深刻なほどの品薄レンズ

ペンタックス・K100D Super+DA★50?135mmF2.8 SDM
 2本のDA★レンズともそうなのだが、発売が予定よりかなり遅れたうえに、ようやく発売されたと思えばバックオーダーに対応するだけで精一杯で、いま注文したって手にはいるのはいつになるのやら、といった人気沸騰のペンタックスレンズなのだ。とくに16?50mmF2.8のほうが入手困難なようで、この50?135mmF2.8のほうは“まだマシ”だという。それでも、いま注文したってカルく1?2ヶ月は待たなければならんのじゃないかな。すごいなあ、ペンタックスひさびさの大もうけじゃないか…なんて考えるのはドシロート。「売り惜しみ」なんてあほなことは、いまのペンタックスのことを考えればあり得ない。そんな甘いもんじゃない。
 品薄の原因は、ひとつは、ペンタックスが当初予想していた数を“遙かに”越える数の予約注文がはいったこと。でも、大量に注文が入ったからといって生産体制や部品の供給数をすぐに変更するなんてことは不可能。


 ふたつめの品薄原因は、目標値にあわせた高性能なレンズに仕上げるのがめちゃくちゃ難しい、らしい(推測)こと。高性能レンズを効率的に安定的に作るには、組み立て時の精度チェックをキチンとするための高度な機器の開発も非常に重要で、どうもそのへんの遅れが原因なんではなかろうかと思う(こうした検査機器こそノウハウのカタマリでどこの製造現場でも秘中の秘)。
 むろん、高性能なレンズを組み立てるには技術者の技量も大事だけれど、もともとどのメーカーも、多くのカメラやレンズの製造はムカシのように「技術者のウデに頼る」といった設計をハナっからしなくなっている。極端なことを言えば誰が組み立てたって、常に安定した精度の高い製品に仕上がるように設計システムが考えられている。だからこそ、中国や東南アジアに工場で技術的に未熟な若い女性ワーカーたちに精度の良いカメラやレンズを作ってもらえるのだ。でないと、あれだけの高性能なカメラやレンズが、あんなにも低価格で手にはいるわけがない。(いっぽうでキヤノンやシグマなどはかたくなに国内生産を続けているけれどその理由はもう少し複雑で深い)。
 ま、それはともかくとして、DA★50?135mmF2.8ズームは描写もボケ味も素直だし、ズーミングしてもピント合わせしてもレンズバランスがまったく変わらず操作性もじつに良いレンズでした。

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