シャドー・アジャストメント・テクノロジー

オリンパス・E-3 + ZUIKO DIGITAL 50?200mmF2.8?3.5 SWD
 またE-3の話。同じことを言うけれど、それにしてもいいカメラだと思う。良くできたカメラだ。買おうとしている人は(たぶん)買って後悔はしないと思うね(その時は、できたら良いレンズと一緒に、ね)。
 いや、“いいカメラ、良くできたカメラ”というとちょっと誤解があるといけないので言っておくけれど、決して100点満点のカメラではない。小さいけれど欠点はそこそこある。80点ぐらいかもしれない。ニコンのD300やキヤノンのEOS 40Dなとと比べると、はっきり言うけれど完成度の高いカメラとは言い難い。しかし、目から鼻に抜けるようなスキのないカメラって、むろんそれはそれで素晴らしいんだけど、面白味がないよね使ってて。完璧に失敗なく写すには「業務用カメラ」が向いている。でも、ぼくの場合で言えば仕事以外で使うカメラは、操作にちょっと難渋したり、ときどきお茶目な写りをしたり、逆に予想外に良く写ることもあったりするような、どきどきするカメラのほうが使ってて愉しいと思う。 ―― そこで、E-3は“良くできたカメラ”ではなくて“愉しいカメラ”であると訂正しておきたい。


 ところで、このE-3については、あれやこれやの話題のタネが尽きないので困る。チクソモールドマグネシュウム合金ボディのこと、手ブレ補正のこと、AFのこと、レンズのこと、オートホワイトバランスのこと、多機能のこと、フォーサーズシステムのこと、などなどや、2軸式可動液晶モニターのこと(これ良くないなあ)、ダストリダクションシステムのこと(やっぱり素晴らしい)、ファインダー光学系のこと(よくがんばった)、メニュー画面のGUIのこと(あいかわらずだ)、正式発表前に詳細なスペックや予定を堂々と漏らしてしまったこと(あはははは)、などなど話のタネはいっぱいある。
 そこで1つだけ、注目の機能について。シャドー・アジャストメント・テクノロジー。これについても説明し始めればきりがなくなるのでカンタンにする。このテクノロジーを利用した機能が「階調」モードの中の「オート」である。ついつい見落としてしまうようなメニューの奥底に“隠して”ある。なぜか、オリンパスはこの機能について積極的にアッピールしようとしない。でも使ってみるとこれがよろしいのだ。ぼくはE-3を使っていて、ずっと「オート」に切り替えたまま(ディフォルトは「標準」)撮影を続けていた。被写体によっては少しフラットになることがあるが、しかしダイナミックレンジがぐんと広がる。ただし、残念だったのは「オート」のモードしかないことで、たとえばマニュアルで「弱・中・強」ぐらいの選択ができれば良かったのになあ…。

佐世保の九十九島。このあと長崎に。