ファインシャープネス、こりゃあイイぞ

ペンタックス・K20D+DA★200mmF2.8 ED SDM
 K20DとK200Dの両機種に新しく搭載されているファインシャープネス機能は素晴らしい機能なんだけど、これを設定するのがタイヘンに難しい。いや、設定方法が難しいというのではなく、ファインシャープネスそのものを「どこ」で設定すればよろしいかの、場所探し、が難しいのだ。もし使用説明書を一読もせずに、「10分以内に」ファインシャープネス機能をささっと見つけ出し、設定できたら明日からすぐにペンタックスの優秀な営業マンになれるだろう。ペンタックスデジタル一眼マイスター。

 ファインシャープネスはカスタムイメージモードの奥底に“隠して”ある。まるで隠し機能のようだ。カスタムイメージモードはちょうどキヤノンのピクチャースタイル、ニコンのピクチャーコントロールと同じよなものと考えればよい。ペンタックスにもようやく採用されたわけだ ―― ぼくは待ちに待っておった ―― 。「鮮やか」や「ナチュラル」のほか「人物」、「風景」、そして「雅(MIYABI)」なんて、たおやかな印象のモードなどもあって計6種類がプリセットされている。それぞれのモードでは彩度や色相、コントラスト、そしてシャープネスなどのパラメーターを調整し、それを「登録」しておくこともできる。
 で、パラメーター設定のいちばん“下”にシャープネスの設定バーがあるわけだが、そこにカーソルをあわせてからコマンドダイヤル(後ダイヤル)をクリック。すると、シャープネスがファインシャープネスのバーに切り替わる。
 と、まあ、そーゆーわけだが、実際にK20DやK200Dを手にしてソレをやってみないことには相当にわかりにくいと思う…。


 たとえば、ファインシャープネスをプラスにして(プラスマイナス4段まで設定可能)撮影した画像と、ディフォルトのシャープネスを同じくプラスにして写した画像を比べてみると、文句なしにファインシャープネスの画像のほうがいい。シャープネスのプラス画像はエッジ部がガリガリした描写で下品。それに対してファインシャープネスの同じプラス画像はエッジ部が滑らかでそれでいて切れ味があって上品な描写なのだ。
 なぜ、このファンシャープネスのほうを「ディフォルト」にしておかなかったのだろう。なぜ、隠し機能のようにこっそりと入れておいたんだろうか。そのへんの、ペンタックスの考えていることが(いつものことだけど)よくわからん。いくつかのシーンでシャープネスとファインシャープネスの撮り比べてみたけれど、ファインシャープネスの画像のほうが断然良い。ディフォルト設定になっているシャープネスのパラメータなど、必要ないじゃないか、と思うほどで、逆にファインシャープネスを選んで撮ることのデメリットがぼくにはわからなかった。
 というわけで、K20DとK200Dのぼくの「標準設定」は、すべてのカスタムイメージモードでシャープネスをファインシャープネスに切り替えることにした。そして、もうひとつはの変更はダイナミックレンジ拡張を、ほぼ常時、ONにしておくこと。なお、ファインシャープネスもダイナミックレンジ拡大の機能も、RAWで撮っておいてあとで処理、なんてことができないのでその点、ご注意を。