京都市左京区法然院

キヤノン・IXY DIGITAL 10
 IXY DIGITAL 10には新しいタイプの液晶モニター「クリアライブ液晶」が搭載されております。ちょいと注目の新型液晶モニター。「タナカさん、これお金がかかってるんですよ、いいでしょ」とキヤノンの担当者の談でした。2.5型の23万画素のポリシリコンTFT液晶なんだけど、どこがどー違うのか、うん、確かによろしいです。ちょいと色鮮やかに見えすぎるきらいもあるけれど、強い直射日光下でも視認性が損なわれずごくふつーに見える。ここがいいです。
 明るい戸外でも視認性がいいのは液晶モニター表面に反射光を防止するためのコーティングが施されているからで、さらにその表面には指紋や汚れなどがべたべた付きにくいようにフッ素コーティングがされ、そのうえキズが付きにくいようにハードコーティングもされているとのこと。色鮮やかに見えるのは、説明によると、カラーフィルターの色純度を高めることで色再現領域(色空間)を従来の液晶モニターに比べて「1.3倍」広がっているそうであります。
 従来機種とこのIXY DIGITAL 10を並べて液晶の見え具合を見比べてみると、確かにクリアーで色鮮やかに見える。同じキヤノンのEOS 30DやEOS 5Dの液晶モニターなど比べると、なんじゃコリャぁ、と30Dと5Dのそれが腹立たしく思うほどにIXY DIGITAL 10のほうがいい。ただ、鮮やかすぎて、まるでベルビアのポジフィルムを見ているようでもありましたけど。


 鮮やかな色再現性はともかく、明るい日中の戸外でもここまで見えれば、液晶モニターを見ながらフレーミングしていても(ぼくは)まったく不満を感じなかった。光学ファインダーなんか一度も覗いたこともない。そう、このIXY DIGITALには“立派な”光学ファインダーが搭載されている。このへんがキヤノンのIXY DIGITALに対する“こだわり”の一つなんだろうなあ…。と、いっても、その光学ファインダーは(また誉めて落とすようだけれど)まるでグリコのおまけ程度のようでもあり、大きなぶかぶかのパンツをはいているようでもあり、とてもキチンとしたフレーミングなどできやしない。
 こんなファインダーならなくったっていいじゃないか、と思うでしょうけれど、いやしかし、アルのとナイのとでは、外観デザイン的にも違うし(あるほうが見た目がなんとなくカメラらしい)、販売戦略上も違うし(あるととくに欧米ではユーザーが喜ぶ)、カメラとしての価値を判断する人も多い(視野率なんてあまり気にしてないけどあるだけで評価する)。むろんIXY DIGITALシリーズの中にも、たとえば同時発表されたIXY DIGITAL 90には光学ファインダーが省略されているけれど ―― 大きな3.0型液晶モニター搭載機種 ―― でも、2.5型よりも大きな液晶モニターを搭載するようになっても、どれだけ液晶モニターがキレイに見えるようになっても、IXY DIGITALシリーズのいくつかは“意地でも”光学ファインダーを省略しないで欲しいもんです。

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CANON IXY DIGITAL 10 のレビュー・記事リンク集:製品レビュー追加

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