PENTAX Q用の試作品マクロレンズ ━━ その1

リコー・PENTAX Q7+smc PENTAX MACRO 20mmF2.8(09 TELEPHOTO MACRO)

 六本木の真っ昼間の街中で、こんな鳥を腕の上に乗せている人がいました。ツツかれないかと恐る恐る近づいて撮影させてもらいました。威嚇して目を見開いているのか、それとも元々そういう顔をしてるのか、鳥に不如意なぼくには不明。




 この試作レンズについては少し前にtwitterで、リコーに内緒で使っている「09 TELEPHOTO MACRO」レンズだということを紹介した ━━ もったいぶってチラ見せしたのではなく、そのあとにすぐ、ここのブログでじっくりと紹介するつもりだったのだがついつい時間がたってしまった。すまんでした。
 あの後、リコーからナニかクレームでも来るかと身構えていたのだが、だれからも、なーんにも言ってこない。やや肩すかし、完全無視。

 レンズ名は「smc PENTAX MACRO 20mmF2.8」である(と、レンズに刻印してある)。
 とにかく、このレンズについての詳細はぼくはわからない。はっきりわかっているのはレンズ名ぐらいだ。
 これから述べることは、すべてぼくが使ってみての感想というか想像でしかない(リコーに聞いたってなにも教えてくれないにきまってる)。

 焦点距離20mmだから、Q-S1やQ7で使うと92mm相当の中望遠マクロレンズとなる。最大マクロ倍率は、35mm判換算で等倍(もうちょっとクローズアップできると良かったかなあ)。
 そのときの最短撮影距離は約14~15センチ。ワーキングディスタンス(レンズ先端から被写体まで)は約8センチ。最短撮影時の撮影範囲はおおよそ36×25ミリ。
 レンズ全長はマウント後端部からレンズ先端部まで実測で約50ミリ。重さはちょうど70グラムで、見た目よりもだいぶ軽く感じる。ちなみに「02 STANDARD ZOOM」がレンズ全長は48ミリ、重さは96グラムである。

 外観などの完成度は極めて高い。試作品とはとても思えないほどの仕上がりだ。
 AFは高速。最短から無限まで、無限遠からマクロ域まで素早くピントが合う。描写性能は大変に良い。量産前の試作品レンズはおおむねどのメーカーのものも良いのだけど、それにしても良く写るレンズだ。1/1.7型の小さなセンサーのカメラで撮影したとは見抜けないほどの優れた描写だった。しいて欠点をいえば、撮影条件によっては逆光で少しフレアっぽくなることがあるぐらい。

 参考までにぼくの手製の解像力チェックチャートを撮影して、その部分アップ(ピクセル等倍)をここに置いておきますから興味のあるかたはどうぞ。
 部分アップの画像は画面の周辺部と中心部をピクセル等倍にして同じサイズでトリミングキャプチャ。これ、F2.8の開放絞り値、感度はISO160で撮影したものです。部分切り出しをしたピクセル等倍の画像を見てもらえばわかることだが、周辺の写りは画面中心部の描写とまったく変わらないじつに優秀でありました。

 このマクロレンズ、現在、リコーはどうしようと考えているのか ━━ 取材したわけでなく、ぼくの想像だけど ━━ そのへんのことは次回のブログで。