キヤノンEOSフルサイズ判一眼レフでは「イチ押しカメラ」かな

キヤノン・EOS 6D Mk2 + EF24~70mmF2.8L II USM

 そう遠くない時期に、キヤノンからもニコンからも(そしてオリンパスからも)、縦位置でも横位置でも見やすく角度が自由自在に変えられるハイブリッド可動式モニター付きのカメラが出てくるでしょう。ペンタックス(K-1)や富士フイルムの方式とは違った方式を採用してくるに違いなく、どんなものかそれが愉しみ。
 EOS 6D Mk2が採用のバリアングル式モニターについてはあらためて後半でコメント。




 前モデルのEOS 6Dが2012年12月の発売だから、この新型6D Mk2は約4年半ぶりのモデルチェンジとなる。内容を見比べたり、実際に使ってみるとマイナーチェンジというより「フルモデルチェンジ」である。とても完成度の高いカメラに仕上がっている。
 少し意地悪なことを言うとすれば、わくわくドキドキの感がないカメラであること、かな。キヤノンらしい手際の良さと、ソツのない出来上がりのカメラで、なんの苦労も悩みもせずにカメラ操作ができて、失敗のないほぼ満足のできる写真が誰にでも撮れる、そんなカメラ。

 価格は22万9千円(キヤノンオンラインショップ、税別、SDカード、ケース特典付き)。
 EOSのフルサイズ判カメラには、プロモデルの1D X Mk2は横に置くとして、似たいようなスタイルのカメラが、EOS 5D Mk4(約43万円)、EOS 5Ds(約47万円)、EOS 5DsR(約50万円)があって ━━ いずれもキヤノンオンラインショップ価格 ━━ それらに比べると「約半額」で6D Mk2が買える。

 じゃあ、性能も機能も画質も「半分程度か」といえば、そんなことは決してない。EOS上位機種と実際に撮り比べたわけではないが、明らかに劣ると思われるようなところはない。通常の撮影をするぶんには充分な性能を備えたデジタルカメラであろう。
 画素数は2620万画素もあるし、最高連写速度だって約6.5コマ秒だし、AFだってオールクロスタイプの45点で、うち27点がF8対応・・・。
 価格と性能を考えれば、EOSフルサイズ判カメラの中では「現行イチ押し」のカメラと言ってもいいだろう。

 EOSフルサイズ判カメラでは、この6D Mk2で初めて可動式モニターを採用した。ただし残念ながらバリアングル式。超個人的好みの話をすればボディ横に広がるバリアングル式はきらい。チルト式のほうが文句なしに好き。

 話が横道に逸れるが、可動式モニターとなると、なぜかキヤノンの一眼レフカメラは、バリアングル式にこだわる(ミラーレスのEOS Mシリーズはチルト式ばかりだが)。
 いっぽうニコンは(一部のエントリーモデルを除けば)チルト式のモニターにこだわる。ソニーはほとんどすべての機種がチルト式でバリアングル式は見あたらない。おもしろいのはオリンパスで、こちらはバリアングル式ありチルト式ありで、こだわりはなく気分的(のように見える)。

 どうしてキヤノンが「一眼レフはバリアングル式、ミラーレスはチルト式」と決めているのか、そのへんの理由をぜひ知りたいものです(あ、ついでにニコンやソニーにも聞いてみたい、オリンパスは聞いても詮ない気もするから、まいいか)。