GR-Dのテレコン

リコー・GR DIGITAL II+テレコン(GT-1)
 GR-D/D2用のワイコン(21mm相当の画角)はすでに発売されているけれど、先日、同じくGR-D/D2用として1.43倍のテレコンが発売された。ワイコンもそうだけどこのテレコンを使おうとすると、テレコン本体(GT-1)とは別にフード&アダプター(GA-1)を手に入れなければならない。つまり、アダプターにテレコン(またはワイコン)を取り付けて、それをGR-D/D2にセットするというわけだ。テレコンをセットすると内蔵28mm相当のレンズ画角が約40mm相当となる。このテのテレコンというとドデカイものになりがちだが、それらと比べるとGR-D/D2用のそれは相当に小さい。とはいえ、しかしそれでもワイコンの2倍近い大きさはある(GR-D/D2の専用ワイコンが小さくて高性能でデキがよすぎたのだけど)。


 テレコンをセットしたときの写り具合は、内蔵28mmレンズに最適化させて専用設計しただけあって“まずまず”の描写。いや、まずまず、といったのは少々ワケありでありまして、特定の条件でゴーストが出る欠点がある。半逆光ぎみのライティングのとき画面端に、ふわーっ、と出てくることがあってそれがしっかりと写る。ちょっとした光(のライティング)の加減でゴーストが顔を出す。そのゴーストを避けるにはよほど大きなレンズフードが必要となりそうで、そうなると小型軽量を旨とするGR-D/D2とは相容れない。だから、カメラアングルを少しズラしてゴーストが出ないように工夫してやらなくてはならない。
 しかし、そのゴーストがやや出やすいことだけが唯一の欠点で、基本的な描写性能についてはすこぶる良い。とくにディストーションの少なさは驚くべきで、横位置構図にしたとき上下端で ―― 眼を皿のようにして見れば ―― “ごくごく、ほんのわずか”糸巻き型に歪むぐらい。左右端の歪みはほとんどゼロに等しい。さらに画面周辺部まで実にシャープな写りをする。
 というわけで、28mm広角レンズに飽きたときに、このテレコンをセットして撮影をしているんだけど、ついつい、せっかくのテレコンを外して、28mmでスナップしてしまうことも多く、でも、ま、それはせせこましく狭い都会のなかで思ったようなフレーミングをしようとすると、それもしょうがないのかな。