Woody-1(仮称)、続き

オリンパス・μ760
 昨年のフォトキナにオリンパスが技術発表展示をした“木製”の試作カメラについて、もう少し話を続けます。
 木製カメラといっても、もちろんすべてが“木”でできあがっているわけではない。金属もガラスレンズも使ってますし内部には電子基板もあります。三次元圧縮成型加工したヒノキ材をカメラの外装部に使って仕上げたカメラなのです。そのカメラ名については、ぼくたちが(ぼくと、デジタルフォト編集部のひとたちと一緒に)、勝手に「Woody-1」と名付けただけであります。だから「仮称」。
 さて、木材を三次元圧縮加工して自由なカタチに仕上げるのは、それはそれは苦労と高度なテクニックと加工機器が必要だったようですね(申し訳ないですがこのへんの説明は、カンタンですけど今月号の「デジタルフォト」に記載してますので買って読んでください)。非球面レンズの加工などに使用する精密金型も利用しているそうです。ヒノキ材(他の木材でも加工可能なのだがヒノキ材が耐久性も高い)を200度c近い高温蒸気釜の中で圧縮しながら成形する。このためその硬度はカメラなどに多く使用されているエンジニアリングプラスチックに匹敵するものになる。じじつ、その加工ヒノキ材にボールペンなどで強く“落書き”しても指先で拭き取るだけで、ほとんどキズもついていない。このWoody-1の大きな特徴がもう一つあって、それは木目が一つ一つ違ってできあがり、世の中で二つと同じ模様が存在しないことだ。大量生産される商品 ―― むろんカメラもそうだ ―― には、どれもあてはまることだが製品に個体差があることはゼッタイに許されない。ところがこのWoody-1はカタチこそ同じだが木目模様が一台づつ違うのであります。大袈裟に言えば現代のクローン的商品とは一線を画すようなチャレンジャブルな製品ということになる(されればのハナシだけど)。


 先日も少し言いましたけど、たぶんアナタも、そのWoody-1を手にしてみると、その手触り感の良さに魅了されるはずです。その表面を撫でていると指先に不思議な感触が伝わる。顔に近づけると甘いチョコレートのような香りもあります。
 不確かなウワサですが今週の後半からラスベガスで始まるPMAに、その試作機種が“ふたたび”出品されるらしい。もし機会があればオリンパスのブースに行って(これまたウワサのE-410やE-510はどーでもいいですから)、実際に手にして見てください。ラスベガスなんて行くつもりはないよ、という人は、ひょっとすると3月下旬のPIE(東京ビッグサイト)にも“みたび”こっそりと展示されるかもしれませんから、オリンパスのブース内をよく探してこれを見つけたらぜひ手で触れてそのオーラに感化されてください。そして、ぜひ、そこいらでウロウロしているオリンパス社員を捕まえて「製品化しろよっ」とちょっと脅かしてやってください。
 そんなヤクザな(下品な)行動はとらない、という人たちは、ここ、『Woody-1製品化推進委員会 』(デジタルフォト誌のホームページの中です)にアクセスしてもらうと、オリンパスにWoody-1の製品化を要望するページがあります。なにかアンケートや意見を書き込んでください。それをまとめて(ぼくたちが責任を持って)オリンパスフォトイメージングに手渡します。(すでにたくさんの方々がそこに書き込んでおられるとの情報を編集部からもらいました、ウレシイかぎりです)皆さんの声が集まれば、腰の重いオリンパスもナニか動きが出るんではないかと期待しています。
 とにかく、もしも、ですが、試作Woody-1を手にする機会があったらヒノキ材の感触だけでなく、内蔵レンズや金属製スライドカバーや裏表カバーの合わせ具合などもじーっくりと観察しておいてくださいね、将来、うわっ、と驚くような新技術が隠されてるはずですから。

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