フルモデルチェンジ、だそうです

ニコン・D60+AF-S DX VR 55?200mmF4?5.6G
 ニコンのエントリークラスの一眼レフとして、昨年、約600万画素のD40、約1000万画素のD40xの“揃い踏み”で話題を呼んだのだけれど、D40xだけが早々にモデルチェンジされてD60となった。発売されたのが昨年の3月だったから、D40xはたった1年の“イノチ”だったわけで、いっぽうのD40はまだ生きながらえている。D40xのユーザーとしてはいささか複雑な気持ちにならざるを得ない。
 「D60はD40xのマイナーチェンジですね…」と言ったら、ニコンの人から「フルモデルチェンジですよ、間違えないでくださいねッ」とちょっぴりキツい調子で(しかし顔は笑ってた)訂正させられた。カメラ内部の機構の大幅変更などもあるから“フルモデルチェンジだぞ”と言われれば確かにそうだろう。しかし外観などを見るとほとんど変わってないからなあ。


 D40xからのいちばんの大きな変更点は、D60でゴミ取りの機構が搭載されたこと。撮像素子(CCD)の前にあるローパスフィルターを震わせてゴミをふるい落とす方式と(D300と基本的には同じ方法)、ボディ内部に「空気流制御穴」を設けてゴミが撮像面に付着しにくいようにしたこと。「空気流制御穴」はミラーボックスの底部の一部分に爪楊枝かナニかで無造作に突いて開けたかのような“穴”のことをいう。メインミラーがぱたんぱたんと上下するときに起こる空気の流れが、この小さな穴が作用することで撮像面に当たらないようにしているんだそうだ。なんだか、こどもダマしのような仕掛けに感じなくもないけれど、ニコンの担当者によると「これは効きますよっ」とのことでありました(その効果のほどを確かめようもないのでぼくはずーっと半信半疑だけれど)。
 もう1つ2つ3つほどのD60での変更点は、アクティブD-ライティングの機能が搭載されたこと(オートとOFFの切り替えだけ)、画像編集メニューが少し変更になりその中にカメラ内RAW現像機能と、画像を数カットつないで動画ふうに仕上げるストップモーション作成機能などが加わったこと。このほうかにもあれこれ細かな変更点はあるのだろうけれどカメラとしての基本性能はほとんど変わりない。
 そうそう、言い忘れていたけれどD40xと同じ撮像素子を使っているはずだけどD60の画質は“相当に”良くなっていました。高ISO感度の画質もイイし、シャドー部の階調描写力も良くなっていましたね。