1月10日(木)




シグマ・56mmF1.4 DC DN + オリンパス・PEN-F

SIGMA 56mmF1.4 DC DN レンズについて4回目となりました。
もうひとつだけ、追加の話題を。「前ぼけ」と「後ぼけ」について。

56mm DNレンズを使ってあれこれ撮影を愉しんでいたのですが、意図せず至近距離で写した画像を見て「おやっ!」と感じたのが上の写真です。
帽子の徽章の真ん中にピントを合わせてF1.4の開放絞り値で撮ったのですが、その前後ぼけ味がだいぶ様子が違う。画面奥側の「後ぼけ」と画面手前の「前ぼけ」をよくご覧ください。

下にその部分アップの写真があります ━━ 上の写真も下の写真もクリックすると大きな画像に切り替わります。

「後ぼけ」は柔らかく自然になだらかにぼけていますが、対して「前ぼけ」は輪郭がくっきりとしたリング状にぼけています。ピントをはさんで前と後とで、こんなにもぼけ味が異なるレンズはちょっと珍しい。

技術的なことを言うなら「前ぼけ」も「後ぼけ」も同じように自然にぼけるようなレンズを作ることは至難のワザです。アポダイゼーションフィルターを使った特殊なレンズなら不可能ではありませんが、それはそれでモンダイがなくもない。




昔のレンズ評価の基準で言えば、「前ぼけ」が「後ぼけ」と同じようにナチュラルに柔らかくぼけるの良いレンズとされるのでしょうけど、いまの時代、必ずしもそうとは言い切れないです。これもまた「レンズの個性だ」と広く受け入れられる時代になりつつあるからです。

レンズ描写については昔のように「良い、悪い」とひと言で断定はできない、そんな許容範囲の広い時代になっているようです。
ぼくは、こうした傾向はイイことだなあと思いますけど、さて皆さんはどう思われますか。

2019.01.10 | | Comments(0) | Trackback(0) | -

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