D7500についてあれこれ

ニコン・D7500 + AF-S DX NIKKOR 16~85mmF3.5~5.6G ED VR

 D7500を見て液晶モニターがチルト式だったので「ほっ」として、それでいっぺんに好きになりました。




 前回ブログのつづき。
 新型D7500と同じDXフォーマットのD300とは大きな「相違点」がある。D500はXQDカードとSDカードのデュアルスロットなのに対して、D7500はSDカードのみのシングルスロットであること。
 D500はXQDカードとSDカードを「同時併用」することを前提にしてデュアルスロットにしているのではなさそうで、XQDかSDかどちらでも使えるように、と2つのスロットを用意しているのだろう。ハナっから、SDカードしか使わない、といったユーザーには(ぼくがそうだ)D500のXQD/SDデュアルスロットにそれほどの価値を感じない。必要だ、という人もいるだろう。だから否定しているわけではない。でもぼくはD7500のシングルスロットでじゅうぶん、それで不満ないです。

 D7500には左肩に回転式のモードダイヤルがある。D500はD810やD5と同じようにボタンとダイヤル操作でモード変更する方式。
 D500のモード変更方式は、操作がちょっと厄介に感じるだろうが「誤って」知らないうちにモードが変更されてしまうという心配はない。失敗のリスクを徹底的におさえたいプロにとってはボタン+ダイヤル操作のほうが安心できる。D7500のダイヤル回転式は素早くモード変更できるという利点はあるが、露出モードなどいったん決めたらそうそう頻繁に変更なんてしない、というユーザーには(ぼくがそうだ)操作簡便なダイヤル式にこだわりはない。
 D7500もD500も液晶モニターはチルト式。めちゃくちゃ使いにくいバリアングル式でないことにニコンの高い見識を感じる。

 ところでファインダーだが、倍率についてはD7500が0.94倍、D500は1.0倍と、この数値だけを比べればD500のほうが良いのだけど、いやいやチョット待てよ、アイポイント長はどうなんだ、といえばD7500が18.5mm、対してD500は16mmしかない。これちょっと短すぎないかな。
 アイポイントが長い利点は、めがねをかけてファインダーを覗いても画面全体を容易に見渡すことができること。デメリットはファインダー画像が小さく見えること。逆にアイポイントが短いとファインダー画像は大きく見えるが、しかしファインダー接眼部にぴったり密着させるようにして覗かないとファインダー画面全体を隅々まで見ることが難しい。

 どちらがいいか。裸眼の人はいいだろうけど、メガネ常用者のぼくとしては、少しぐらい小さく見えても(大きく見えるに越したことはないが)画面全体が見やすいアイポイントの長いファインダーのほうがいい(個人的評価)。
 ちなみに、一眼レフのファインダーにこだわりのあるPENTAXはK-3 IIもKPも、ファインダー倍率は0.95倍で、アイポイント長は22.3mmもある。キヤノンのEOS 7D Mark2は倍率1.0倍でアイポイントは22mmである(エラい)。

 このほかにも、ファインダー光学系のデキの良さ(歪みがなく、収差も少ない)も、良いファインダーのためには重要なチェックポイントになるというわけです。ファインダー光学系の設計は(OVF、RVFを問わず)レンズ1本を設計するほどの「力量」が必要だといわれている。

 話はかわるが、D7500とD500の話で、ひとつ大事なことを言い忘れていた。といっても、そんなこと皆さん百も承知千も合点のことだけど。
 D7500のセンサーはD500と同じで、2088万画素、常用感度も同じ、拡張最高感度のISO1640000相当も同じ。
 つまりスペック上は「同じ画質」であるはずが ━━ 以下、完全に個人的趣味による印象だが ━━ D500の画質(とくに色調)よりもD7500の画質のほうがだいぶ「良くなった」ように感じた。

 少なくとも旧型D7200よりも<格段に>良くなっているのは確かだ。D7500はこってりとして色に深みがある。立体描写感もアップしたような、そんな感じか。オートホワイトバランスも、さらに安定したようだ。
 これについては異論もおありになるでしょうけど、こと「画質」については、いま、現行ニコンのカメラすべての中でD7500がいちばん「好き」ですね、ぼくは。