モーションキャッチテクノロジー

キヤノン・IXY DIGITAL 20 IS
 東京ビッグサイトで19日から始まったPIE(フォトイメージングエキスポ)は本日(22日)で最終日。三日間を通していちばん目立ったのはオリンパスのブースだった。水着姿の女性がカメラを持って舞台に元気よく出てくるのだけど、その姿を写そうとする人たちで押すな押すなの大盛況。その様子を見て「ふんっ」なんて不快な顔をしている人もいたけれど、ぼくは、べつにイイじゃないかと思う(カメラを向けようとはぼくは思わんけど、それはそれ)。ビキニ姿のおねーちゃんを写すのに“我を忘れて”押し合いへし合いしながら、そしてようやくお気に入りのワンカットが写せれば、それでイイじゃないか。見てると、皆んな愉しそうに写真を写してるんだもんね。写真て、そーゆーもんですよ。エラそうなことをいったところでですよ、つきつめれば、難しい顔をして難解そうな写真を撮っていてもですよ、結局、似たようなもんです。

 というわけでハナシが変わって、他のメーカーでもすでに似たような機能を持ったカメラがあるかもしれないけれど、この春に発表になったキヤノンの手ブレ補正内蔵のコンパクトカメラには「モーションキャッチテクノロジー」という新しい機能が搭載されている。「高感度オート」のモードを選べば“自動的に”このテクノロジーが働く。その機能を単独でにON/OFFはできない。
 カンタンに言うと、被写体の動きや手ブレの具合をカメラが検知して、被写体が「動いている」と判断したときは被写体ブレを防ぐ目的で高ISO感度が優先される。逆に、被写体が「静止している」と判断したときは、手ブレ補正(IS)を優先的に効かせてISO感度はそこそこにとどめておきノイズの少ない画像が得られるようにするというのがそのテクノロジー。


 どんなふうにして被写体の「動き」を検知しているかというと、(1) 明るさ情報 ―― AE機能を活用することで画面内で被写体が動くと露出値が変化を検知して動きを判断する、(2) 顔情報 ―― 顔認識を使って人物の動きを判断する、(3) フレーム間情報 ―― 時間ごとの画面フレームの変化を検知して被写体の動きを判断する、そして(4) カメラブレ情報 ―― ISのジャイロセンサーでカメラのブレ具合を判断する、この4つの情報を総合的に“インテリジェント”に分析してモーションキャッチテクノロジーが働くのだ。
 ちなみに、20 ISには「高感度オート(Hi)」と「ISOオート」の2つのISOオートモードがあって、高感度オートにすると最高ISO800までアップするがISOオートはISO200までにとどめている。で、残念なことに「高感度オート」のモードを選んだ場合のみナントカかんとかテクノロジーが働き、「ISOオート」ではそのテクノロジーは働かないという。なぜISOオートの時にもこのテクノロジーが働くようにしなかったんだろうか、せっかくなのにもったいない。