1D Mark III、その後

キヤノン・EOS-1D Mark III+EF 70?200mmF4L IS USM
 その後、1D Mark IIIを使い続けていて「おっ、こんなことまでできるのか」と新しくわかったことや、キヤノンに問い合わせてようやく教えてもらって知ったことなどなど。内容についてはやや高度、オタク的。
 ライブビューモードではAF測距こそできないけれど、ホワイトバランスのモードを変更すればモニター画面でリアルタイムにそれが反映されるし、露出補正をすれば補正量に応じてモニター画面が暗くなったり明るくなったりする。カスタム設定の必要はあるが、なにげなしにこうした機能を入れているところがすごい。
 ファインダーの視認性が旧型に比べると飛躍的に良くなったのだけど、これはファインダー光学系を新しく設計しなおしただけでなく、ペンタプリズムも“新調”したためだ。ファインダーの光学系が大型になったので、旧型のファインダー接眼部品との共通性がなくなった。
 従来のEOSデジタルシリーズには長秒時撮影のときのノイズリダクション機能をONにするモードが備わっている。1D Mark IIIでは、はじめて高感度時のノイズリダクションをON/OFFするモードが新設された。高感度時のノイズを除去しようとするとどうしても解像感(シャープネスも)が低下してしまうが、キヤノンが長い間かかってようやく解像感を低下させずに効率よくノイズだけを除去する画像処理アルゴリズムを開発した。1D Mark IIIにその機能を搭載した。自信作。ただし、ノイズリダクションをONにすると、処理時間のために連写スピードが低下する。しかし、その高感度画質は秀逸、ダントツ、少し大袈裟だが驚愕。


 ダイナミックレンジを広げて撮影し記録ができる「高輝度側・階調優先」モードを選ぶと、ISO200以上でないと撮影ができない。ISO100と組み合わせることができない。このへんの詳細については「いっさい言えません」とのこと。反射輝度18%以上のハイライト部でほぼ1EVほど階調描写幅が広がる。RAWで撮影のときも、あらかじめ高輝度側・階調優先モードをONにしておかないと後でDPPで現像処理をしてもその効果を発揮させることはできない。これにはナニか深い理屈が隠されている。
 ボディ上部の情報パネルやファインダーを覗かなくても、ISO感度や撮影モードや測光モード、ドライブモードが瞬時に変更できる“裏技”を搭載している。ボディ背面の液晶画面にカメラ設定モードのほとんどを表示できる機能が備わっている。Kiss DXのモニター表示に近いと思えばよろしい。この設定に切り替える方法を説明するのはめんどう。1D Mark IIIを手に入れたときにじっくり試してみるとよろしい。それまで待てない人はショールームなどで1D Mark IIIを貸してもらって実際にやってみてちょうだい。ヒントはカスタムファンクション・IIのナンバー・9とINFOボタン。ぼくは、この機能を教えてもらったときは、びっくり仰天。あらためて1D Mark IIIの素晴らしさを実感しましたね。
 いや、もっとほかにもたくさんあるんだけど ―― 1D Mark IIIは“内緒のこと”がいっぱい隠されているカメラのようで興味津々 ―― 今日はこのへんで。

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