高ISO感度の画質はとくにイイです

ニコン・D60+AF-S DX VR 55?200mmF4?5.6G
 D3、D300の発売から少し遅れてこのD60が発売。D3とD300には画像仕上げモードとして新しく「ピクチャーコントロール」が搭載されて、今までのニコンの一眼レフの大きな悩みどころのひとつであった“機種ごとに画づくりが違う”ということがなくなる、はずだったのだが、しかし新型D60にはそのピクチャーコントロールのモードが搭載されていない。いっぽうのキヤノンではEOS-1Ds Mark IIIからEOS Kiss X2まですべてのEOSシリーズにピクチャースタイルが搭載されている、のにだ。
 「どうしてですか、なぜD60にピクチャーコントロールの機能を入れなかったんですか」とニコンに聞いたんだけれども、なんだか奥歯に物の挟まったような、いまひとつシャキッとした返事がもらえない。なにかワケありのような気がしないでもない。


 画質が良い、ということは昨日も少し話をした。たまたま手元にあったD40xと比べてみたのだが、ISO100?ISO200程度の低ISO感度ではほとんど“差”はなかった。ところが、ISO800以上の高ISO感度になるとノイズの目立ち具合や、とくにシャドー部側の階調描写力、そしてハイライト側のヌケの良さがだいぶ違ってくる。ノイズの目立ち具合だけを比べてみれば、ISO感度相当で約2/3EVステップほどの“差”を感じた。むろんD60のほうが良い。さらに、キヤノンのEOS Kiss X2(β版の機種)と同じように、ざっと大雑把に比べてみたところD60の画質のほうがいい結果が見られた ―― だからといってKiss X2が「負けだ」といった短絡的な判断は避けてほしい。
 D60にもアクティブD-ライティングが搭載されたことは、ぼくとしては大評価。オートとオフの切り替えだけで、D3やD300のように手動で強弱を設定することはできない。このクラスの機種のことを考えればオートとオフの切り替えで充分だと思う。ただ一つ、D60のアクティブD-ライティングを使って「おやっ」と感じたのは、撮影後に画像が液晶モニターに表示されるのが大変に遅くなることだ。オフにして撮影すると“すっ”と表示されるのにオートにしておくと“のーんびり”としばらく待たないと画像が出てこない。まるで日光焼き付け写真のできあがりを待っているようなそんな気分になる(やや大袈裟です、5?6秒待つだけでよろしい)。