluetooth、NFC対応でスマホとの相性も良い。スローモーション動画も、ぼくは使わんが4K動画も撮れる。

 いや、なんと言ってもイチバン感心したのは背面液晶モニターの可動具合。バリアングルじゃないのもイイが ━━ バリアンモニターはキライだ ━━ その動きが確実適正自由自在ってな感じでイイ。