顔検出逆光補正とパーフェクトショットプレビュー

オリンパス・μ780
 μ780には注目すべき機能が三つある、と先日、言った。操作ボタンのイルミネーション、顔検出逆光補正、そしてパーフェクトショットプレビュー。イルミネーション機能についてはその内容を少し話をしたのだけど残りの二つは説明がめんどくさくなり途中で放棄。
 いや実は、顔検出逆光補正のそのメカニズムの詳細がイマイチわからなかったもんでオリンパスに確かめてみようと思っておったのだけど ―― たぶん、聞いても内緒だとかで教えてくれないだろうけど ―― さすがオリンパス、全社を挙げて先月末から豪華9連休になってまして連絡取れず。
 ま、そんなことはどーでもいいんだけど、顔検出逆光補正というのは、カンタンに言えば逆光で人物を撮影したときに少し暗く写ってしまう人物の部分だけを明るくして仕上げるという機能だ。ただ単に画面全体を明るくするのではない。ニコン(一眼やコンパクトカメラ)のD-ライティング、ソニー(α100)のDレンジオプティマイザー、カシオ(EXILIM V7)のダイナミックレンジの撮影機能と“ほぼ”同じ方式と考えていい。つまりいずれの機能もハイライト部のディテール描写を可能な限り保持したままシャドー部だけを明るくするものだ。シャドー部を明るくするために露出補正をすれば画面全体が明るくなり、したがってハイライト部はもっと白っぽくなる。そうならないのが、これらの機能の大きな特徴なのだ。ただμ780の場合、シャドー部の処理に少し強引なところがあってその部分の画質の“劣化”が目立ったことが気になった。


 似たような機能としてフジ(S5Pro)のD-RANGEやキヤノン(EOS-1D Mark III)の高輝度側・階調優先があるが、こちらはシャドー部側を調整するのではなくハイライト部のほうのダイナミックレンジを広げるというもので、根本的にちょっと違う。このへんのメカニズムをカンタンにわかりやすく説明する技術がぼくにはないので、ヒントだけは出しましたからもし興味のある人は自分で調べてちょうだい。いずれにしても、こうした階調描写を広げる撮影機能は今後、たとえば画素数がもっと多くなったり撮像素子に改良が加えられたりすればさらに発展し、必須の撮影機能となるでしょう。

 で、パーフェクトショットプレビューだけど、こちらは百聞は一見にしかずです。その画面を見てみればほほーっと感心すること請け合う(多々モンダイありですけど)。もしカメラ屋さんに行ってμ780があればぜひこの機能を試してどんなふうな画面が見られるのかを体験して欲しい。露出補正やホワイトバランスなどの違いをモニター画面を4分割してリアルタイムに比較表示してくれるのだ。ただし、どの撮影モードでもイッパツですいっと選べない、のがオリンパスらしい。モードダイヤルを「GUIDE」に合わせ、「1 撮影効果を比較して設定する」を選んでからOKボタンを押し、さらに比較する項目を選んでOKボタンを押さなくてはならない(十字キー右押しでもイイけど)。
 モンダイなのは ―― これはほんの一例だけど ―― 露出補正をして画面を明るくしたり暗くしたりを4画面で比較しながら選ぶモードがあるんだけれど、なぜかストロボが自動発光してしまう。オフにすることあたわず。これじゃあ、画面を明るくするも暗くするもあったもんじゃない。いったいナニ考えてるんだろうね、オリンパスの人たちは…。素晴らしい機能だと思うのだが、最後のツメが甘いですねえ。でも、オリンパスらしく“愛嬌”があってほほえましい、ですけど。

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