ふたたび、京都市左京区法然院

シグマ・SD14+ 17?70mmF2.8?4.5 DC
 ちょっと発売されるのが遅きに失した感じもしないでもない。他に代え難い魅力を備えたカメラなのではあるが“旬”を逸したのは惜しまれてならない。当初の予定通り、昨年の秋に発売していればもっと注目されたに違いない…。結局、3月上旬、そう、すでに発売はされております。約20万円。前モデルのSD10とほぼ同じ価格であります。
 撮像素子にはフォビオン社製のFoveon X3を使っています。現在のところSD14が唯一のカメラだ。R/G/B三層構造になっていて ―― ちょうどカラーフィルムの構造と同じと考えればよろしい ―― それぞれの一層あたりの画素数が約470万画素で三層を掛け合わせて「有効画素数1406万画素」と表記している。この三層構造にしているためにローパスフィルターを必要とせず、だからじつにシャープで解像感の高い画像が得られる。色調も独特で、ピュアで透明感があり、それでいてコッテリとした深みもある。ちょうどコダクロームのよう、というと、あの辺からバカいっちゃいけないっと叱責されそうだけど、ぼくはFoveon X3はデジタル版コダクロームだと信じてますけどね。


 このSD14とFoveon X3のことについて話し出せばキリがないので、てきとーにやめときます。とにかくおもしろいカメラなんです。じつに個性的なカメラです。ぼくは大好きなカメラで、でありますから初代のSD9、二代目のSD10、そしてこのSD14と愛用してよく使ってます。SD9とSD10の不満点の ―― それを言えば、これこそ山のようにあってキリがなくなる ―― その代表格は電源まわりだったが、それがSD14で解消され(専用のリチュームイオンバッテリーになった)使い勝手は“格段”に向上しました。
 画質についても、ある特定の条件で、のけぞるほどの破綻がおこりましたが、それも大幅に改善されています(完全に、ではないところがシグマらしくて、それが好きなんですよぼくは)。シャッターが飛躍的に良くなりましたね。SD9もSD10もばったんばったんと、まるでカメラの中で機織りでもしてるんではないかと思わせるほどの騒々しさだったんです。けど、SD14ではそれも飛躍的に改善されて、おいっどーなってるんだと思うほどに軽やかになって、なんだかきわめてブレにくいカメラに仕上がっていました。

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