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ファインダー倍率0.75倍(前編)

ニコン・D850 +タムロン・SP 70~200mmF2.8 Di VC USD G2

 いきなり役にも立たない話からはじめるが、D850のようなカメラを通常、わたしたちは一眼レフカメラとよんでいるが、それをニコンの正式型式名では「レンズ交換式一眼レフレックスタイプデジタルカメラ」と長ったらしい言い方をしている。
 ちなみにキヤノンでは、「デジタル一眼レフレックスAF・AEカメラ」、リコー/ペンタックスでは、「TTL AE・AF一眼レフデジタルカメラ」と言っている。

 それぞれの正式型式名に共通している「一眼レフ」カメラの最大の魅力こそが、光学ファインダー。
 光学ファインダーにはむろん欠点があれこれあるのは承知の上だが、文字通り眼の延長として撮影シーンを観察できる、撮影構図のフレーミングに集中できる、高速で微妙に変化するシーンをリアルタイムで見続けられる、撮影結果に至るまでの想像力と創造力が広がる、といった利点がある。
 いわゆるミラーレスカメラや電子式ファインダー(EVF)カメラでは到底味わえない視覚的快感がある(個人的見解)。




 一眼レフカメラ光学ファインダーの「視覚的な良さ」を決めるスペック的な要素の中でおもなものとして3つある。
  ━━ この3つはEVFでも同じように大切な要素だが、電子的に調整できる(ごまかせる)部分がなくもない。しかし光学ファインダーでは優れた光学系、部品や組み立て精度をもってして理想値に近づけなくてはならない。その昔ながらの真っ向勝負のカメラ制作姿勢が一眼レフカメラのもうひとつの魅力でもある(超個人的見解) ━━ 。

光学ファインダー3大要素(順不同)。
 (1) アイレリーフ(アイポイント)
 (2) ファインダー倍率
 (3) ファインダー視野率

 「アイレリーフ」とはファインダーを覗いて画面の隅々までけられることなく見える、そのときの眼の位置(アイポイント)からファインダー光学系最終面までの距離をいう。

 アイレリーフが長いほどファインダーから眼を離しても画面全体を見ることができる。アイレリーフが短いと、ファインダー接眼部に眼を近づけて覗いても画面全体が気持ちよく見渡せない。メガネをかけたままだとアイポイント位置が遠くなり見えはさらに悪くなる。
 アイレリーフはそこそこの長さがあるほうがよい。スペック表に17mmとか21mmとか書いてある。

 「倍率」とはアイポイントからファインダー内の画面を見たとき、肉眼で見たシーンと比べてどれくらいのサイズ比率になるかの目安数値。

 倍率が「1」なら等倍、すなわちファインダーを覗いて見える画面と、実際に肉眼で見たものが「同じ大きさ」で見える(50mmレンズセットで無限遠ピントのとき)。倍率が「1」より小さくなるとファインダー画面はそれだけ小さく見える。
 ファインダー倍率は「1」より大きすぎても小さすぎてもよろしくない。理想は肉眼と同じ大きさに見える倍率1が、または限りなく1に近い倍率がよい。スペック表には倍率0.75倍とか0.71倍などと記載されている ━━ フルサイズ判での話で、APS-C判では表記が異なるので注意。

 「視野率」とはファインダーで見える画面範囲がそっくりそのまま写せるかどうかの目安のパーセント数値。視野率100%であればファインダーで見たままが正確に写る。

 100%以上なら見ているファインダー画面よりも狭い範囲しか写らない。100%以下ならファインダー画面よりも広い範囲が写る。視野率100%なら見た範囲がそっくりそのまま写るからいちばんよいのだが、光学ファインダーで100%を達成するには難易度は大変に高くなるしコストもかかる。
 もし見ているファインダー画面よりも広く写るか狭く写るかどちらのほうがいいかと言えば、そりゃ文句なしに広く写るほうがいい。つまり100%以上よりも100%以下のほうが(消去法で言えば)よい。スペック表には視野率約100%とか97%とか記載されている。

 さて、ここでようやくD850の光学ファインダーの話になるのだけど、しかし、前置きの話が長すぎて読んでもらっている皆さんも退屈になっただろうから、この続きは次回にしたい。D850のというよりも、ニコンの光学ファインダーで、なんとも合点のいかない不思議なことがあって、それについて次回で述べたいのだ(ただし、ソレを読んでも写真がウマくなるわけじゃないですけど)。

 というわけで、とりあえずD850の光学ファインダースのペックは以下の通り。

 (1) アイレリーフ(アイポイント)は、「17mm」
 (2) ファインダー倍率は、「0.75倍」
 (3) ファインダー視野率は、「約100%」


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