デュアルメディア対応スロット

フジフィルム・FinePix F40fd
 F40fdはxD-ピクチャーカードとSDカードのどちらかが使用できるスロットを搭載した機種であり、フジのカメラでは初めてのSDカード対応機種(たぶん)であります。フジとしては考えに考えた末のSDカード採用だったのでしょうね。その採用が決まるまでの顛末を漏れ聞くところによると笑いあり涙ありです。
 フジのコンパクトデジタルカメラは以前はスマートメディアを使っていました(オリンパスもそうだった)。ある日、それがxD-ピクチャーカードに替わった。xD-ピクチャーカードを採用したとき、フジもオリンパスも「安く作れるのがメリット、いずれ劇的に安くなる」と言っていたのだが、いっこうにその気配が見えず、そうこうしているうちにSDカードのほうがどんどんと安くなって、その上、多くのカメラメーカーがSDカードを使用するようになり、xD-ピクチャーカードがますます“劣勢”にたたされることになった。構造的にもxD-ピクチャーカードよりもSDカードのほうが優れた点もあって ―― そんなこと始めっからわかってたことなんだけどねえ ―― いまやSDカードこの世の春です。
 ぼくとしてはフジのSDカード採用は大賛成です(xD-ピクチャーカードは「止めない」と言ってますね、フジは、今のところですけど)。ユーザーとしては、現在市販されているメモリーカードのすべてが差別なく使えるカメラが理想ですから、デュアルスロットデュアルメディア対応カメラにしろワンスロットデュアルメディア対応カメラであろうがそうした機種がでてくることはうれしいことであります(とりあえず)。


 フジもオリンパスも(そして東芝も)、“プライド”もあったろうしお互いの“約束”もあっただろうしxD-ピクチャーカードの売り上げでそこそこの“儲け”もあったようで、そうそうカンタンにSDカード採用にはふみきれなかったようですね(xD-ピクチャーカードの売り上げで儲けようとし過ぎたためにいつまでたっても安くならないんだ、と事情通は言ってましたけど、ほんとかな)。結果的に、朋友フジが突然オリンパスを“裏切った”わけですが、それにもめげず(なんだか意地になっているようにも見えますけど)オリンパスはいまだにxD-ピクチャーカードにこだわり続け孤軍奮闘してます。ま、そのうちメモリーカードなんて使用しなくてもいい時代がすぐに来るでしょうから、それまで、オリンパス、もうちょっとのガマンですよ。
 F40fdのスロット(カードの差し込み口)は、xD-ピクチャーカード用とSDカード用の二つがあるわけではない。一つだけ。なので同時に二つを使用することはできません。このスロットの欠点は、従来の単機能スロットに比べてごくわずかですが“厚み”があることです。だから少しでも薄型のカメラを作ろうとするとスロットに足を引っぱられてしまいます。1mmでも薄いカメラを、と開発陣に要望する販売部門としては悩ましいところです。ところで、前モデルのF31fdとこの新型F40fdを比べると、デュアルメディア対応のスロットを内蔵しているというF40fdの魅力は大きいのですけど、カメラそのものとしてみたときF40fdに魅力をそれほど感じられません。新型スロットを採用するにあたって、今回、フジは精も根も尽き果てたという感じがしないでもないです。次機種に期待、ですね。

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