シグマ2本目の手ブレ補正レンズ

キヤノン・EOS 30D+シグマ・18?200mmF3.5?6.3 DC OS
 数年前に、シグマ初の手ブレ補正機構(OS、Optical Stabilizer)を内蔵させた「80?400mmF4.5?5.6」が発売された。しかし ―― OSのデキはともかくとして価格といい焦点距離といい“シグマらしくない”レンズだったなあ ―― その後、いっこうにアトが続かず新製品レンズ発表のたびにがっかりさせられておったのだけど、ようやく、2本目のOSレンズとしてこの18?200mmが出た。いわゆるAPS-Cサイズ相当のデジタル一眼専用レンズであります。
 というわけで、例の爆発的に売れまくっているニコンのVR 18?200mmF3.5?5.6 Gレンズのことを考えてしまう。ニコンのほうは、この手の高倍率ズームにしては描写性能がかなりよろしいこと、望遠側のF値が少し明るいことが特徴。実販価格は(たぶん、いまなら)9万円を少し下回るくらいか。いまでも、すぐに購入することができないほどの品薄であることがネックである。これに対してシグマのほうはといえば、F値も焦点距離もはOSなしの18?200mmと同じ。描写性能は、比べたわけじゃないのでナンとも言えないけれど、別に取り立てて不満のある写りではない。必要にして充分な描写力がある。それに、実販価格が約6万5千円ぐらいと、ニコンに比べると“相当に”安い。


 でもねえ、とハナシは少し横道にそれるけれど、ニコンと同じ焦点距離ズームで、F値も少し暗く、後発で、といったことを考えるとシグマにはもうちょっとがんばって欲しかったわけですよ。たとえば、広角側を少しワイドにするとか望遠側の焦点距離をのばすとか、ニコンとは違う高倍率手ブレ補正レンズだとアピールすべきだったんじゃないのかなあ。
 ま、それはそれとして、ニコンユーザーとしては比較対象のレンズがあってあれこれ悩ましいところだが、いっぽうキヤノンユーザーにとっては、こうした小型軽量の高倍率ズームレンズでなおかつ手ブレ補正機構内蔵といったズームレンズがないので、このレンズには大いに魅力を感じる。同じシグマ製の手ブレ補正機構なしの18?200mmF3.5?6.3 DCと比べると(実販レベルで1万5千円ほど安いようだ)、レンズサイズはふたまわりほど大きくなって少し重くもなっている。もちろん、手ブレ補正のための補正光学系が入っているので、レンズ構成などはぜんぜん違ってくるのだからこれはしょうがない。18mmの広角端で少し樽型に歪むけれど、そこからほんのわずかに望遠側にズームするだけですーっと歪みは消える。ボケ味はナチュラルで柔らか。固くてとんがった印象はない。

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