寄らしむべし知らしむるべからず

オリンパス・FE-250
 オリンパスから、初心者向けの低価格コンパクトカメラであります「FEシリーズ」が、いっきに4機種も発表されました。そんなもんどーでもイイよ、と興味のない人もいるでしょうけれど、いやいや、このラインナップとそれぞれの機種の内容を見てみると、オリンパスのいまの“混沌さ”がわかるような気が、しないでもないのだよ。
 その4機種とはFE-250、240、230、220です。カンタンに言うと、250だけが800万画素の1/1.8型CCDで3倍ズーム内蔵です。この250は最高ISO感度1万が特徴(特長、ではない)でもあります。他の3機種は、すべて1/2.5型CCDで710万画素。240だけが5倍ズーム内蔵でありますが230と220は3倍ズーム内蔵。もちろん手ブレ補正なんぞは入っていませんが、いずれの機種も薄型が特長(特徴、ではない)。FE-230の最薄部は16.5mmだそうです。価格はといえば(説明がだんだんめんどくさくなってきたけど)、いちばんの“上位機種”であるFE-250が約3万5千円で、もっとも低価格の機種であるFE-220が約2万3千円です。いずれも実販予想価格ですが、ま、この手のカメラはあっという間に価格はどんどん下がっていくでしょうけれど。


 「FE」とはFriendly&Easyの略です。親しみやすさと簡単操作、とでも言えばいいだろうか。だからカメラも、Friendly&Easyがコンセプトになっています(と、オリンパス)。でも使ってみるとこれが、ちょっとイライラさせられるんですよね。とてもFriendly&Easyとは思えない。おせっかい、とでも言えばいいか、横柄な態度とでも言えばいいか。
 使っていて愉快でなかったことのひとつは(ぼくの場合、ですよ)、内蔵ストロボを発光禁止にしておいてもメインスイッチON/OFFするだけで標準設定のオート発光モードに戻ってしまうことだ。こんな他愛のないことさえおぼえておいてくれない。ちょっと低輝度被写体にカメラを向けるとストロボが発光する。おばかさんだなあと思うののは無限遠にピントを合わせてるのに発光することでした(使い捨てカメラじゃないんだから、もうちょっとアタマ使ってよね)。さらにFE-250ではホワイトバランスの設定ができない。FE-240にいたってはホワイトバランスはもちろんISO感度の設定もできない。…ホワイトバランスとかISO感度とか難しいことはあんたたち考えなくてよろしい、あんたたちなーんにも知らないんだからね、オリンパスの言うとおりにシャッターボタンを押してればいいの…、と言われているようで(ヒガミっぽいかな)どうも愉快じゃあない。
 FE-250や240などは、じつによく写るんです。とくに250のほうは、画質もレンズもなかなかよろしいのだ。初心者に使わせるのはもったいないと思うほどによく写る。これなら充分に使いものになる、カメラも薄くて軽くて、安くていい。バッグの中に放り込んでおいて毎日でも持ち歩きたいと思うのだが、しかし写りと機能がなんともアンバランス。オリンパスの“寄らしむべし、知らしむるべからず”という根性が見え隠れして、それもちょっとナンだよなあ、残念無念。

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